レインボーロープウェイ

1970年の日本万国博覧会開催時に大阪府吹田市にあったロープウェイ

レインボーロープウェイ1970年3月14日 - 9月13日)に開かれた日本万国博覧会開催時に、大阪府吹田市にあった索道である。運営したのは近畿日本鉄道。また、1日の乗車数は平均1万3600人(最高1万8280人)にも及んだ[1]

レインボーロープウェイ
タイ館近くのレインボーロープウェイ
タイ館近くのレインボーロープウェイ
基本情報
日本の旗 日本
所在地 大阪府吹田市
種類 普通索道
起点 西口駅
終点 中央駅
駅数 2駅
1日利用者数 平均13,600人、最高18,280人
開業 1970年3月14日
廃止 1970年9月13日
運営者 近畿日本鉄道
路線諸元
路線距離 870 m
最高速度 2 m/s
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レインボーロープウェイ
路線図
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0.0 西口駅
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0.87 中央駅

西口駅(現在の万博会場西口)から中央駅(2005年に解体された当時の万国博ホール)までを7分30秒で結ぶ全長870mの遊覧専用ロープウェイだった[2]

閉幕後、ゴンドラのみ近鉄グループの遊園地(近鉄あやめ池遊園地および伏見桃山城キャッスルランド)で休憩施設として再利用された。

また索道を都市交通に利用するという構想は、その後の横浜博覧会山口きらら博愛知万博などでも実施され、更には1983年開業の東京ディズニーランドスカイウェイや、1999年開業のよみうりランドスカイシャトル、2021年開業のYOKOHAMA AIR CABINといった都市索道として普及した。

路線データ

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  • 全長:0.87km[3]
  • 方式:3線自動循環式[3]
  • ゴンドラ
    • 台数:22[3][4]
    • 1台定員:8(立席含むと15)[3][4]
  • 地上からの高さ:平均約30m
  • 速度:秒速2m[4]
  • 所要時間:7.5分[3][4]
  • 運転間隔:1分[3][4]
  • 運転時間:1970年4月28日まで9:30~21:00、以後9:00~21:30
  • 駅:中央駅 - 西口駅
  • 支柱:3基(34m×2基、25m×1基)[4]
  • 運営管理 : 近畿日本鉄道
  • 料金 : 大人200円、子供100円[3]
  • 事業費:2億7千万円(駅舎5500万円)[4]
  • 工事担当

歴史

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駅一覧

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  • 西口駅
    • 日本万国博覧会の跡地の万博記念公園の西口ゲートになっている。
  • 中央駅
    • 2005年に解体された、当時の万国博ホール西側に位置する[3](現在は日本庭園前駐車場スペース)。

脚注

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  1. ^ 近畿日本鉄道『最近20年のあゆみ』1980年、63頁。 
  2. ^ 近畿日本鉄道『最近20年のあゆみ』1980年、62頁。 
  3. ^ a b c d e f g h 近畿日本鉄道『最近20年のあゆみ』1980年、64頁。 
  4. ^ a b c d e f g h i j k 日本万国博覧会公式記録第3巻 建設 基幹施設 ロープウェー - 日本万国博覧会記念協会
  5. ^ 日本万国博覧会公式記録第3巻 建設 会場基本計画 - 日本万国博覧会記念協会(1972年)

関連項目

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