京口駅
兵庫県姫路市城東町にある西日本旅客鉄道の駅
京口駅(きょうぐちえき)は、兵庫県姫路市城東町字北神屋にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)播但線の駅である[1]。
京口駅 | |
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西側から見た駅舎(2010年8月) | |
きょうぐち Kyōguchi | |
◄姫路 (1.7 km) (2.6 km) 野里► | |
兵庫県姫路市城東町字北神屋418-2[1] | |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■播但線 |
キロ程 | 1.7 km(姫路起点) |
電報略号 | キチ |
駅構造 | 高架駅[1] |
ホーム | 1面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
969人/日(降車客含まず) -2021年- |
開業年月日 | 1898年(明治31年)2月18日[1][2] |
備考 | 無人駅(自動券売機 有)[1] |
歴史
編集年表
編集- 1898年(明治31年)2月18日:播但鉄道の駅として姫路駅 - 野里駅間に新設[1][2]。旅客・貨物取扱開始[2]。
- 1903年(明治36年)6月1日:播但鉄道が山陽鉄道に営業譲渡。山陽鉄道の駅となる。
- 1906年(明治39年)12月1日:山陽鉄道国有化、国鉄の駅となる[2]。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定、播但線所属となる。
- 1911年(明治44年)
- 1961年(昭和36年)10月1日:貨物取扱廃止[2]。
- 1972年(昭和47年)2月1日:荷物扱い廃止[4]、無人駅化[5]。
- 1984年(昭和59年)10月1日:高架駅化[1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、JR西日本の駅となる[2]。
- 2016年(平成28年)3月26日:ICカード「ICOCA」の利用が可能となる[6]。ICカード専用簡易改札機で対応。
- 2022年(令和4年)
駅名の由来
編集山陽道が、姫路の町を出て京(都)に向かうことから、「京口」と名付けられた。
駅構造
編集島式ホーム1面2線を有する、交換設備を備えた高架駅[1]。配線上は1線スルー化されておらずY字分岐となっており、上下線別で発着ホームが異なっている。
以前は地上駅であったが、播但線高架化に伴い、現在の駅となった[1]。
豊岡駅管理の無人駅。改札口等は残っているが、窓口はシャッターで閉鎖されている。簡易型自動券売機が改札前に設置されている。自動改札機は無く、代わりにICカード専用簡易改札機が設置されている。なお播但線が電化された1998年から一時期だけ駅員が配属された時期があったが、再び無人駅化された。
のりば
編集のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 播但線 | 上り | 姫路方面 |
2 | 下り | 寺前・和田山方面 |
利用状況
編集年度 | 1日平均 乗車人員[7] |
---|---|
2000年 | 821 |
2001年 | 839 |
2002年 | 851 |
2003年 | 863 |
2004年 | 873 |
2005年 | 870 |
2006年 | 869 |
2007年 | 885 |
2008年 | 894 |
2009年 | 916 |
2010年 | 952 |
2011年 | 946 |
2012年 | 965 |
2013年 | 1,030 |
2014年 | 987 |
2015年 | 1,037 |
2016年 | 1,034 |
2019年 | 1,122 |
2020年 | 956 |
2021年 | 969 |
駅周辺
編集城下町時代の市街地からは東の外れに当たる。現在でも播但線西側辺りがビル街と住宅地との境界となっている。戦前は大日本帝国陸軍の第10師団や川西航空機姫路製作所が近くにあり、兵士等で賑わった[1]。西へ進むと姫路城、東へ進むと市川に至るが、共に駅からやや離れている。
- 姫路市立城東小学校
- 姫路市立東光中学校[1]
- 淳心学院中学校・高等学校
- 姫路商工会議所
- 姫路市文化コンベンションセンター(アクリエひめじ)
- 兵庫県立はりま姫路総合医療センター
- 国立病院機構姫路医療センター
- 京口団地
- ニッケゴルフ倶楽部姫路センター:ゴルフ練習場
- 姫路精機工業[8] - 金属加工業
- 国道2号
- 国道312号
- 国道372号
バス路線
編集最寄りのバス停は「京口駅前」停留所である。
停留所名[9] | 運行事業者 | 路線名・系統・行先 |
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京口駅前 | 神姫バス |
隣の駅
編集脚注
編集注釈
編集- ^ 兵庫県統計書、姫路市統計要覧共に2020年度より播但線は非公表
出典
編集- ^ a b c d e f g h i j k l 『兵庫の鉄道全駅 JR・三セク』神戸新聞総合出版センター、2011年12月15日、149頁。ISBN 9784343006028。全国書誌番号:22012275。
- ^ a b c d e f 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、245頁。ISBN 978-4-533-02980-6。全国書誌番号:99032190。
- ^ a b 『姫路市史 市制施行三十年記念』(播磨史談会編、姫路市役所、1919年)P374
- ^ “日本国有鉄道公示第550号”. 官報. (1972年2月1日)
- ^ 「通報 ●播但線京口駅ほか1駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1972年2月1日、4面。
- ^ 『平成28年春ダイヤ改正について』(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2015年12月18日 。2016年3月26日閲覧。
- ^ 兵庫県統計書
- ^ “姫路精機工業株式会社|会社案内”. 姫路精機工業. 2022年11月14日閲覧。
- ^ “姫路北部 運行系統図 神姫バス” (PDF). 神姫バス. 2024年4月21日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 京口駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道