三浦工業
三浦工業株式会社(みうらこうぎょう 英: MIURA CO.,LTD.)は、愛媛県松山市に本社を置く、ボイラーを中心とした機器の製造開発をおこなう企業である。現在は東京証券取引所プライム上場。
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | |
本社所在地 |
日本 〒799-2696 愛媛県松山市堀江町7番地 |
設立 | 1959年5月1日(創業:1927年) |
業種 | 機械 |
法人番号 | 7500001003977 |
事業内容 | 貫流・水管ボイラー、軟水装置、水処理機器 |
代表者 |
代表取締役兼社長執行役員兼CEO 宮内大介 代表取締役兼専務執行役員兼国内販売統括本部長 武知教之 代表取締役兼専務執行役員兼CTO 越智康夫 |
資本金 | 95億4400万円 |
売上高 |
連結:1,436億4,500万円 (2020年3月期) |
営業利益 |
連結:185億4,000万円 (2020年3月期) |
純利益 |
連結:137億4,600万円 (2020年3月期) |
純資産 |
連結:1,333億500万円 (2020年3月) |
総資産 |
連結:1,872億4,100万円 (2020年3月) |
従業員数 |
連結:5,855名 (2020年3月31日現在) |
決算期 | 3月31日 |
関係する人物 |
三浦保(初代社長) 西原正勝(元副社長兼COO兼管理本部長) |
外部リンク | https://www.miuraz.co.jp/ |
小型貫流式蒸気ボイラーのシェアで日本国内トップを誇り、また食品加工機器などでも高いシェアを持つ。
概要
編集1927年、精麦・精米機の製造・販売を目的とする三浦製作所として創業。その後1959年に三浦保が法人化、翌年には同社の主力となる小型貫流ボイラーの製造を開始、日本のみならず世界中でシェアを有する企業に成長する。その後も水処理機器や蒸気滅菌機器、食品加工機器などの分野に進出、それぞれの分野で高いシェアを有している。
「熱・水・環境の分野で、環境に優しい社会、きれいで快適な生活の創造に貢献します」という企業理念を掲げ、クリーンエネルギーを活用した脱炭素社会の実現に取り組んでいる。2017年に運転時のCO2排出がゼロとなる水素燃料の貫流蒸気ボイラを発売し、2021年5月に水素燃料を使用する蒸気ボイラとしては、全国の自治体で初めて「東京都低NOx・低CO2小規模燃焼機器」の認定をうけた。また、量子水素エネルギーを開発する株式会社クリーンプラネットと共同開発契約を締結し、量子水素エネルギーを利用した産業用ボイラの共同開発を進めている[1]。
沿革
編集- 1927年 - 三浦製作所創業。
- 1959年 - 株式会社三浦製作所設立。
- 1978年 - 現社名に変更。
- 1982年 - 大阪証券取引所2部上場。
- 1984年 - 東京証券取引所2部上場。
- 1989年 - 東京証券取引所、大阪証券取引所各1部上場。
- 2008年 - 創立50周年を機にコーポレートマークを一新。
- 2024年 - 5月30日、ダイキン工業と資本提携を10月1日から開始予定であることを発表。三浦工業の全株式のうち4.67%をダイキン工業が取得する一方、ダイキン工業の100%子会社である株式会社ダイキンアプライドシステムズ(DAPS)の49%を三浦工業が取得し、DAPSを三浦工業との合弁会社化することを発表[2][3]。
モットー
編集我々はわが社を最も働きがいのある、最も働きやすい職場にしよう
CM
編集2001年からCMに島田紳助を起用していたため、日本テレビ系で放送中の『行列のできる法律相談所』[4]や、テレビ朝日系の『サンデープロジェクト』といった番組にスポンサーで参加するケースが多かった。また、地元テレビ愛媛では、テレビ東京系遅れネットの『開運!なんでも鑑定団』のスポンサーを長年務めている。また京急品川駅や阪急電鉄梅田駅構内には、紳助を起用した大型広告も存在していた。
しかし、2011年8月23日に紳助が自らの不祥事を事由として芸能界からの引退を表明したことに伴い、同社は紳助が出演するCMの放送を打ち切ることを発表した[5]。その後はACジャパンに差し替えられ、同年9月をもって『行列』のスポンサーを降板。
関連項目
編集脚註
編集- ^ “三浦工業とクリーンプラネット 量子水素エネルギーを利用した産業用ボイラの共同開発契約を締結 ~画期的なクリーンエネルギーによる低炭素社会の実現を目指して~”. 三浦工業株式会社. 2021年11月4日閲覧。
- ^ “ダイキンと三浦工業による資本業務提携”. (2024年5月30日) 2024年6月27日閲覧。
- ^ “ダイキンと三浦工業による資本業務提携”. (2024年5月30日) 2024年6月27日閲覧。
- ^ 2004年に紳助が吉本興業女性社員に対し暴行事件を起こし芸能活動謹慎・自粛となった際も、当番組(当日はたまたま枠拡大していた)において復帰したが、紳助の出演は急遽生放送に差し替えて視聴者に直接謝罪した本編のエンディングよりも、当番組から放送解禁となった本社CMのほうがオンエアが早かった。
- ^ CM企業困惑、違約金の交渉も テレビ各局も番組の処遇検討 産経新聞 2011年8月24日閲覧
- ^ “ラジオ番組「蒸熱!MIURADIO(ミウラジオ)」”. 三浦工業. 2021年5月9日閲覧。