中央区 (浜松市)
静岡県浜松市の行政区
中央区(ちゅうおうく)は、浜松市を構成する3区の行政区の一つ。2024年1月1日に浜松市の行政区の再編に伴い、合区の上で浜名区とともに新設された[1]。国内の政令指定都市の行政区では最も人口が多く[2]、2番目に多い横浜市港北区とは20万人以上の差がある。また千葉県船橋市を除くすべての中核市の人口を上回るほか、全国で唯一の都道府県(鳥取県)の人口を上回る行政区となっている。
ちゅうおうく 中央区 | |
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国 | 日本 |
地方 | 中部地方、東海地方 |
都道府県 | 静岡県 |
市 | 浜松市 |
市町村コード | 22138-4 |
面積 |
268.42km2 (境界未定部分あり) |
総人口 |
598,050人 [編集] (推計人口、2024年11月1日) |
人口密度 | 2,228人/km2 |
隣接自治体 隣接行政区 |
浜松市(浜名区) 湖西市、磐田市 |
中央区役所 | |
所在地 |
〒430-8652 静岡県浜松市中央区元城町103番地の2 中央区役所が入居している浜松市役所(写真が撮影された当時は中区役所が入居) |
外部リンク | 浜松市中央区 |
ウィキプロジェクト |
歴史
編集- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、後の本区域に以下の町村が発足。
- 1891年(明治24年)
- 1896年(明治29年)4月1日 - 郡制の施行のため、各町村が浜名郡の所属となる。
- 1908年(明治41年)1月1日 - 有玉村・中郡村および小野田村の一部(半田)が合併して積志村が発足。
- 1904年(明治37年)12月14日 - 白脇村の一部(浜松寺島・浜松八幡地・龍禅寺)が浜松町に編入。
- 1908年(明治41年)10月1日 - 浅場村の一部(浅田・伊場・海老塚・東鴨江)が浜松町に編入。
- 1909年(明治42年)12月28日 - 吉野村の一部(段子川)が富塚村に編入。
- 1910年(明治43年)3月28日 - 入野村の一部(高塚)が浅場村に編入。
- 1911年(明治44年)7月1日 - 浜松町が市制施行して浜松市が発足。
- 1912年(大正元年)10月1日 - 富塚村の一部(両追分・和地山・浜松沢)が浜松市に編入。
- 1914年(大正3年)3月10日 - 浅場村が可美村に改称。
- 1916年(大正5年)5月1日 - 曳馬村、天神町村の各一部が浜松市に編入。
- 1921年(大正10年)4月1日 - 天神町村が浜松市に編入。
- 1925年(大正14年)2月11日 - 雄踏村が町制施行して雄踏町となる。
- 1927年(昭和2年)2月1日 - 天王村・市野村が合併して長上村が発足。
- 1934年(昭和9年)2月11日 - 曳馬村が町制施行して曳馬町となる。
- 1936年(昭和11年)2月11日 - 曳馬町・富塚村が浜松市に編入。
- 1939年(昭和14年)7月1日 - 白脇村・蒲村が浜松市に編入。
- 1949年(昭和24年)
- 4月1日 - 可美村の一部(明神野・東明神野)が浜松市に編入。
- 8月1日 - 入野村の一部が浜松市に編入(後の中区域)。
- 1951年(昭和26年)
- 3月23日 - 新津村・河輪村・五島村が浜松市に編入。
- 4月1日 - 豊西村と笠井町が合併し、改めて笠井町が発足。
- 1953年(昭和28年)4月1日 - 神久呂村の一部(志都呂)が入野村に編入。
- 1954年(昭和29年)
- 3月31日 - 笠井町・長上村・和田村・中ノ町村が浜松市に編入。
- 7月1日 - 芳川村・飯田村・吉野村・三方原村が浜松市に編入。
- 1955年(昭和30年)
- 3月31日 - 神久呂村が浜松市に編入。
- 4月1日 - 村櫛村・南庄内村・北庄内村が合併して庄内村が発足。
- 1956年(昭和31年)9月30日 - 和地村・伊佐見村が合併して湖東村が発足。
- 1957年(昭和32年)
- 3月31日 - 入野村および湖東村の一部が浜松市に編入。
- 10月1日 - 積志村が浜松市に編入。
- 1960年(昭和35年)10月1日 - 湖東村が浜松市に編入。
- 1961年(昭和36年)6月20日 - 篠原村が浜松市に編入。
- 1965年(昭和40年)7月1日 - 庄内村が浜松市に編入。
- 1991年(平成3年)5月1日 - 可美村が浜松市に編入。
- 2005年(平成17年)7月1日 - 舞阪町・雄踏町が浜松市に編入。
- 2007年(平成19年)4月1日 - 浜松市の政令指定都市移行に伴い、中区・東区・西区・南区・北区が発足。
- 2024年(令和6年)1月1日 - 浜松市の行政区再編により、中区・東区・西区・南区および北区の一部(初生町・三方原町・東三方町・豊岡町・三幸町・大原町・根洗町)が中央区となる。
交通
編集鉄道
編集鉄道路線
編集- 東海旅客鉄道(JR東海)
-
浜松駅北口
バス
編集路線バス
編集- バスターミナル
タクシー
編集- 遠鉄タクシー
- 浜松交通
- 浜松日本タクシー
- 光タクシー
- フジタクシー
- 営業所
- 遠鉄タクシー本社営業所
- 遠鉄タクシー浜松西営業所
- 遠鉄タクシー浜松南営業所
- 浜松交通本社営業所
- 浜松日本タクシー本社営業所
- 光タクシー本社営業所
- フジタクシー小豆餅営業所
道路
編集高速道路
編集東名高速道路が区内を通過しており、浜松インターチェンジが所在する。中央区からは外れるが、新東名高速道路浜松浜北インターチェンジ(浜名区)も最寄りのインターチェンジである。
国道
編集県道
編集- 主要県道
行政
編集中央区役所は旧中区役所と同じ場所に設置された。旧東区役所は中央区東行政センター、旧南区役所は中央区南行政センター、旧西区役所は中央区西行政センターとなり、これまで通りの行政サービスが提供されている[1]。
医療施設
編集- 主な病院
- JA静岡厚生連 遠州病院 (中央一丁目)
- 浜松医療センター(富塚町)
- 社会福祉法人聖隷福祉事業団 総合病院聖隷浜松病院 (住吉二丁目)
- 医療法人社団新風会 丸山病院 (助信町)
- 医療法人社団あずま会 八幡の森クリニック (八幡町)
- 天王病院
- 浜松医科大学医学部附属病院 (半田山一丁目)
- 浜松労災病院 (将監町)
- 浜松北病院 (大瀬町)
- 有玉病院 (有玉南町)
- 医療法人社団一穂会 西山病院(西山町)
- 特定医療法人社団松愛会 松田病院(入野町)
- 医療法人社団和恵会 湖東病院(伊左地町)
- 医療法人三石会 中西整形外科医院(入野町)
経済
編集- スズキ株式会社(輸送機器製造)
- ヤマハ(楽器、電子機器製造)
- 河合楽器製作所(楽器製造)
- 浜松ホトニクス(光電子デバイス製造・開発)
- スクロール(衣料等カタログ通販事業)
- 日本通運(運送業)
- 浜松ホトニクス本社工場
- ヤマハファインテック
- ローム浜松
- 共和レザー
- エンシュウ
- ハマキョウレックス
- ASTI
- 鈴木楽器製作所(ハーモニカ・メロディオン製造)
- エンケイ(自動車部品製造)
- テイボー(マーキングペン先の製造)
- 春華堂(菓子製造。「うなぎパイ」など)
- 三立製菓 (菓子製造。「源氏パイ」など)
- 浜松磐田信用金庫(金融業)
- 遠州信用金庫(金融業)
- 静岡エフエム放送(愛称:K-mix FMラジオ放送)
- 遠州鉄道(鉄道、バス、不動産事業、百貨店事業)
- 松井(運送業)
- NX商事(商社)
- 東海トラベル(旅行業)
- 炭焼きレストランさわやか(飲食業 げんこつハンバーグなど)
- ミダック(産業廃棄物処理)
- マックスバリュ東海
- 五味八珍(飲食)
- ユタカ技研(排気系・駆動系部品製造)
- 特急HD(運送業)
- メガバス(ルアーなどの釣具製造)
- ナユタ(蓄電池製造)
- YKマルト(パンなどの食品製造業。山崎製パングループ)
- 中日新聞東海本社(情報・通信業。中日新聞社の地域本社。静岡県西部向けに中日新聞を印刷・発行)
- 一条工務店
- ティ・ダブル・ライン浜松 (運送業)
- 遠鉄観光開発
- OMソーラー
- スズキビジネス
- トクラス(住宅機器。旧ヤマハリビングテック)
- TRINC
- ひくまの出版
- フライングモール
- 源馬
- ティ・ダブル・ライン浜松(運送業)
- 大五ホールディングス(運送業、旧大五運送)
第三次産業
編集商業
編集- 主な商業施設
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ a b “行政区の再編について”. 浜松市. 2023年12月27日閲覧。
- ^ “指定市最多人口の区が1月、浜松に誕生 市民サービスに影響は?”. 朝日新聞. (2023年12月30日)