株式会社リニカル(英: Linical Co., Ltd.)は、医薬品、医療機器及び再生医療等製品の臨床開発支援を行う開発業務受託機関(CRO: contract research organization)を主業とする企業である。

株式会社リニカル
Linical Co., Ltd.
種類 株式会社
機関設計 監査等委員会設置会社
市場情報
東証スタンダード 2183
2008年10月27日上場
本社所在地 日本の旗 日本
大阪府大阪市淀川区宮原一丁目6番1号
設立 2005年6月7日
業種 サービス業
法人番号 9120001111255 ウィキデータを編集
事業内容 CRO事業、育薬事業、創薬支援事業
代表者 代表取締役社長 秦野 和浩
資本金 214,043,500円
売上高 125億1700万円(2023年3月期)[1]
経常利益 12億8333万円(2023年3月期)
純資産 75億8122万円(2023年3月期)
総資産 174億6461万円(2023年3月期)
従業員数 759人(2023年3月期)
決算期 3月31日
外部リンク https://www.linical.com/
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概要

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株式会社リニカルは、2005年6月の藤沢薬品工業株式会社山之内製薬株式会社との合併に伴いアステラス製薬株式会社が設立されたことを機に、藤沢薬品で免疫系の新薬であるプログラフ(開発コード:FK506、一般名:タクロリムス水和物)の開発に携わってきたメンバーを中心に創業された企業である[2]

同社は、医薬品開発の国際化の進展によりグローバルかつ大規模な治験プロジェクトにおいて一気通貫のサービスを提供できるCROが必要になるとの考えから、創業当初から「日本発のグローバルCRO」を目指し積極的に海外へ進出する方針を採っている[3]

沿革

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  • 2005年6月 - 株式会社リニカル 設立
  • 2006年
    • SMO事業を営むアウローラ株式会社を子会社化
    • 東京オフィス開設
  • 2007年 - アウローラ株式会社を売却
  • 2008年 - 東京証券取引所マザーズ上場
  • 2010年 - 東京証券取引所市場第一部に市場変更
  • 2014年
    • 韓国のCROであるP-pro. Korea Co., Ltd.を子会社化[4]
    • Nuvisan CDD Holding GmbHを買収[5]
  • 2018年 - アメリカのCROであるAccelovance, Inc.を子会社化[6]
  • 2022年 - 東京証券取引所の市場再編に伴い、プライム市場に移行
  • 2023年 - 東京証券取引所スタンダード市場に移行[7]

脚注

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出典

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  1. ^ 有価証券報告書 ‐ 第18期(2022/04/01 ‐ 2023/03/31)[1]
  2. ^ 「闊達な議論を生む藤沢の精神を継ぎ製薬大手が信頼する開発支援目指すリニカル社長 秦野和浩」『ダイヤモンド・オンライン』2010年7月15日。
  3. ^ リニカル早わかり”. 株式会社リニカル. 2024年3月18日閲覧。
  4. ^ リニカル(2183)、韓国子会社によりP-pro. Korea Co., Ltd.を子会社化へ”. 日本M&Aセンター. 2024年3月18日閲覧。
  5. ^ リニカル(2183)、欧州のCRO会社Nuvisan CDD Holding GmbHを買収”. 日本M&Aセンター. 2024年3月18日閲覧。
  6. ^ リニカル<2183>、医薬品開発業務受託事業の米Accelovanceを子会社化”. 株式会社ストライク. 2024年3月18日閲覧。
  7. ^ プライム市場の上場維持基準への適合状況(変更)並びにスタンダード市場への選択申請及び適合状況のお知らせ”. 2024年3月18日閲覧。