佐久間中継局(さくまちゅうけいきょく)は、静岡県浜松市天竜区に置かれているテレビラジオ放送の中継局

所在地

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現在

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  • 佐久間テレビ・FM中継局: 浜松市天竜区佐久間町佐久間(羽ヶ庄)[1][2][3]
  • SBS佐久間ラジオ中継局:浜松市天竜区佐久間町川合831番1号

過去

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中継局概要

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デジタルテレビ放送

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リモコン
番号
放送局 チャンネル
番号
空中線
電力
ERP 偏波面 放送対象地域 放送区域
内世帯数
運用開始日
1 NHK静岡
総合
20 3W 11.5W 水平偏波[1] 静岡県 約1,700世帯 2008年11月4日[1]
2 NHK静岡
教育
13 全国
4 SDT
静岡第一テレビ
25 10.5W 静岡県
5 SATV
静岡朝日テレビ
23
6 SBS
静岡放送
21
8 SUT
テレビ静岡
22

放送区域

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  • 浜松市天竜区の一部[3](旧・佐久間町域)

歴史

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AMラジオ放送

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送信設備

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周波数
(kHz)
放送局名 空中線
電力
放送対象地域 放送区域
内世帯数
運用開始日
1404 SBS
静岡放送
100W 静岡県 約1,482世帯 1998年4月1日[4]
  • 放送区域は、浜松市天竜区の旧・佐久間町域。

FMラジオ放送

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周波数
MHz
放送局名 空中線
電力
ERP 偏波面 放送対象地域 放送区域
内世帯数
運用開始日
84.8 NHK静岡
FM
10W 28W 水平偏波 静岡県 約-世帯 1969年12月19日[5]
  • 放送区域は、浜松市天竜区の一部(旧・佐久間町域)。

廃止された中継局

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アナログテレビ放送

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チャンネル
番号
放送局名 空中線
電力
ERP 偏波面 放送対象地域 放送区域
内世帯数
運用開始日
18[注 1] NHK静岡
教育
映像30W/
音声7.5W
映像145W/
音声36W
水平偏波 全国 約-世帯 1964年10月1日[6]
32 SUT
テレビ静岡
映像120W/
音声31W
静岡県 1981年9月30日[7]
35 SDT
静岡第一テレビ
映像130W/
音声32W
1982年4月23日[8]
49[注 2] NHK静岡
総合
映像125W/
音声31W
1964年10月1日[6][9]
51[注 3] SBS
静岡放送
53 SATV
静岡朝日テレビ
映像125W/
音声33W
1982年4月23日[11]
  • 全局2011年7月24日の正午をもって放送終了し、デジタルテレビ放送に完全移行した。

NHK佐久間ラジオ中継局

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送信設備

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周波数
kHz
放送局名 空中線
電力
放送対象地域 放送区域
内世帯数
運用開始日 廃局日
1341 NHK静岡
第1
100W 静岡県 約-世帯 1964年2月1日[12]
(1957年11月8日[13]
2024年9月30日
  • 括弧内は実用化試験局としての運用開始日。

補足

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  • 1957年に電源開発佐久間発電所の送電線を用いた「送電線放送」の実験局として開設した[14][15]。開設の目的は超高圧送電線から発生するコロナ放電による受信障害の防止にあった[14]。その後、1963年12月に郵政省が送電線放送局の免許方針を決めたため、NHKは送電線放送局への申請を行い、1964年2月1日より本放送の運用を開始した[16]。なお、実験局時代は「JO3AB」の呼出符号があった[13]
  • そのため、当該送電線が通る浜松市天竜区の国道152号線・佐久間川沿い及び愛知県北設楽郡東栄町市街・設楽町北部・豊田市の一部(小田木町周辺)もカバーしている。また、当送電線の延長線にある、東京都町田市の電源開発株式会社西東京変電所の近辺でも受信可能[17]
  • 2024年4月、NHKは電源開発による送電線の建て替えにより、電気的雑音の解消が見込めることや他の放送局からのラジオ第1放送受信による代替聴取が可能であることから、同年9月30日付けで廃局された。[18]

脚注

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注釈

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  1. ^ 開局時は2チャンネル[6]
  2. ^ 開局時は10チャンネル[6]
  3. ^ 開局時は12チャンネル[10]

出典

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  1. ^ a b c d 東海地区の開局状況(静岡県)”. 総務省、東海総合通信局. 2018年5月10日閲覧。
  2. ^ 地上波デジタルテレビチャンネル一覧(静岡県)(NHK静岡放送局)
  3. ^ a b 地上デジタルテレビジョン放送局「佐久間中継局」の予備免許(報道資料2008年9月26日)(総務省東海総合通信局)
  4. ^ 静岡放送50年史編纂委員会/編『静岡放送50年史』静岡放送、2002年、132-133頁。 
  5. ^ 日本放送協会総合放送文化研究所 放送史編修室 編『NHK年鑑'70日本放送出版協会、1970年9月20日、317頁。NDLJP:2525970/195https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2525970 
  6. ^ a b c d 日本放送協会 編『NHK年鑑'65日本放送出版協会、1965年10月25日、234頁。NDLJP:2474362/158https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2474362 
  7. ^ テレビ静岡社史編纂委員会/編『テレビ静岡二十年の歩み』テレビ静岡、1988年、303頁。 
  8. ^ 静岡第一テレビ社史編纂室 編纂『静岡第一テレビ十年史』静岡第一テレビ、1991年、279頁。 
  9. ^ 静岡放送50年史編纂委員会/編『静岡放送50年史』静岡放送、2002年、256頁。 
  10. ^ 日本民間放送連盟 編『日本放送年鑑'66』旺文社、1966年、696頁。 
  11. ^ 二十年史編集事務局 編『明日へ翔ぶ : 静岡朝日テレビ二十年史』静岡朝日テレビ、1998年、328頁。 
  12. ^ 日本放送協会 編『NHK年鑑'64日本放送出版協会、1964年10月15日、54頁。NDLJP:2474361/37https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2474361 
  13. ^ a b 日本放送協会 編『NHK年鑑'63日本放送出版協会、1963年10月10日、388頁。NDLJP:2474360/235https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2474360 
  14. ^ a b 日本放送協会 編『NHK年鑑1959日本放送出版協会、1958年12月1日、236頁。NDLJP:2474355/196https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2474355 
  15. ^ 日本放送協会 編『NHK年鑑1959日本放送出版協会、1958年12月1日、310頁。NDLJP:2474355/233https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2474355 
  16. ^ 日本放送協会 編『NHK年鑑'64日本放送出版協会、1964年10月15日、191頁。NDLJP:2474361/117https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2474361 
  17. ^ 変電所近くで遠方のラジオ局の放送が聞こえる?・・送電線放送(受信サービス株式会社/internet archiveより)
  18. ^ 日本放送協会 理事会議事録(2024年4月9日開催分)”. 日本放送協会. p. 3 (2024年4月26日). 2024年4月30日閲覧。