中塚一宏
中塚 一宏(なかつか いっこう、1965年4月4日 - )は、日本の実業家、政治家。
中塚 一宏 なかつか いっこう | |
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2012年10月10日 | |
生年月日 | 1965年4月4日(59歳) |
出生地 | 日本 京都府京都市 |
出身校 | 京都大学工学部金属系学科卒業 |
前職 |
国会議員公設秘書 自由党職員 |
現職 | 堂島取引所代表取締役社長 |
所属政党 |
(自由民主党→) (新生党→) (新進党→) (自由党→) 民主党(川端G・小沢G・原口G) |
称号 | 工学士(京都大学) |
公式サイト | 中塚一宏 オフィシャルwebサイト |
内閣 | 野田第3次改造内閣 |
在任期間 | 2012年10月1日 - 2012年12月26日 |
選挙区 |
(比例近畿ブロック→) 神奈川12区 |
当選回数 | 3回 |
在任期間 |
2000年 - 2005年 2009年 - 2012年11月16日 |
内閣府特命担当大臣(金融、「新しい公共」、少子化対策、男女共同参画)(野田第3次改造内閣)、内閣府副大臣兼復興副大臣(野田内閣・野田第1次改造内閣・野田第2次改造内閣)、衆議院議員(3期)、民主党副幹事長、SBIホールディングス取締役、堂島取引所代表取締役社長(初代)などを歴任[1][2]。小沢一郎の側近といわれた[3][4]。
概説
編集衆議院議員当選まで
編集京都府京都市出身。京都市立紫野高等学校を経て、京都大学工学部金属系学科(現・物理工学科材料科学コース)冶金学教室を卒業[5][6]。京大工学部在学中に関わったボランティアや町おこしの住民運動を通じて、政界に興味を抱く。京大卒業後、沖縄開発庁長官や総理府総務長官、労働大臣などを務めた丹羽兵助衆議院議員の私設秘書や星野行男衆議院議員公設第一秘書を務める。星野は1993年、宮澤改造内閣の不信任決議案に賛成票を投じ、自由民主党を離党して新生党結党に参画。中塚も新生党を経て新進党結党に参加し、新進党および同党解党後に小沢一郎を党首に結党された自由党の政策調査会事務所で政策立案、選挙公報作成に携わった。
1995年新進党から京都市議選に立候補するも、次点で落選。1996年の第41回衆議院議員総選挙において、新進党から比例東海ブロックから出馬するも落選。1998年の第18回参議院議員通常選挙において自由党から比例代表名簿12位で出馬するも落選する。
衆議院議員初当選後
編集2000年の第42回衆議院議員総選挙に比例近畿ブロック単独で自由党から立候補。比例近畿ブロックにおける自由党の獲得議席数は3だったが、比例名簿上位の豊田潤多郎の小選挙区での得票数が有効投票総数の10%を下回り供託金を没収されたため比例復活の権利を失い、中塚が初当選した。その後は自由党で財務金融部会長などを務める。
2003年9月、民由合併により自由党は民主党に合流する。第43回衆議院議員総選挙では神奈川12区に鞍替えし、同区から民主党公認で立候補。自民党の桜井郁三を破り、当選した。2003年12月、民主党代表・菅直人の「次の内閣」で経済財政・金融担当の総括副大臣に就任。2005年の郵政国会による第44回衆議院議員総選挙(いわゆる郵政解散)では前回破った桜井に敗れ、比例復活もならず落選する。なおこの選挙では、自民党に強い追い風が吹き、その煽りを受けて民主党は神奈川県の全選挙区で公認候補が小選挙区で落選した。2009年の第45回衆議院議員総選挙では神奈川12区で当選し、国政に復帰した。2010年6月、民主党総務委員長代理(調査担当)や財務部門会議座長に就任[7]。同年9月、衆議院決算行政監視委員会理事に就任する。
内閣府・復興副大臣
編集2011年9月、野田内閣で内閣府副大臣(金融、行政刷新、原子力行政、原子力損害賠償支援機構、「新しい公共」、男女共同参画、少子化対策、自殺者対策、郵政改革などの担当[8][9])に任命された。2012年2月10日、復興庁の設置に伴い、野田改造内閣において復興副大臣を兼務。2012年(平成24年)6月26日に衆議院で採決された社会保障と税の一体改革に関する法案に賛成し、小沢一郎と袂を分かった。
内閣府特命担当大臣
編集2012年10月1日、野田第3次改造内閣で内閣府特命担当大臣(金融、「新しい公共」、少子化対策、男女共同参画)に任命され、初入閣した[注 1][10]。
同年12月の第46回衆議院議員総選挙では神奈川12区で自民党の星野剛士に敗れた。さらに得票数も日本未来の党の阿部知子に次ぐ3位となり、現職閣僚ながら比例復活もならず落選した[11]。
落選後
編集2014年5月、小泉純一郎、細川護熙らと一般社団法人自然エネルギー推進会議の設立に参加し、理事・事務局長を務めた[12]。同年6月からSBIホールディングス取締役[13][14][15]。
2014年11月までの時点で神奈川12区の民主党公認申請を取り下げ[16]、第47回衆議院議員総選挙には出馬しなかった。
2015年6月、SBIホールディングス取締役執行役員常務に昇任[17]。同年11月、SBIエナジー株式会社代表取締役社長[18]。2019年6月、SBIホールディングス取締役を退任し[19]、同顧問(SBIエナジー株式会社代表取締役社長)[20]。
2020年、大阪堂島商品取引所の経営改革協議会メンバーに就任[21]。同年12月、大阪堂島商品取引所の取締役候補となり[22]、組織変更後の初代社長候補となる[23]。
2021年、株式会社堂島取引所初代代表取締役社長に就任[24][25]。2022年6月に社長を退任し、SBI ホールディングス顧問[26]。同年10月、アースインフィニティ顧問に就任[2]。
不祥事
編集2010年8月、衆議院財務金融委員会が派遣した欧州議員視察に参加した際、家族を日本大使館が手配したバスに同乗させ、さらに観光旅行をしていたことが判明し、議院運営委員長の川端達夫から厳重注意を受けた[3][27]。このことについて、家族用に生じた旅費は私費で支払っており、公務はおろそかにはしなかったと中塚は説明した[3]。
人物
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ “野田第三次改造内閣 閣僚等名簿 中塚 一宏(なかつか いっこう)”. 内閣総理大臣官邸. 2022年10月27日閲覧。
- ^ a b “中塚一宏氏 顧問就任について|BtoBプラットフォーム 業界チャネル”. BtoBプラットフォーム 業界チャネル. 2023年12月27日閲覧。
- ^ a b c 小沢氏側近の中塚議員“公費”で家族同伴の欧州旅行 2010.10.19 23:02 産経ニュース
- ^ 特集政権交代 激突の現場 野党共闘の憂うつ 2009年 NIKKEI NET
- ^ 中塚一宏の「いっこうで行こう!」
- ^ いっこうの連載その1
- ^ 政策調査会役員 一覧(~20100914)
- ^ 内閣府特命担当大臣 中塚 一宏 (なかつか いっこう) 野田第三次改造内閣 閣僚名簿
- ^ 第179回国会 内閣委員会 第1号
- ^ “中塚内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成24年10月1日”. 内閣府 2017年12月26日閲覧。
- ^ “現職閣僚8人落選 官房長官・財務・総務… 民主重鎮も”. 朝日新聞デジタル 2017年12月26日閲覧。
- ^ “「脱原発へ結集、国民的運動を」 小泉・細川氏が社団法人設立 ”. 福島みんなのNEWS (一般社団法人 Web News リベラ). (unknown) 2021年11月30日閲覧。
- ^ 【人事】SBIホールディングス 2014.5.27 03:06更新 産経ニュース
- ^ 会社概要 2014年9月30日現在 SBIホールディングス
- ^ 役員の異動に関するお知らせ(SBIホールディングス)|ニュースリリース SBIホールディングス
- ^ “阿部知子氏が民主から出馬へ”. 産経新聞. (2014年11月21日)[リンク切れ]
- ^ 役員の異動に関するお知らせ(SBIホールディングス)|ニュースリリース SBIホールディングス
- ^ SBIエナジー株式会社の設立による再生可能エネルギー事業への参入について|ニュースリリース SBIホールディングス
- ^ 役員の異動に関するお知らせ(SBIホールディングス)|ニュースリリース SBIホールディングス
- ^ 理事会決議事項について
- ^ 堂島商取、21年4月に株式会社へ SBI系が3分の1超出資 日経電子版 2020/12/8
- ^ 堂島商取 組織変更後の社長、中塚前金融相で調整日経電子版 2020/10/8
- ^ ODEX - 堂島取引所 Osaka Dojima Exchange
- ^ “大阪堂島商品取引所が株式会社に組織変更=1日 |日本農民新聞社”. 農業・農政・農業協同組合の新聞・ニュース|日本農民新聞社 (2021年4月2日). 2023年12月27日閲覧。
- ^ “堂島取引所 中塚社長退任へ…後任に村田執行役員”. 読売新聞. (2022年6月4日) 2023年1月11日閲覧。
- ^ 民主・中塚氏を厳重注意=海外視察で家族同伴―川端委員長 2010年 10月 21日 20:10 JST 時事通信社
- ^ a b 中塚一宏 ホームページ
外部リンク
編集- 中塚一宏(公式サイト)
- 中塚一宏 公式ブログ - ウェイバックマシン(2019年5月2日アーカイブ分)
- 中塚一宏 (@ikkonaka) - X(旧Twitter)
公職 | ||
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先代 安住淳(事務代理) |
内閣府特命担当大臣(金融) 第20代:2012年 |
次代 麻生太郎 |
先代 中川正春 |
内閣府特命担当大臣(「新しい公共」) 第6代:2012年 |
次代 廃止 |
先代 小宮山洋子 |
内閣府特命担当大臣(少子化対策) 第13代:2012年 |
次代 森まさこ |
先代 中川正春 |
内閣府特命担当大臣(男女共同参画) 第18代:2012年 |
次代 森まさこ |
先代 東祥三 末松義規 平野達男 山口壯 |
内閣府副大臣 石田勝之 後藤斎と共同 2011年 - 2012年 |
次代 白眞勲 藤本祐司 前川清成 |
先代 創設 |
復興副大臣 松下忠洋 末松義規と共同 2012年 |
次代 黄川田徹 今野東 |