マレックス・スミス
マレックス・ライデル・スミス(Mallex Lydell Smith, 1993年5月6日 - )は、アメリカ合衆国フロリダ州タラハシー出身のプロ野球選手(外野手)。右投左打。メキシカンリーグのグアダラハラ・マリアッチスに所属。
グアダラハラ・マリアッチス #20 | |
---|---|
シアトル・マリナーズ時代 (2019年5月24日) | |
基本情報 | |
国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | フロリダ州タラハシー |
生年月日 | 1993年5月6日(31歳) |
身長 体重 |
5' 9" =約175.3 cm 170 lb =約77.1 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投左打 |
ポジション | 外野手 |
プロ入り | 2012年 MLBドラフト5巡目 |
初出場 | 2016年4月11日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
| |
この表について
|
経歴
編集プロ入り前
編集2011年のMLBドラフト13巡目(全体401位)でミルウォーキー・ブルワーズから指名されたが、契約せずにサンタフェ・カレッジへ進学した。
プロ入りとパドレス傘下時代
編集2012年のMLBドラフト5巡目(全体165位)でサンディエゴ・パドレスから指名され、プロ入り[1]。契約後、傘下のルーキー級アリゾナリーグ・パドレスでプロデビュー。A-級ユージーン・エメラルズでもプレーし、2球団合計で35試合に出場して打率.305、2本塁打、15打点、17盗塁を記録した。
2013年はA級フォートウェイン・ティンキャップスでプレーし、110試合に出場して打率.262、4本塁打、29打点、64盗塁を記録した。
2014年はA級フォートウェインとA 級レイクエルシノア・ストームでプレーし、2球団合計で120試合に出場して打率.303、5本塁打、31打点、88盗塁を記録した。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、サプライズ・サグアロスに所属した。
ブレーブス時代
編集2014年12月19日にジャスティン・アップトン、アーロン・ノースクラフトとのトレードで、ジェイス・ピーターソン、マックス・フリード、ダスティン・ピーターソンと共にアトランタ・ブレーブスへ移籍した[2]。
2015年はAA級ミシシッピ・ブレーブスとAAA級グウィネット・ブレーブスでプレーし、2球団合計で125試合に出場して打率.303、1本塁打、33打点、56盗塁を記録した。オフの11月19日に40人枠入りした[3]。
2016年はAAA級グウィネットで開幕を迎えたが、4月11日にエンダー・インシアーテの故障者リスト入りに伴ってメジャー初昇格を果たした[4]。同日のワシントン・ナショナルズ戦にて「1番・中堅手」で先発出場してメジャーデビューし、この試合でメジャー初安打を記録した。6月21日のニューヨーク・メッツ戦でアントニオ・バスタルドから左手親指に死球を受けて故障者リスト入りし、9月17日まで長期離脱となった[5]。この年メジャーでは72試合に出場して打率.238、3本塁打、22打点、16盗塁を記録した。
レイズ時代
編集2017年1月11日にルイス・ゴハラ、トーマス・バロウズとのトレードで、シェイ・シモンズと共にシアトル・マリナーズへ移籍し[6]、同日中にドリュー・スマイリーとのトレードで、ライアン・ヤーブロー、カルロス・バルガスと共にタンパベイ・レイズへ移籍した[7]。この年は81試合に出場して打率.270、2本塁打、12打点、16盗塁を記録した。
2018年は141試合に出場して規定打席にも初めて到達し、打率.296、2本塁打、40打点、40盗塁を記録した。
マリナーズ時代
編集2018年11月8日にマイク・ズニーノ、ギレルモ・ヘレディア、マイケル・プラスマイヤーとのトレードで、ジェイク・フレイリーと共にマリナーズへ移籍した[8]。
2019年は46盗塁を記録し、アメリカンリーグの盗塁王に輝いた。
2020年9月11日にマイナー契約となり、傘下のAAA級タコマ・レイニアーズに送られた[9]。その後、10月15日に自由契約となった[10]。
レッズ傘下時代
編集2020年11月4日にメッツとマイナー契約を結んだ[11]。
しかし公式戦への出場がないまま、2021年5月28日に自由契約となった[12]。その後、6月18日にシンシナティ・レッズとマイナー契約を結び、傘下のAAA級ルイビル・バッツへ送られた[13]。
ブルージェイズ傘下時代
編集2021年8月14日に金銭とのトレードでトロント・ブルージェイズへ移籍し、傘下のAAA級バッファロー・バイソンズへ送られた[14]。
独立リーグ時代
編集2022年8月5日にアメリカン・アソシエーションのカンザスシティ・モナークスと契約した[15]。27試合に出場して打率.281、11盗塁を記録した。
2023年1月31日にカンザスシティ・モナークスと再契約したが[15]、シーズン開幕前に退団した。
メキシカンリーグ時代
編集2023年2月8日にメキシカンリーグのサルティーヨ・サラペメーカーズと契約を結んだ[16]。開幕から13試合に出場したが、打率.269、1本塁打、2打点、5盗塁という成績に終わり、5月24日に自由契約となった[1]。
2023年6月2日に同リーグのグアダラハラ・マリアッチスと契約を結んだ[1]。
詳細情報
編集年度別打撃成績
編集年 度 |
球 団 |
試 合 |
打 席 |
打 数 |
得 点 |
安 打 |
二 塁 打 |
三 塁 打 |
本 塁 打 |
塁 打 |
打 点 |
盗 塁 |
盗 塁 死 |
犠 打 |
犠 飛 |
四 球 |
敬 遠 |
死 球 |
三 振 |
併 殺 打 |
打 率 |
出 塁 率 |
長 打 率 |
O P S |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2016 | ATL | 72 | 215 | 189 | 28 | 45 | 7 | 4 | 3 | 69 | 22 | 16 | 8 | 3 | 1 | 20 | 0 | 2 | 48 | 3 | .238 | .316 | .365 | .681 |
2017 | TB | 81 | 282 | 256 | 33 | 69 | 8 | 4 | 2 | 91 | 12 | 16 | 5 | 2 | 1 | 23 | 0 | 0 | 62 | 2 | .270 | .329 | .355 | .684 |
2018 | 141 | 544 | 480 | 65 | 142 | 27 | 10 | 2 | 195 | 40 | 40 | 12 | 7 | 2 | 47 | 0 | 8 | 98 | 11 | .296 | .367 | .406 | .773 | |
2019 | SEA | 134 | 566 | 510 | 70 | 116 | 19 | 9 | 6 | 171 | 37 | 46 | 9 | 2 | 1 | 42 | 0 | 11 | 141 | 7 | .227 | .300 | .335 | .635 |
2020 | 14 | 47 | 45 | 2 | 6 | 2 | 0 | 0 | 8 | 3 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 13 | 1 | .133 | .170 | .178 | .348 | |
MLB:5年 | 456 | 1654 | 1480 | 198 | 378 | 63 | 27 | 13 | 534 | 114 | 120 | 34 | 14 | 5 | 134 | 0 | 21 | 362 | 24 | .255 | .325 | .361 | .686 |
- 2020年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
年度別守備成績
編集年 度 |
球 団 |
左翼(LF) | 中堅(CF) | 右翼(RF) | |||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 |
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 |
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2016 | ATL | 22 | 27 | 2 | 0 | 0 | 1.000 | 35 | 95 | 3 | 1 | 0 | .990 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- |
2017 | TB | 24 | 30 | 1 | 0 | 1 | 1.000 | 51 | 101 | 0 | 3 | 0 | .971 | 9 | 11 | 1 | 0 | 1 | 1.000 |
2018 | 38 | 41 | 2 | 2 | 0 | .956 | 71 | 141 | 1 | 4 | 1 | .973 | 47 | 73 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | |
2019 | SEA | 5 | 5 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | 106 | 246 | 1 | 4 | 1 | .984 | 28 | 61 | 1 | 1 | 1 | .984 |
2020 | - | 3 | 2 | 0 | 1 | 0 | .667 | 12 | 21 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | ||||||
MLB | 89 | 103 | 5 | 2 | 1 | .982 | 266 | 585 | 5 | 13 | 2 | .978 | 97 | 166 | 2 | 1 | 2 | .994 |
- 2020年度シーズン終了時
タイトル
編集- 盗塁王:1回(2019年)
背番号
編集- 17(2016年)
- 0(2017年 - 2020年)
脚注
編集- ^ a b c d MLB公式プロフィール参照。2023年6月8日閲覧。
- ^ "Braves and Padres Complete Six-Player Trade" (Press release) (英語). MLB.com (Atlanta Braves). 19 December 2014. 2017年1月5日閲覧。
- ^ Mark Bowman (2015年11月19日). “Braves add Smith, Gant to 40-man roster” (英語). MLB.com 2017年1月5日閲覧。
- ^ Michael Cunningham (2016年4月11日). “Braves to place Inciarte on DL, call up prospect Mallex Smith” (英語). Atlanta Journal Constitution 2017年1月5日閲覧。
- ^ Mark Bowman (2016年9月17日). “Ready in a pinch, Mallex happily returns to Braves” (英語). MLB.com 2017年1月5日閲覧。
- ^ Bill Chastain (2017年1月11日). “Rays trade Smyly for Smith, 2 Minor Leaguers” (英語). MLB.com. 2017年1月12日閲覧。
- ^ Greg Johns (2017年1月11日). “Mariners swing 2 trades to land Smyly” (英語). MLB.com. 2017年1月12日閲覧。
- ^ Greg Johns (2018年11月8日). “Mariners complete Zunino-Mallex deal” (英語). MLB.com. 2019年1月13日閲覧。
- ^ “Mariners Outright Mallex Smith” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年9月12日閲覧。
- ^ “Mallex Smith, Bryan Shaw, Jimmy Yacabonis Elect Free Agency” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年10月15日閲覧。
- ^ “Mets Sign Mallex Smith, Jose Peraza, Arodys Vizcaino” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年11月4日閲覧。
- ^ “Mallex Smith Stats, Fantasy & News” (英語). MLB.com. 2021年8月16日閲覧。
- ^ “Reds Sign Mallex Smith, Release Dwight Smith Jr.” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年8月16日閲覧。
- ^ “Blue Jays one step ahead to help cover George Springer’s absence?” (英語). Jays Journal (2021年8月15日). 2021年8月16日閲覧。
- ^ a b “BIG-LEAGUE ‘DAREDEVIL’ MALLEX SMITH RETURNING TO MONARCHS”. Kansas City Monarchs (2023年1月31日). 2023年6月8日閲覧。
- ^ “Saraperos: Llega Mallex Smith a darle velocidad a Saltillo”. MiLB.com (2023年2月8日). 2023年6月8日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- Mallex Smith stats MiLB.com
- Mallex Smith (@mallexsmith) - Instagram