ミスワキ
ミスワキ (Miswaki) はアメリカ合衆国生産の競走馬、種牡馬。競走馬時代はフランスのG1競走1勝にとどまったが、種牡馬として大きな成功を収めた。
ミスワキ | |
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欧字表記 | Miswaki |
品種 | サラブレッド |
性別 | 牡 |
毛色 | 栗毛 |
生誕 | 1978年 |
死没 | 2004年12月17日 |
父 | Mr. Prospector |
母 | Hopespringeternal |
母の父 | Buckpasser |
生国 | アメリカ合衆国 |
馬主 | Mme A. Plesch |
調教師 | Francois Boutin(フランス) |
競走成績 | |
生涯成績 | 13戦6勝 |
獲得賞金 |
440,000フラン 7,170ポンド 111,793ドル |
経歴
編集1980年8月のヤコウレフ賞でデビューし1着。次走のG1モルニ賞は2着だったが、続くサラマンドル賞に優勝し、初重賞制覇をG1競走で果たした。次走はイギリスに渡りデューハーストステークスに出走するがここまで4戦4勝のストームバードの3着に敗れる。
翌1981年は主戦場をアメリカへと移すがおもに一般競走に出走し、重賞を勝つことのないまま年内で引退した。重賞は2歳G1を1つ勝っただけと一流と言うにはやや遠い現役時代だったと言える。だが、ミスワキの真価は種牡馬になってから発揮された。
ヨーロッパでは凱旋門賞優勝馬アーバンシーやイタリアの名馬ミシルを、アメリカではエクリプス賞年度代表馬ブラックタイアフェアーを、日本ではジャパンカップ優勝馬マーベラスクラウンをと世界各地で活躍馬を輩出し続けた。
産駒の特徴としてはミスタープロスペクターの直系としてはめずらしく、芝の中長距離で多くの活躍馬を出したことが挙げられる。また、ブルードメアサイアーとしてはさらに優秀であり、デイラミ、ガリレオ、サイレンススズカ、ダラカニ、シーザスターズなど活躍馬多数。2001年にはイギリス・アイルランドのリーディングブルードメアサイアーに輝いた。
代表産駒
編集※G1競走優勝馬のみ記載。
- Papal Power(1983年産 ホープフルステークス)
- Waki River(1985年産 クリテリウム・ド・サンクルー)
- Black Tie Affair(1986年産 ブリーダーズカップ・クラシック、フィリップH.アイズリンハンデキャップなど重賞11勝)
- Misil(1988年産 ローマ賞、ジョッキークラブ大賞、パリオリ賞など重賞8勝)
- Urban Sea(凱旋門賞など重賞4勝)
- マーベラスクラウン(1990年産 ジャパンカップなど重賞3勝)
- Kistena(1993年産 アベイ・ド・ロンシャン賞)
- Bachelor Duke(2001年産 アイリッシュ2000ギニー)
ブルードメアサイアーとしての産駒
編集- Hernando(リュパン賞、ジョッケクルブ賞)
- Daylami(プール・デッセ・デ・プーリッシュ、エクリプスステークス、マンノウォーステークス、コロネーションカップ、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス、アイリッシュチャンピオンステークス、ブリーダーズカップ・ターフ)
- Galileo(エプソムダービー、アイリッシュダービー、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス)
- Black Sam Bellamy(ジョッキークラブ大賞、タタソールズゴールドカップ)
- Dalakhani(クリテリウム・アンテルナシオナル、リュパン賞、ジョッケクルブ賞、凱旋門賞)
- Sea The Stars(2000ギニー、エプソムダービー、エクリプスステークス、インターナショナルステークス、アイリッシュチャンピオンステークス、凱旋門賞)
- タイキフォーチュン(NHKマイルカップ)
- サイレンススズカ(宝塚記念)
- ザッツザプレンティ(菊花賞)
血統表
編集ミスワキの血統(ミスタープロスペクター系 / Nasrullah 4×4=12.50%、Bull Dog 5×5=6.25%) | (血統表の出典) | |||
父 Mr. Prospector 1970 鹿毛 |
父の父 Raise a Native1961 栗毛 |
Native Dancer | Polynesian | |
Geisha | ||||
Raise You | Case Ace | |||
Lady Glory | ||||
父の母 Gold Digger1962 鹿毛 |
Nashua | Nasrullah | ||
Segula | ||||
Sequence | Count Fleet | |||
Miss Dogwood | ||||
母 Hopespringseternal 1971 栗毛 |
Buckpasser 1963 鹿毛 |
Tom Fool | Menow | |
Gaga | ||||
Busanda | War Admiral | |||
Businesslike | ||||
母の母 Rose Bower1966 黒鹿毛 |
Princequillo | Prince Rose | ||
Cosquilla | ||||
Lea Lane | Nasrullah | |||
Lea Lark F-No.16-g |
- 母の孫にディアヌ賞(仏オークス)など6戦3勝のLacovia、その産駒にデューハーストステークスなど12戦3勝のTobougg、Lacoviaの孫にメイショウオウドウなどがいる。
- 2代母Rose Bowerはメイトロンステークスなど22戦6勝、3代母Lea Laneはケンタッキーオークス2着など12戦4勝と競走馬としても活躍している。
- 4代母Lea Larkの孫にアップルトンハンデキャップなど20戦10勝の成績をあげ日本で種牡馬生活を送ったゴーマーチング、ブリーダーズフュチュリティなど39戦9勝の成績を上げ日本で種牡馬生活を送ったデュールがいる。また、Lea Larkの4代孫にロジャーズゴールドカップなど10戦4勝のFair of the Furze、その子孫にドバイワールドカップ優勝馬のAlmutawakel、伊ダービー馬のホワイトマズルがいる。
外部リンク
編集- 競走馬成績と情報 netkeiba、JBISサーチ、Racing Post