ミシェル・ファン・デル・アー
ミシェル・ファン・デル・アー(ミシェル・ヴァン・デル・アー、Michel van der Aa, 1970年3月10日 - )はオランダの作曲家。「ファン・デル・アー」で一続きの姓である。
ミシェル・ファン・デル・アー Michel van der Aa | |
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Michel van der Aa, 2018 | |
基本情報 | |
生誕 |
1970年3月10日(54歳) オランダ |
出身地 | オランダ |
職業 | 作曲家 |
経歴
編集ミシェル・ファン・デル・アーはオランダのオスの生まれ。ハーグ王立音楽院(en:Royal Conservatory of The Hague)で録音技師としての訓練を受けた。作曲はディーデリク・ワーナヘール(en:Diderik Wagenaar)、ヒリウス・ファン・ベルフエイク(en:Gilius van Bergeijk)、ルイ・アンドリーセンについて学んだ。
ファン・デル・アーの音楽はこれまで、ASKO/シェーンベルク・アンサンブル、フライブルク・バロック管弦楽団、メルボルン交響楽団、ネーデルラント・オペラ(en:De Nederlandse Opera)、モーツァルテウム管弦楽団、シアトル・チェンバー・プレイヤーズ(en:Seattle Chamber Players)、アンサンブル・ノマド、ムジーク・ファブリック、コンティヌーム・アンサンブル・トロント、南西ドイツ放送交響楽団、オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団、ノールショーピング交響楽団(スウェーデン)、アヴァンティ・アンサンブル(ヘルシンキ)といった世界中の管弦楽団・アンサンブルで演奏された。
2002年、ファン・デル・アーはニューヨークフィルムアカデミーで映画監督のカリキュラムを終えた。さらに2007年にはリンカーン・センター劇場ディレクターズ・ラボ[1]の舞台演出集中講座に参加した。ファン・デル・アーの短編映画『Passage』は各国の国際映画祭で上映され、またドイツ国営テレビで放映もされた。
ファン・デル・アーの代表作は、ソプラノ、ヴィデオ、サウンドトラックのための室内オペラ『One』(2002年、en:One (opera))である。このオペラはベルリン、ブダペスト、パリ、オスロ、サンクトペテルブルク、ワルシャワといった都市で上演された。ファン・デル・アーは『One』のオランダの国営放送NPS(en:Nederlandse Programma Stichting)のためのテレビ番組の監督も務めた。舞台作品には他に、『After Life』があり(世界初演2006年6月2日、アムステルダム)、これも国際的な賞賛を得た。
Perth Tura New Music FestivalとHolland Festival(en:Holland Festival)にはアーティストとして出演した。映画監督のハル・ハートリーやピーター・グリーナウェイ、振付師の平林和子、フィリップ・ブランシャ、ベン・ライト、アナベラ・ロペス・オチョアとのコラボレーションもある。
ファン・デル・アーの音源は、ハルモニア・ムンディ、コル・レーニョ、Composers’ Voice、BVHaast、VPRO Eigenwijsから出ている。
脚注
編集参考文献
編集- Reeder, Jonathan (September, 2007). Michel van der Aa. Boosey & Hawkes. Retrieved on 2008-02-04.