京葉臨海鉄道臨海本線

千葉県千葉市中央区と袖ケ浦市を結ぶ京葉臨海鉄道の貨物線

臨海本線(りんかいほんせん)は、京葉臨海鉄道が運営している鉄道路線である。

臨海本線
臨海本線を走るコンテナ列車(2006年撮影)
臨海本線を走るコンテナ列車(2006年撮影)
概要
駅数 10駅
路線
運営
開業 1963年9月16日 (1963-09-16)
所有者 京葉臨海鉄道
使用車両 京葉臨海鉄道#現有車両を参照
路線諸元
路線総延長 23.8 km (14.8 mi)(支線含む)
軌間 1,067 mm (3 ft 6 in)
電化 全線非電化
運行速度 40 km/h[1]
テンプレートを表示
停車場・施設・接続路線
ABZq l BHFq ABZqr r
0.0 蘇我駅 JR東外房線↑/内房線
STRc2 STR3
JR東:京葉線
STR 1 STRc4
DST
3.0 千葉貨物駅
BST
5.8
0.0
市原分岐点
KDSTaq ABZgr
-
1.6
京葉市原駅
DST
8.8 浜五井駅
DST
10.1 玉前駅
DST
11.8 甲子駅
DST
14.5 前川駅
DST
17.7 椎津駅
BST
19.3
0.0
北袖分岐点
ABZgl STR r
KDSTe STR
19.9 北袖駅
KDSTe
-
2.3
京葉久保田駅

千葉港に進出してきた企業の原料や製品を輸送するために1963年に一部が開業、1973年に全線が開業した。臨海本線は、1960年代に国鉄が計画した東京外環状線における京葉線の一部(蘇我 - 木更津間)を成すもので、当初計画では木更津で国鉄房総西線に接続する予定であった[2][3]

路線データ

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  • 管轄(事業種別):京葉臨海鉄道(第一種鉄道事業者
  • 路線距離(営業キロ
    • 蘇我駅 - 北袖駅間 19.9km
    • 市原分岐点 - 京葉市原駅間 1.6km
    • 北袖分岐点 - 京葉久保田駅間 2.3km
  • 軌間:1067mm
  • 駅数:10駅
  • 複線区間:なし(全線単線
  • 電化区間:なし(全線非電化
  • 閉塞方式:特殊自動閉塞式
  • 最高速度:40km/h[1]

歴史

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  • 1963年(昭和38年)9月16日 蘇我 - 浜五井間 (9.5km)、市原分岐点 - 京葉市原間 (1.6km) が開業。
  • 1965年(昭和40年)6月1日 浜五井 - 椎津間 (8.2km) が開業。浜五井駅が蘇我駅方面に0.7km移転。
  • 1968年(昭和43年)10月1日 椎津 - 袖ケ浦(後の北袖駅)間 (2.2km) が開業[4]
  • 1973年(昭和48年)3月28日 袖ケ浦分岐点(後の北袖分岐点) - 京葉久保田間 (2.3km) が開業[5]
  • 1974年(昭和49年)3月1日 袖ケ浦駅が北袖駅に、袖ケ浦分岐点が北袖分岐点に改称。

駅一覧

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括弧内は起点からの営業キロ。

主な建築物

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脚注

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  1. ^ a b 鉄道事故調査報告書 - 運輸安全委員会
  2. ^ 日本鉄道建設公団 影澤清光「東京外環状線の建設工事」『鉄道ピクトリアル』、電気車研究会、1973年4月、pp35 - 40。 
  3. ^ 日本鉄道建設公団環状線第二課長 側見 文夫「東京外環状線建設の現況」『電気車の科学』、電気車研究会、1969年8月、pp27 - 32。 
  4. ^ 「椎津-袖ヶ浦間が完成 京葉臨海鉄道、来月から開業」『交通新聞』交通協力会、1968年9月21日、1面。
  5. ^ 「京葉臨海鉄道 久保田線完成」『交通新聞』交通協力会、1973年3月29日、1面。
  6. ^ 甲子駅と前川駅間 には「大阪国際石油」と呼ばれる大阪国際石油精製千葉製油所方面に向かう専用線との分岐点が存在する(起点から12.6km)。京葉臨海鉄道のホームページや「JR貨物時刻表」の路線図には駅名の記載は無いが、JR貨物時刻表2021年度版の「臨海鉄道時刻表」には、「大阪国際石油」と記載されており、上下あわせて1日5本の発着便が存在する。なお、2018から2020年度版は「JXTG」、2016および2017年度版は「東燃ゼネラル分岐」、2015年以前は「極東石油分岐」と前身の社名が記載されていた。
  7. ^ "村田川橋りょう". 土木学会 推奨土木遺産. 2021年8月8日閲覧
  8. ^ "村田川橋りょう". 土木学会関東支部. 2021年8月8日閲覧