今木清志
今木 清志(いまき きよし、1962年8月5日 - )は、プロデューサー、演出家、西日本短期大学メディア・プロモーション学科教授、学科長。専門はテレビドラマを中心としたメディア研究。学生アイドル『西短MP学科さくら組』プロデューサー。元テレビ朝日ドラマプロデューサーで『はぐれ刑事純情派』『土曜ワイド劇場』など多くを手掛ける。兵庫県姫路市出身。東京大学文学部フランス文学科卒業。
いまき きよし 今木 清志 | |
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今木清志 2023年7月23日 「アイドル力」大ヒット記念トーク&ライブ(福岡・九大伊都蔦屋書店) | |
生誕 |
1962年8月5日(62歳) 日本 兵庫県姫路市 |
出身校 | 東京大学文学部フランス文学科卒業 |
職業 |
プロデューサー 演出家 西日本短期大学メディア・プロモーション学科教授、学科長 |
活動期間 | 1986年 - 現在 |
著名な実績 | 著書『アイドル力』シリーズ |
影響を受けたもの |
横山秀夫 山田太一 蜷川幸雄 |
テレビ番組 |
『はぐれ刑事純情派』 『土曜ワイド劇場』ほか多数 |
肩書き |
元テレビ朝日ドラマプロデューサー 学生アイドル『西短MP学科さくら組』プロデューサー |
公式サイト |
今木清志公式ホームページ 今木清志 (@kiyoshi_imaki) - X(旧Twitter) 今木清志 (@kiyoshi_imaki) - Instagram 今木清志 (kiyoshi.imaki) - Facebook |
概要
編集1986年(昭和61年)4月、テレビ朝日に入社。情報番組ディレクターなどを経てドラマプロデューサーとなり、『はぐれ刑事純情派』『土曜ワイド劇場』など 数多くのドラマを手がけた後、管理職に。その後、「これまでのキャリアで得た学びを若い世代に伝えたい」との思いで定年前の転職を決意[1]。
2022年(令和4年)西日本短期大学メディア・プロモーション学科の学科長に就任。『テレビドラマ論』『映画論』『メディアと政治』『ジャーナリズム論』等の授業で教鞭をとりながら、学生アイドルユニット『西短MP学科さくら組』をプロデュースしている[1]。
2023年(令和5年)初の著書『アイドル力 福岡発! 西短MP学科が日本を楽しくする』[2][3]を出版。翌年以降、『アイドル力』シリーズとして、『アイドル力2』『小説アイドル力』などを出版。
経歴
編集兵庫県姫路市生まれ。兵庫県立姫路西高等学校、東京大学文学部フランス文学科を卒業[4]。
大学時代は学生劇団に所属。演劇活動に熱中する。俳優から始め、脚本、演出を手掛けた。文学部フランス文学科では現代フランス不条理演劇を研究。卒論テーマはフランス不条理演劇の代表的作家イヨネスコ。演劇の脚本・演出経験からテレビドラマの制作を志望するようになった[4]。
1986年(昭和61年)4月にテレビ朝日に入社。音楽番組・バラエティ番組のアシスタント・ディレクター(AD)として『歌謡ドッキリ大放送』『ミュージックステーション』を担当[4]。
1987年(昭和62年)2月から情報番組のディレクターとして『新アフタヌーンショー』『布施明のグッDAY』を担当[4]。
1988年(昭和63年)4月からバラエティ番組のディレクターとして『欽ちゃんのどこまで笑うの』『欽どこTV』を担当[4]。
その後『お昼のマイテレビ』『モーニングショー』『森田健作の熱血テレビ』『気になるテレビ』を経て、1992年(平成4年)4月よりドラマ番組のプロデューサー(以後、2008年5月までに全232 作品をプロデュースする)。1993年(平成5年)から『土曜ワイド劇場』を担当(以後51作品をプロデュース)[5]。
1995年(平成7年)7月、営業局業務部に異動。スポンサー、広告会社などとテレビ広告に関する調整・交渉業務に携わる。同時にCM考査を担当[4]。
1997年(平成9年)10月からドラマ番組のプロデューサーに復帰。1999年(平成11年)から人気刑事ドラマ「はぐれ刑事純情派」をプロデュースする(以後、全158作品)。従前からの『土曜ワイド劇場』に加え、連続ドラマ、単発ドラマを多数担当[4]。
2000年(平成12年)5月『はぐれ刑事純情派』が第8回橋田賞を受賞。2007年(平成19年)『母とママと、私。』が全日本テレビ番組製作社連盟『第24回ATP賞』優秀賞を受賞した[4]。
2008年(平成20年)6月から広報局宣伝部に異動。PR番組プロデューサーとして、バラエティー番組「ぷれミーヤ!」「ぷちミーヤ!」等を制作。2010年(平成22年)6月、宣伝管理 担当副部長、2011年(平成23年)7月宣伝管理担当部長、2014年(平成26年)1月、編成制作局執行予算管理担当部長を歴任[6]。
2017年(平成29年)11月、心筋梗塞を発症。心臓カテーテル手術で一命をとりとめたが、この体験を機に、「人間、いつ死ぬか分からない。せっかく助かったからには、生きているうちに、これまでの人生で得た学びを若い世代に伝えたい」と教職を志し、全国の大学・短大のメディア系の学部・学科を調べる中で、西日本短期大学メディア・プロモーション学科を知る。講義でメディアについて教えるだけでなく、演劇公演、マスメディア出演、アイドル活動など、この学科独自の様々な表現活動の現場での指導において、これまでの人生での経験を活かせると直感。2019年(令和元年)単発の特別講義を行う。
2020年(令和2年)3月、定年前にテレビ朝日を早期退職。4月、西日本短期大学に教授として着任。単身、福岡へ移住。メディア・プロモーション学科の副学科長に就任する。『テレビドラマ論』『映画論』『ジャーナリズム論』『メディアと政治』等の授業で教鞭をとる[7]。5月、コロナ禍で世の中が暗雲となる中、アイドルの歌で元気や癒しを届ける「コロナに負けない!プロジェクト」を企画する。学生アイドルユニット『西短MP学科さくら組』を結成、プロデュースする[8]。7月、『西短MP学科さくら組』デビュー曲『miso soup』の楽曲制作、ミュージックビデオ制作をプロデュース。
2021年(令和3年)2月、『西短MP学科さくら組』セカンド曲『あかるいほうへ』をプロデュース[1][9]。
2022年(令和4年)3月、第1回『能古島国際映画祭』実行委員を務める[4]。4月、西日本短期大学メディア・プロモーション学科の学科長に就任。10月、『西短MP学科さくら組』3曲目となる『しあわせになりたい!』[10]をプロデュース[11][12]。
2023年(令和5年)2月、初の著書『アイドル力 福岡発! 西短MP学科が日本を楽しくする』[13]を出版。10月、『西短MP学科さくら組』4曲目となる『未来はきっと。』をプロデュース[14]。
2024年(令和6年)2月、著書『アイドル力2 福岡発! 西短MP学科が日本をもっと元気にする』[2]を出版。7月、『アイドル力』シリーズを小説化した著書『小説アイドル力 あかるいほうへ』[15]を出版。10月、『西短MP学科さくら組』5曲目となる『アイドル力!』をプロデュース。
所属学会
編集人物
編集著書
編集- 『アイドル力 福岡発! 西短MP学科が日本を楽しくする』[16][17](みらいパブリッシング)2023年 ISBN 978-4-434-31444-5
- 『アイドル力2 福岡発! 西短MP学科が日本をもっと元気にする』[2][18][19](みらいパブリッシング)2024年 ISBN 978-4-434-33419-1
- 『小説アイドル力 あかるいほうへ』[15](みらいパブリッシング)2024年 ISBN 978-4-434-34009-3
作品
編集テレビ朝日時代
編集- ディレクター
- 『新アフタヌーンショー』
- 『布施明のグッDAY』
- 『欽ちゃんのどこまで笑うの』
- 『欽どこTV』
- 『お昼のマイテレビ』
- 『モーニングショー』
- 『森田健作の熱血テレビ』
- 『気になるテレビ』
- 『もう一度あなたと』(主演:羽田美智子)
- プロデューサー
- 『はぐれ刑事純情派』(主演:藤田まこと)※ 第8回橋田賞受賞
- 『ぼくらはみんな生きている」(主演:オダギリジョー)
- 『異議あり!女弁護士大岡法江』(主演:高島礼子)
- 『母とママと、私。』(主演:岸恵子)※ 全日本テレビ番組製作社連盟『第24回ATP賞』優秀賞を受賞
- 『警視庁捜査ファイル さくら署の女たち』(主演:高島礼子)
- 『長男の結婚』(主演:富司純子)
- 『土曜ワイド劇場』
- 『牟田刑事官事件ファイル』シリーズ(主演:小林桂樹)
- 『北の果て襟裳岬、婚約旅行殺人事件』(主演:大地真央)
- 『血族』(主演:浅野ゆう子)
- 『火車』(主演:三田村邦彦)
- 『探偵久我京介』シリーズ(主演:植木等)
- 『法医学教室の事件ファイル』シリーズ(主演:名取裕子)
- 『街角の切り花』(主演:風間杜夫)
- 『状況曲線』(主演:村上弘明)
- 『聖夜の逃亡者』(主演:水谷豊)
- 『事件』シリーズ(主演:北大路欣也)
- 『おばはん刑事!流石姫子』シリーズ(主演:中村玉緒)
- 『燃えた花嫁』(主演:沢口靖子)
- 『変装婦警の殺人事件簿』シリーズ(主演:片平なぎさ)
- 『検事・朝日奈耀子』シリーズ(主演:真野あずさ)
- 『美人三姉妹の推理旅行』シリーズ(主演:とよた真帆)
- 『法医 歯科学の女』シリーズ(主演:中村あずさ)
- 『女警察署長』シリーズ(主演:浅野ゆう子)
ほか多数
西日本短期大学 メディア・プロモーション学科長時代
編集- プロデュース
出演
編集テレビ
編集- 『タダイマ!』(RKB毎日放送)
- 2020年10月6日「新型コロナ終息願い奮闘 学生アイドル『癒やしと元気を』」
- 『シリタカ!』(KBC 九州朝日放送)
- 2021年2月16日「学生アイドルがMV撮影 コロナ禍に音楽で希望を」[22]
- 『魚住りえのカイシャを伝えるテレビ』(千葉テレビ)
- 2023年5月21日 出演[23]
- 『めんたいワイド』(FBS 福岡放送)
- 2023年7月17日 生出演
ラジオ
編集- 『Departure Lounge』(LOVE FM)
- 2020年11月9日 生出演
- 2021年3月1日 生出演
- 2022年2月14日 生出演
- 『キラリ、星空キャンプ場』(CROSS FM)
- 2022年4月11日 出演
- 2022年4月25日 出演
- 2022年5月9日 出演
- 『Weekend Live あんたっちゃぶる』(RKBラジオ)
- 2022年4月15日 生出演
- 『サトコノヘヤ』(KBCラジオ)
- 2022年6月5日 出演[24]
- 『Toi toi toi』(RKBラジオ)
- 2022年9月12日 生出演
- 『スイッチオン! DAYTIME』(LOVE FM)
- 2022年9月29日 生出演
- 2023年2月27日 生出演
- 『PAO~N!』(KBCラジオ)
- 2023年2月20日 生出演
- 2024年3月4日 生出演
- 『BAD KNee RADIO!!』(CROSS FM)
- 2023年2月23日 出演
- 2024年3月21日 出演
- 2024年8月8日 生出演
- 『Hyper Night Program GOW!! 』(FM福岡)
- 2023年3月8日 生出演
- 2024年8月28日 生出演
- 『軽井沢ラジオ大学』(FM軽井沢)
- 2024年5月29日 出演「西短MP学科さくら組とは 『アイドル力』で日本を楽しくする仕掛け人を直撃!」[25]
記事掲載
編集- 西日本新聞
- 2020年9月24日「西日本短期大アイドルがコロナ終息願い新曲 日常の尊さ歌う」[8]
- 2021年2月8日「アイドル、俳優目指す西短大生 コロナ禍乗り越え、3月に卒業公演」[9]
- 2022年9月20日 「『しあわせになりたい!』西短大アイドルがコロナ終息願いMV第3弾」[11]
- 2022年9月30日「能古島で見た青春の1ページ」[27]
- 2023年3月8日 「『アイドル力』伝えたい」西短大MP学科長・今木教授、著作出版イベントで語る[13]
- 2023年9月22日「テーマは『未来』 西短大アイドルユニットが第4弾MV」[14]
- 2023年12月26日 「『九州のエンタメ面白く』 福岡拠点に活動する「サンクチュアリ」脚本家と元テレ朝Pが描く野望」[28]
- 2024年3月10日「『アイドル力は人を幸せにする力』 西日本短大教授が出版 福岡市中央区で記念イベント」[18]
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b c d e “「はぐれ刑事純情派」の元プロデューサーが転身 今はアイドルの“先生””. 西日本新聞me. 2022年10月14日閲覧。
- ^ a b c “アイドル力2 福岡発! 西短MP学科が日本をもっと元気にする”. 書籍サイト. 2024年2月18日閲覧。
- ^ a b “福岡で学生アイドル育てる短大教授 元テレ朝Pの「ごほうび人生」:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2023年3月7日). 2023年3月17日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k 2020/9/1(火)朝日新聞・福岡版の夕刊および2020/10/5(月)の西日本新聞の朝刊インタビュー
- ^ No.366 2008年 9月号 - 日本映画テレビプロデューサー協会
- ^ テレビ朝日社友会
- ^ 今木清志 | 学科紹介INDEX | 西日本短期大学
- ^ a b “西日本短期大“アイドル”がコロナ終息願い新曲 「日常」の尊さ歌う”. 西日本新聞me. 2022年10月14日閲覧。
- ^ a b “アイドル、俳優目指す西短大生 コロナ禍乗り越え、3月に卒業公演”. 西日本新聞me. 2022年10月14日閲覧。
- ^ (日本語) コロナ禍収束願い”アイドル学科”学生がMV制作 2023年3月17日閲覧。
- ^ a b “【動画】「しあわせになりたい!」西短大アイドルがコロナ終息願いMV第3弾”. 西日本新聞me. 2022年10月14日閲覧。
- ^ a b “西短MP学科さくら組が新曲 「しあわせになりたい!」伝える多幸感:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2022年9月21日). 2022年10月14日閲覧。
- ^ a b “「『アイドル力』伝えたい」西短大MP学科長・今木教授、著作出版イベントで語る”. 西日本新聞me. 2023年3月17日閲覧。
- ^ a b c “テーマは「未来」 西短大アイドルユニットが第4弾MV”. 西日本新聞me. 2023年10月21日閲覧。
- ^ a b “「小説アイドル力 あかるいほうへ」”. 「小説アイドル力 あかるいほうへ」. 2024年8月23日閲覧。
- ^ a b “(著者に会いたい)『アイドル力 福岡発! 西短MP学科が日本を楽しくする』 今木清志さん:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2023年3月11日). 2023年3月17日閲覧。
- ^ a b “「アイドル力」 今木清志著 この一冊”. 日本経済新聞 (2023年9月30日). 2024年8月23日閲覧。
- ^ a b “「アイドル力は人を幸せにする力」 西日本短大教授が出版 福岡市中央区で記念イベント”. 西日本新聞me. 2024年8月23日閲覧。
- ^ “福岡発「"学生アイドル"による地方創生」驚く挑戦”. 東洋経済オンライン (2024年4月7日). 2024年8月23日閲覧。
- ^ 佐賀KBS NEWS「学生アイドルがMV撮影…コロナ禍に音楽で希望を」
- ^ (日本語) コロナ禍収束願い”アイドル学科”学生がMV制作 2022年10月14日閲覧。
- ^ (日本語) 学生アイドルがMV撮影…コロナ禍に音楽で希望を 2023年3月17日閲覧。
- ^ (日本語) 『魚住りえのカイシャを伝えるテレビ』第158回「西日本短期大学メディア・プロモーション学科 学生アイドルユニット 西短 MP 学科さくら組」 2023年7月8日閲覧。
- ^ KBC九州朝日放送. “サトコノヘヤ|KBC九州朝日放送”. KBC九州朝日放送. 2023年5月6日閲覧。
- ^ “UKARUIZAWA”. karuizawaradio.university. 2024年8月23日閲覧。
- ^ “大学で「アイドル力」を育てるわけは?元テレ朝プロデューサーの挑戦:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2024年5月22日). 2024年8月23日閲覧。
- ^ “能古島で見た青春の1ページ”. 西日本新聞me. 2024年8月23日閲覧。
- ^ “「九州のエンタメ面白く」福岡拠点に活動する「サンクチュアリ」脚本家と元テレ朝Pが描く野望”. 西日本新聞me. 2024年8月23日閲覧。
- ^ “〈ゼロからのナゴヤアイドル学〉stage116 西短MP学科さくら組 「アイドル力」学ぶ場に:中日新聞Web”. 中日新聞Web. 2024年11月16日閲覧。
- ^ “〈ゼロからのナゴヤアイドル学〉stage117 福岡が激戦区になったワケ 祭り好きな「のぼせもん」:中日新聞Web”. 中日新聞Web. 2024年11月16日閲覧。
- ^ “福岡発「"学生アイドル"による地方創生」驚く挑戦”. 東洋経済オンライン (2024年4月7日). 2024年8月23日閲覧。
関連項目
編集- 東京大学出身の著名人
- 兵庫県立姫路西高等学校出身の著名人
- 田代喜久雄 - 入社時のテレビ朝日社長
- 西日本短期大学関係者
外部リンク
編集- 今木清志公式ホームページ
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