マイケル・"ヴェノム"・ペイジMichael "Venom" Page1987年4月7日 - )は、イギリス男性キックボクサー総合格闘家プロボクサーイングランドロンドンパディントン出身。ロンドン・シュートファイターズ所属。UFC世界ウェルター級ランキング15位。名前とニックネームの頭文字からMVPの通称を持つ。

マイケル・ペイジ
2017年
本名 マイケル・ジェローム・リース=ペイジ
(Michael Jerome Reece-Page)
生年月日 (1987-04-07) 1987年4月7日(37歳)
出身地 イングランドの旗 イングランドロンドンパディントン
通称 MVP
ヴェノム
(Venom)
国籍 イギリスの旗 イギリス
身長 191 cm (6 ft 3 in)
体重 77 kg (170 lb)
階級 ウェルター級 (総合格闘技)
ライトヘビー級 (ボクシング)
リーチ 201 cm (79 in)
スタイル キックボクシング
テコンドー
空手
カンフー
チーム ロンドン・シュートファイターズ
ヘイメーカーHQ
グレイシーバッハ
現役期間 MMA: 2012年 -
ボクシング: 2017年 -
総合格闘技記録
試合数25
勝利22
ノックアウト13
タップアウト3
判定6
敗戦3
ノックアウト1
判定2
キックボクシング記録
試合数1
勝利1
ノックアウト1
敗戦0
プロボクシング記録
試合数2
勝利2
ノックアウト2
敗戦0
その他
ウェブサイト http://michaelvenompage.com/
総合格闘技記録 - SHERDOG
ボクシング記録 - BoxRec
獲得メダル
イングランドの旗 イングランド
男子 キックボクシング
ワールドコンバットゲームズ
2010 北京 84kg未満級
W.A.K.O世界選手権
2009 リニャーノ・サビアドーロ 84kg未満級
2007 コインブラ 89kg未満級
W.A.K.Oアイリッシュ・オープン
2011 ダブリン 84kg未満級
2009 ダブリン 84kg未満級
2008 ダブリン 84kg未満級
W.A.K.Oオーストリアン・クラシックス・ワールドカップ
2009 ヴァルクセ 84kg未満級
2009 ヴァルクセ 84kg未満級
2008 クーフシュタイン 84kg未満級
WKA世界選手権
2009 ウェルバ 90kg未満級
2009 ウェルバ 無差別級
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来歴

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トリニダード・トバゴ人の父親とジャマイカ人の母親の間に生まれ、両親は共にカンフーをやっていた。オリンピック柔道代表のアシュリー・マッケンジーとは同級生であった。

父親の教えの下、3歳でカンフーをはじめて、5歳でキックボクシングの試合に出場した。その後、キックボクシングで数々のアマチュア世界タイトルを獲得する。また、オリンピックのテコンドー代表候補としてスカウトを受けるがプロ格闘家の活動を続けるために断っている。

2011年7月、ジェームス・トンプソン等が所属するロンドン・シュートファイターズで総合格闘技のトレーニングを開始。

2012年2月4日、プロ総合格闘技デビュー戦をトルネードキックでTKO勝利を収めた。

 
試合中のペイジ(右)

Bellator

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2013年3月21日、Bellator初参戦となったBellator 93でライアン・サンダースと対戦し、開始わずか10秒でKO勝利を収めた。

2016年7月16日、Bellator 158でエヴァンゲリスタ・サイボーグと対戦し、右跳び膝蹴りでKO勝利を収めた。サイボーグは膝蹴りで頭蓋骨陥没骨折し緊急手術を強いられた。

2018年2月16日、Bellator 216のウェルター級ワールドグランプリの1回戦でポール・デイリーと対戦し、両者共に消極的な試合となったものの、3-0の判定勝ちを収め準決勝へ進出した。

2019年5月11日、Bellator 221のウェルター級ワールドグランプリの準決勝でドゥグラス・リマと対戦し、1Rにローキックで足を払われ起き上がろうとしたところに右アッパーを受け失神KO負け。キャリア初黒星を喫し、準決勝敗退となった。

2019年12月29日、BELLATOR JAPANで初来日。安西信昌と対戦し、終始打撃で試合をコントロールして、2Rにカウンターの右フックでKO勝ち。この試合は、オファーを受けての参戦ではなく、アニメなど日本文化が好きなペイジが自らBellator側に来日を希望して決定した[1]

2020年10月10日、Bellator 248でロス・ヒューストンと対戦。ヒューストンの堅実な戦い方に持ち味を発揮できず、観客からのブーイングを浴びながらも3-0の判定勝ちを収めた。

2021年5月7日、Bellator 258でウェルター級ランキング6位のデレク・アンダーソンと175ポンド契約で対戦。左ハイキックでアンダーソンの鼻を折り、1R終了時にドクターストップでTKO勝ち。なお、この勝利によりBellator史上最多KO・TKO勝利記録(10勝)を更新した。

2021年10月1日、Bellator 267でウェルター級ランキング1位のドゥグラス・リマと再戦し、2-1の判定勝ち。リベンジに成功した。

2022年5月13日、Bellator 281のBellator世界ウェルター級暫定王座決定戦でウェルター級ランキング4位のローガン・ストーリーと対戦し、1-2の5R判定負け[2]。王座獲得に失敗した。

2023年3月10日、Bellator 292でウェルター級ランキング5位のゴイチ・ヤマウチと対戦。ペイジが放った右ローキックでヤマウチが右膝を負傷し、開始26秒のTKO勝ちを収めた[3]

2023年12月16日、UFCと契約したことが発表された[4]

2024年3月9日、UFC 299でウェルター級ランキング13位のケビン・ホランドと対戦し、3-0の判定勝ち[5]

2024年6月29日、UFC 303でウェルター級ランキング7位のイアン・ギャリーと対戦し、スタンドで優勢に立ったものの、グラウンドで劣勢となり僅差で0-3の判定負け[6]

プロボクシング

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2017年7月12日、元ボクシング世界ヘビー級王者のデビッド・ヘイとリチャード・シェーファーが共同で起業したボクシングの合弁プロモーション会社「ヘイメーカー・リングスター」と3年15試合の契約を交わした。7月27からヘイメーカーHQでボクシングトレーナーのイスマエル・サラスの下でボクシングのトレーニングを開始した。

2017年10月20日、プロボクシングデビュー戦を3RTKO勝利。

ベアナックル・ボクシング

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2022年8月20日、BKFC初参戦となったBKFC 27: Londonでマイク・ペリーと対戦し、0-2の6R判定負け。

人物・エピソード

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  • 2017年8月から準菜食主義(主に植物性の食物での生活)を実践している。

戦績

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総合格闘技

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総合格闘技 戦績
25 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
22 13 3 6 0 0 0
3 1 0 2 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
シャラ・マゴメドフ UFC Fight Night: Adesanya vs. Imavov 2025年2月1日
× イアン・ギャリー 5分3R終了 判定0-3 UFC 303: Pereira vs. Procházka 2 2024年6月29日
ケビン・ホランド 5分3R終了 判定3-0 UFC 299: O'Malley vs. Vera 2 2024年3月9日
ゴイチ・ヤマウチ 1R 0:26 TKO(右ローキック) Bellator 292: Nurmagomedov vs. Henderson 2023年3月10日
× ローガン・ストーリー 5分5R終了 判定1-2 Bellator 281: MVP vs. Storley
【Bellator世界ウェルター級暫定王座決定戦】
2022年5月13日
ドゥグラス・リマ 5分3R終了 判定2-1 Bellator 267: Lima vs. Page 2 2021年10月1日
デレク・アンダーソン 1R 5:00 TKO(ドクターストップ) Bellator 258: Archuleta vs. Pettis 2021年5月7日
ロス・ヒューストン 5分3R終了 判定3-0 Bellator 248: Kongo vs. Johnson 2 2020年10月10日
安西信昌 2R 0:23 KO(右フック) BELLATOR JAPAN:Fedor vs. Rampage 2019年12月29日
ジョバンニ・メリーロ 1R 1:47 KO(右ストレート) Bellator London 2 2019年11月23日
リチャード・カイリー 1R 2:42 KO(右跳び膝蹴り) Bellator 227: Gallagher vs. Salazar 2019年9月27日
× ドゥグラス・リマ 2R 0:35 KO(右アッパー→パウンド) Bellator 221: Chandler vs. Pitbull
【Bellatorウェルター級ワールドグランプリ準決勝】
2019年5月11日
ポール・デイリー 5分5R終了 判定3-0 Bellator 216: MVP vs. Daley
【Bellatorウェルター級ワールドグランプリ1回戦】
2019年2月16日
デヴィッド・リッケルス 2R 0:43 TKO(棄権) Bellator 200: Carvalho vs. Mousasi 2018年5月25日
フェルナンド・ゴンザレス 5分3R終了 判定2-1 Bellator 165: Chandler vs. Henderson 2016年11月19日
エヴァンゲリスタ・サイボーグ 2R 4:31 KO(右跳び膝蹴り) Bellator 158: London 2016年7月16日
ジェレミー・ホロウェイ 1R 2:15 アキレス腱固め Bellator 153: Koreshkov vs. Henderson 2016年4月22日
チャーリー・オンティベロス 1R 3:20 TKO(グラウンドの肘打ち) Bellator 144: Halsey vs. Carvalho 2015年10月23日
ルディ・ベアー 1R 1:05 KO(パンチ) Bellator 140: Lima vs. Koreshkov 2015年7月17日
ナー-ション・バレル 5分3R終了 判定3-0 Bellator 128 2014年10月10日
リッキー・レイニー 1R 4:29 TKO(右フック) Bellator 120 2014年5月17日
ラマダン・モハメッド 1R 3:48 リアネイキッドチョーク Super Fight League 15 2013年4月12日
ライアン・サンダース 1R 0:10 KO(パンチ) Bellator 93 2013年3月21日
ハイサム・エル-サイド 1R 2:15 TKO(ドクターストップ) Super Fight League 7 2012年11月2日
ミゲル・バーナード 1R 1:43 腕ひしぎ十字固め UCMMA 27 2012年4月7日
ベン・ディッシュマン 1R 1:05 TKO(トルネードキック) UCMMA 26: The Real Deal 2012年2月4日

プロボクシング

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  • 2戦 2勝(2KO)無敗
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2017年10月20日 勝利 3R 2:15 TKO ジョナサン・カスターノ   スペイン プロデビュー戦
2 2018年6月15日 勝利 2R 0:18 KO ミハル・シクタ   ポーランド
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キックボクシング

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キックボクシング 戦績
1 試合 (T)KO 判定 その他 引き分け 無効試合
1 1 0 0 0 0
0 0 0 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
ジェファーソン・ジョージ 2R 2:04 KO(ノックダウン:右ストレート) UCMMA 29 2012年8月18日

ベアナックル・ボクシング

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  • 1戦 1敗
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2022年8月20日 敗北 2分6R 判定0-2 マイク・ペリー   アメリカ合衆国 BKFC 27: London
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表彰

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脚注

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関連項目

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外部リンク

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