久保村隆祐

日本の経営学者

久保村 隆祐(くぼむら りゅうすけ、1914年1月1日 - 2006年2月26日[1])は、日本経営学者。専門はマーケティング論[2]。第7代横浜国立大学学長、横浜国立大学名誉教授。元日本商業学会会長。

人物・経歴

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長野県生まれ[3]。1946年東京産業大学(現一橋大学)卒業[2]。1951年横浜国立大学講師[4]。1954年横浜国立大学助教授[5]。1965年中小企業診断員[6]。横浜国立大学教授を経て、1967年横浜国立大学経営学部学部長[7]。1970年横浜国立大学経営学部長[8]。1976年から1979年まで第7代横浜国立大学学長を務め[9]、横浜国立大学より名誉教授の称号を受けた[2]。1980年から1985年まで日本商業学会会長[10]。1985年勲二等瑞宝章受章[11]。1988年まで神奈川県教育委員会委員を務め退任。後任は齋藤進六東京工業大学名誉教授[12]。2006年叙正四位[13]

著書

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  • 『基本商業経済』(深見義一, 久武雅夫と共著)春秋社 1954年
  • 『販売管理』日本評論新社 1956年
  • 『商業一般』(徳丸五郎と共著)中央経済社 1963年
  • 『現代の販売業務』(木村増三,福井照重と共編)春秋社 1963年
  • 『マーケティング管理』千倉書房 1965年
  • 『商事』(福井照重と共著)中央経済社 1967年
  • 『マーケティング』ダイヤモンド社 1968年
  • 『現代の商業通論』(木村増三,石川正一と共編)春秋社 1968年
  • 『流通とチャネル行動』(共編)日本生産性本部 1969年
  • 『現代マーケティングの構図(第1 - 第5』(共編)日本生産性本部 1969年
  • 『広告論』(村田昭治と共編)有斐閣 1973年
  • 『商業学を学ぶ』(原田俊夫と共編)有斐閣 1973年
  • 『商業学 : 現代流通の理論と政策』(荒川祐吉と共編)有斐閣 1974年
  • 『今日の商業』(雲英道夫, 木綿良行と共著)中央経済社 1975年
  • 『物流システムの設計と実例』(編著)ダイヤモンド社 1976年
  • 『マーケティングの基礎知識』(田内幸一, 村田昭治と共編)有斐閣 1976年
  • 『広告の経済効果』(八巻俊雄と共編)日本経済新聞社 1977年
  • 『マーケティング読本』(共著)東洋経済新報社 1978年
  • 『小売流通入門』(高城元と共編)有斐閣 1978年
  • 『現代商学全集(1 -11)』(荒川祐吉と共編)中央経済社 1979年
  • 『図説商業経済Ⅰ』実教出版 1981年
  • 『流通政策』(共著)中央経済社 1982年
  • 『商業辞典』(荒川祐吉と共編)同文館出版 1982年
  • 『商業学を学ぶ』(原田俊夫と共編)有斐閣 1983年
  • 『現代の流通政策』(吉村壽と共編著)千倉書房 1984年
  • 『21世紀の流通 : 再編成でどう変わるか』(編著)日本経済新聞社 1987年
  • 『現代マーケティング入門』(共著)ダイヤモンド社 1990年
  • 『商学通論』(編著)同文舘出版 1991年
  • 『新版マーケティング管理』(阿部周造と共著)千倉書房 1992年
  • 『最新商業辞典』(荒川祐吉と監修,鈴木安昭, 白石善章共編)同文舘出版 1995年
  • 『第二次流通革命』(編著)日本経済新聞社 1996年
  • 『中小流通業革新への挑戦 : 専門店がまちづくりを担う』(編著)日本経済新聞社 1999年

脚注

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  1. ^ 「AD STUDIES」vol.16(吉田秀雄記念事業財団、2006年)p.51
  2. ^ a b c 久保村隆祐 プロフィールローチケ×HMV&BOOKS online
  3. ^ 週刊ダイヤモンド = Diamond weekly 別冊;1978 (ダイヤモンド社, 1977-12)
  4. ^ 官報和26年本紙第7302号 240頁
  5. ^ 官報昭和29年本紙第8234号 370頁
  6. ^ 官報昭和40年本紙第11521号 8頁
  7. ^ 官報昭和42年本紙第12154号 12頁
  8. ^ 官報昭和45年本紙第12976号 15頁
  9. ^ 歴代学長横浜国立大学
  10. ^ 歴代会長一覧日本商業学会
  11. ^ 官報昭和60年号外第132号 1頁
  12. ^ 官報昭和63年本紙第18503号 9頁
  13. ^ 官報平成18年本紙第4311号 8頁
先代
新設
横浜国立大学経営学部長
1967年 - 1969年
次代
清水新
先代
清水新
横浜国立大学経営学部長
1970年 - 1973年
次代
佐藤信吉
先代
福田敬太郎
日本商業学会会長
1980年 - 1986年
次代
荒川祐吉