モノヨードチロシン
モノヨードチロシン(Monoiodotyrosine)は、甲状腺ホルモンの前駆体で、チロシンのフェノール環のメタ位にヨウ素が配位した物質である。2分子が結合して3,3'-ジヨードチロニンを形成する。また甲状腺のコロイド中ではさらに1分子がジヨードチロシンに結合してトリヨードチロニンとなる。
モノヨードチロシン | |
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識別情報 | |
CAS登録番号 | 29592-76-5 |
PubChem | 3032857 |
MeSH | Monoiodotyrosine |
特性 | |
化学式 | C9H10INO3 |
モル質量 | 307.085 g/mol |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
"MIT"と略される[1]。
出典
編集- ^ Tietze F, Kohn LD, Kohn AD, et al (March 1989). “Carrier-mediated transport of monoiodotyrosine out of thyroid cell lysosomes”. J. Biol. Chem. 264 (9): 4762–5. PMID 2925666 .