伊勢崎駅

群馬県伊勢崎市にある東日本旅客鉄道・東武鉄道の駅

伊勢崎駅(いせさきえき)は、群馬県伊勢崎市曲輪町にある東日本旅客鉄道(JR東日本)・東武鉄道である[1]

伊勢崎駅
南口(2022年12月)
いせさき
Isesaki
地図
所在地 群馬県伊勢崎市曲輪町[1]
北緯36度19分36.05秒 東経139度11分37.77秒 / 北緯36.3266806度 東経139.1938250度 / 36.3266806; 139.1938250座標: 北緯36度19分36.05秒 東経139度11分37.77秒 / 北緯36.3266806度 東経139.1938250度 / 36.3266806; 139.1938250
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本・駅詳細
東武鉄道駅詳細
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北口(2021年11月)

JR東日本の両毛線、東武鉄道の伊勢崎線が乗り入れており、伊勢崎線は当駅が終点である。

歴史

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旧駅舎(2007年5月)

駅構造

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伊勢崎駅周辺連続立体工事により、JR部分は2010年5月に[14]高架新駅舎の供用を開始した[16]。 この両毛線の高架駅への切り替えに伴い、北口と南口を結ぶ自由通路も設置された[14]

東武部分はJR側と一体的に整備され、2013年10月に高架新駅舎の供用を開始した[16]

高架駅の供用開始後、南口には中央に駅構内の自由通路と繋がる歩行者通路を配置し、その東側部分にバスやタクシー用のロータリー、西側に自家用車など一般車両向けのロータリーを分けて整備する事業が進められている[19]

JR寄りである北口は駅前広場の整備を残している。

改札の運営

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2010年(平成22年)3月12日まではJR東日本が両社線の出改札業務を行っていた。JR東日本仕様の自動改札機指定席券売機とJR東日本が営業するみどりの窓口が設置されており、東武線については、乗車券と「りょうもう」の特急券のみの発券となっていた。

同日までは同一の改札で、中間改札はなかったが、2007年(平成19年)3月18日のPASMOの運用開始時からSuicaとPASMOの相互利用開始に伴い、JR線 - 東武線連絡用の簡易ICカード改札機が設置され、ICカードで乗車している旅客は同簡易改札機にタッチする必要があった。

SuicaやPASMOで連絡用の簡易ICカード改札機にタッチせずにJR線 - 東武線間を乗り換えると、異なる経路(主に北千住経由)の運賃が引き落とされていた。また、本駅から東武線のみを利用する場合は、改札口と乗り換え専用簡易ICカード改札機の2か所でタッチする必要があった。

2010年(平成22年)3月13日から、東武専用の仮駅舎開設に伴い改札は分離され、自社による発券業務が行われるようになった。旧駅舎正面には「東武鉄道」の標示がなく、駅構内に入らないとなかった。ただし、東武部分には東武社員が配置されていた。

2013年(平成23年)10月19日に東武部分の高架下駅舎が完成した[16]。新駅舎ではJRとの連絡改札口などは特になく、一度改札外に出て乗継となる[20]

JR東日本

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JR 伊勢崎駅
 
改札口(2022年12月)
いせさき
Isesaki
国定 (5.8 km)
(5.8 km) 駒形
所在地 群馬県伊勢崎市曲輪町3-1
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 両毛線
キロ程 69.1 km(小山起点)
電報略号 セサ
駅構造 高架駅[14]
ホーム 2面3線[1]
乗車人員
-統計年度-
5,495人/日(降車客含まず)
-2023年-
開業年月日 1889年明治22年)11月20日[4]
備考 業務委託駅
話せる指定席券売機設置駅[18][21]
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JR東日本ステーションサービスが業務を受託する業務委託駅前橋駅管理)で、島式ホーム2面3線を持つ列車交換可能な高架駅である[注釈 1]。2018年3月10日からは、早朝時間帯は遠隔対応のため改札係員は不在となり、一部の自動券売機のみ稼働している。2010年(平成22年)5月30日に[4]高架ホームの使用が開始された[16]

高架化された際に1階が改札で2階にホームが設置される形になり、エスカレーター4基とエレベーター2基を設置した[14]

2番線と3番線は中線として、ホームを共用している。当駅で折り返す列車は中線を使用し、3番線を降車ホーム、2番線を乗車ホームとする乗降分離が行われる。

のりば

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番線 路線 方向 行先 備考
1 両毛線 上り 高崎方面[22]  
2 線路を共用。当駅始発の上りと下りの一部列車のみが発着
3 下り 小山方面[22]
4  

(出典:JR東日本:駅構内図

東武鉄道

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東武 伊勢崎駅
 
改札口(2022年12月)
いせさき
Isesaki
TI 24 新伊勢崎 (1.2 km)
所在地 群馬県伊勢崎市曲輪町3-1[23]
駅番号 TI25
所属事業者 東武鉄道
所属路線 伊勢崎線
キロ程 114.5 km(浅草起点)
電報略号 セサ
駅構造 高架駅[16]
ホーム 1面2線[24]
乗降人員
-統計年度-
6,390人/日
-2023年-
開業年月日 1910年明治43年)7月13日[4][6]
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2013年(平成23年)10月19日に東武部分も高架駅になり[16]島式ホーム1面2線を有する終端駅[24]である。東武鉄道全駅中、最も西に位置する[注釈 2]。駅番号はTI 25[23]

のりば

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番線 路線 行先
1   伊勢崎線 浅草方面
2
  • 地平駅時代の2010年3月12日まではJRと同一改札だったため、JRからの連番で4・5番線となっていた。
  • ホーム長は約7両分ある。これは夜間滞留時に3両編成の車両を直列に2編成留置するためである。入線するのはりょうもう号の6両編成が最長である。伊勢崎線太田駅 - 当駅間は普通列車の浅草直通時代の6両編成まで各駅対応している。
  • 現在の信号開通音は亜麻色の髪の乙女が使用されている。高架前は山の音楽家が使用されていた。

連続立体交差化

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2000年(平成12年)度に着手し[14][19]、JR両毛線 (約2.5km) と東武伊勢崎線 (約2.2km) の連続立体交差化(高架化)された[19]

事業主体は群馬県・伊勢崎市・東日本旅客鉄道・東武鉄道の4者で[14]、道路渋滞や市街地の分断の解消を目指してJR両毛線7か所と東武鉄道伊勢崎線13か所の合計20か所の踏切が廃止された[19]

2010年(平成22年)5月30日に[14]両毛線が先行して高架化され[16]、東武伊勢崎線は2010年(平成21年)に着工して[16]2013年(平成23年)10月19日に高架駅が供用開始となった[16][19]

なお、両毛線が高架駅に切り替わる際に南北の駅前広場を連絡する自由通路も設置されることになった[14]

駅周辺の土地区画整理事業も並行して行われ、駅につながる道路や駅前広場の整備に加えて、駅前広場に隣接地を含む周辺への商業施設や事務所機能の誘導が進められた[19]

当初は東武伊勢崎線の車両を留置する有効長230 m(約10両分)の引き上げ線を着発線西側に設置する予定があったが設置しないことになった[25]

利用状況

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JR東日本

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2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員5,495人である[JR 1]

2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。

年度別1日平均乗車人員
年度 1日平均
乗車人員
出典
2000年(平成12年) 5,144 [JR 2]
2001年(平成13年) 4,966 [JR 3]
2002年(平成14年) 4,844 [JR 4]
2003年(平成15年) 4,929 [JR 5]
2004年(平成16年) 4,923 [JR 6]
2005年(平成17年) 4,833 [JR 7]
2006年(平成18年) 4,792 [JR 8]
2007年(平成19年) 4,793 [JR 9]
2008年(平成20年) 4,931 [JR 10]
2009年(平成21年) 4,909 [JR 11]
2010年(平成22年) 5,118 [JR 12]
2011年(平成23年) 5,193 [JR 13]
2012年(平成24年) 5,406 [JR 14]
2013年(平成25年) 5,608 [JR 15]
2014年(平成26年) 5,595 [JR 16]
2015年(平成27年) 5,808 [JR 17]
2016年(平成28年) 5,825 [JR 18]
2017年(平成29年) 5,987 [JR 19]
2018年(平成30年) 6,121 [JR 20]
2019年(令和元年) 6,058 [JR 21]
2020年(令和02年) 4,418 [JR 22]
2021年(令和03年) 4,920 [JR 23]
2022年(令和04年) 5,296 [JR 24]
2023年(令和05年) 5,495 [JR 1]

東武鉄道

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2023年度(令和5年度)の1日平均乗降人員6,390人である[東武 1]

2006年度(平成18年度)以降の推移は以下のとおりである。

年度別1日平均乗降人員[26][東武 2]
年度 1日平均
乗降人員
出典
2006年(平成18年) 5,333 [東武 3]
2007年(平成19年) 5,337 [東武 4]
2008年(平成20年) 5,444 [東武 5]
2009年(平成21年) 5,372 [東武 6]
2010年(平成22年) 5,607 [東武 7]
2011年(平成23年) 5,690 [東武 8]
2012年(平成24年) 5,998 [東武 9]
2013年(平成25年) 6,206 [東武 10]
2014年(平成26年) 6,115 [東武 11]
2015年(平成27年) 6,367 [東武 12]
2016年(平成28年) 6,561 [東武 13]
2017年(平成29年) 6,738 [東武 14]
2018年(平成30年) 7,003 [東武 15]
2019年(令和元年) 6,923 [東武 16]
2020年(令和02年) 5,038 [東武 17]
2021年(令和03年) 5,612 [東武 18]
2022年(令和04年) 6,047 [東武 19]
2023年(令和05年) 6,390 [東武 1]

駅周辺

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本駅は古くからの市街地の北端にある。市街地中央部には東武伊勢崎線の新伊勢崎駅がある。

伊勢崎市は幹線道路沿いに大規模な商業施設が立地し、旧来の中心市街地が衰退するという日本の地方都市に多く見られる状況下にある。

ただし、2008年(平成20年)4月1日より伊勢崎市コミュニティバスの再編整備が行われ、8系統以外の全便が本駅発着(新伊勢崎駅からの発着はなし)となったため、既存の路線バスと合わせ、本駅が市内における交通上の中心となっている。

バス路線

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南口にて、以下の路線バスや高速バスが発着する。

乗り場 運行会社 系統・行先 備考
1番線 群馬中央バス 県立女子大学 土曜・休日・年末年始は運休
スマーク伊勢崎
2番線 十王自動車 本庄駅北口
東京福祉大学 平日朝1本のみ
3番線
(高速バス)
JRバス関東・群馬中央バス 練馬駅中野坂上バスタ新宿(新宿駅新南口)東京駅
日本中央バス シルクライナー:大阪なんばOCAT
仙台ライナー仙台駅東口
桐生・前橋 - 羽田空港線羽田空港
4番線 (未使用)
5番線 伊勢崎市コミュニティバス「あおぞら[27]
(十王自動車に委託)
1 赤堀シャトルカリビアンビーチ/市民病院北
2 あずまシャトル:あずま支所/市民病院北
3 東西シャトル新田暁高校/市民病院北
4 境シャトル:境社会福祉センター/市民病院北
5 南部シャトル:長沼会館
6 伊勢崎駅北巡回7 伊勢崎駅南巡回:伊勢崎駅南口
9 波志江・赤堀・あずま連絡国定駅南口
6番線 伊勢崎オート送迎バス

隣の駅

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東日本旅客鉄道(JR東日本)
両毛線
国定駅 - *東伊勢崎駅 - 伊勢崎駅 - *下増田駅 - 駒形駅
*打消線は廃駅
東武鉄道
  伊勢崎線
普通
新伊勢崎駅 (TI 24) - 伊勢崎駅 (TI 25)

脚注

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記事本文

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注釈

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  1. ^ JR東日本アプリにて駅構内図を確認(2016年2月1日閲覧)
  2. ^ 東上本線の最西端である寄居駅の経度は、東経139度11分40.22秒。

出典

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  1. ^ a b c 『週刊 JR全駅・全車両基地』 12号 大宮駅・野辺山駅・川原湯温泉駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年10月28日、23頁。 
  2. ^ a b c 丑木幸男、宮崎俊弥『県民100年史 10 群馬県の百年』山川出版社、1989年1月。ISBN 978-4-634-27100-5 
  3. ^ 日本工学会 編「両毛鉄道」『明治工業史』 7巻、 鉄道篇(再販)、明治工業史発行所、1930年6月25日、450-451頁。doi:10.11501/1837151全国書誌番号:53008089https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1837151/277 
  4. ^ a b c d e f 伊勢崎市 編『伊勢崎市史』 通史編 3 (近現代) 別冊、伊勢崎市、1991年4月1日、年表 索引頁。全国書誌番号:92000130 
  5. ^ a b 日本工学会 編「日本鉄道」『明治工業史』 7巻、 鉄道篇(再販)、明治工業史発行所、1930年6月25日、407頁。doi:10.11501/1837151全国書誌番号:53008089https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1837151/253 
  6. ^ a b 『群馬の20世紀 上毛新聞で見る百年』 上毛新聞社、2000年2月。ISBN 978-4880587653
  7. ^ 「運輸開始並哩程更正」『官報』第8123号、1910年7月20日国立国会図書館デジタルコレクション
  8. ^ 原武史『昭和天皇御召列車全記録』新潮社、2016年9月30日、75頁。ISBN 978-4-10-320523-4 
  9. ^ 「高鉄局、管内7駅にみどりの窓口新設」『日本経済新聞』1986年12月24日、地方経済面北関東。
  10. ^ 『交通年鑑 昭和63年版』 交通協力会、1988年3月。
  11. ^ 「JR東日本高崎運行部、7駅に旅行センター 営業戦略を強化」『日本経済新聞』1987年3月29日、地方経済面北関東。
  12. ^ 「上毛高原など3カ所「びゅうプラザ」閉鎖 JR東日本高崎支社」『朝日新聞朝日新聞社、1998年10月3日、朝刊、地方版/群馬。
  13. ^ a b 会社の沿革 平成11年~20年”. 東武鉄道. 2015年8月31日閲覧。
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  15. ^ 会社の沿革 平成21年~”. 東武鉄道. 2015年8月31日閲覧。
  16. ^ a b c d e f g h i j 丸山公太「空から拝景 伊勢崎駅 地域に活気導く高架化」『読売新聞』読売新聞社、2013年10月20日。
  17. ^ 駅の情報(伊勢崎駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2022年11月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月1日閲覧。
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  19. ^ a b c d e f 『伊勢崎駅付近連続立体交差事業について』 政策広報・関東の窓 第92号 (国土交通省関東地方整備局) (2014年2月)
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  25. ^ 再評価結果(平成19年度事業継続箇所) - JR両毛線・東武伊勢崎線” (PDF). 平成18年度再評価(平成19年度予算)結果 箇所一覧. 国土交通省 道路局. 2024年10月13日閲覧。
  26. ^ レポート”. 関東交通広告協議会. 2023年6月17日閲覧。
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利用状況

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JR東日本

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  23. ^ 各駅の乗車人員(2021年度)”. 東日本旅客鉄道. 2022年8月7日閲覧。
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東武鉄道

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関連項目

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外部リンク

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