ボイド・ホルブルック
ボイド・ホルブルック(Boyd Holbrook, 1981年9月1日 - )は、アメリカ合衆国、ケンタッキー州出身の俳優、モデル[1][2][3]。
ボイド・ホルブルック Boyd Holbrook | |
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2018年 | |
本名 | Robert Boyd Holbrook |
生年月日 | 1981年9月1日(43歳) |
出生地 | アメリカ合衆国 ケンタッキー州 |
身長 | 6 ft 2 in (1.88 m) |
職業 | 俳優、モデル |
ジャンル | 映画、テレビシリーズ |
活動期間 | 2001年 - |
配偶者 | タティアナ・パジコヴィック(2018年 - ) |
主な作品 | |
映画 『誘拐の掟』 『LOGAN/ローガン』 『ザ・プレデター』 『月影の下で』 『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』 テレビドラマ 『ナルコス』 『サンドマン』 |
生い立ち
編集1981年、ケンタッキー州のプレストンバーグで、父ドン・ホルブルック(Don Holbrook)と母エレン(Ellen)の間に、ロバート・ボイド・ホルブルック(Robert Boyd Holbrook)として生まれた。
キャリア
編集2001年に、シアターで大工として働いている時に見いだされ、モデルとしてElite Modelsと契約した。その後も、グッチ、ジャン・ポール・ゴルティエ、ヒューゴ・ボス、ビル・ブラス、カルヴァン・クライン、モスキーノ、マーク・ジェイコブス、DSquared2のようなブランド、デザイナーの元でモデルをつとめた。
モデルとして、ヨーロッパやアジアを回って働いた後で、ニューヨーク大学で学び、16ミリフィルム(撮影、照明、編集および脚本)でNYU-SCPSの資格証明書を受けた。また、コロンビア大学で、シナリオ制作と映画史について聴講生として受講し、結果として5本のショート・フィルムが残されている。
俳優として、演技をWilliam Esper Studioで学び、2年間のマイズナー・プログラムを終了した後に、AllisonのMV、『Permanent Me』に出演した。また、2007年にガス・ヴァン・サント監督にシナリオを送ったのがきっかけで、映画『ミルク』にデントン・スミス役での出演が決定した。本名のロバート・ボイド・ホルブルック名義での出演であった。
「Model-Max.com」のウェブで、短い詩のシリーズをジェイミー・ストレイチャン(Jamie Strachan)のイラストを添えて発表した。またデイヴィッド・アームストロングと組んだ写真家でもあり、2008年にニューヨークの"RARE gallery in Chelsea"に『Iscariot』で出展した彫刻家でもある。
2011年から本格的に俳優業に進出し、2013年にアンドルー・ニコル監督の『ザ・ホスト 美しき侵略者』とスティーヴン・ソーダーバーグ監督のテレビ映画『恋するリベラーチェ』に、2014年にはデイヴィッド・フィンチャー監督の『ゴーン・ガール』に、2015年にはジャウマ・コレット=セラ監督の『ラン・オールナイト』に出演した[5][6][7]。
2015年からの、Netflix配信シリーズ『ナルコス』では、実在した麻薬捜査官のスティーヴ・マーフィーを演じた。
2017年公開の映画『ウルヴァリン』の、シリーズ新作『LOGAN/ローガン』で、敵役ドナルド・ピアースとしての出演が発表された[8]。
私生活
編集2017年9月21日、ガールフレンドであるタティアナ・パジコヴィック(Tatiana Pajkovic)との間に、第1子が誕生した[10]。
フィルモグラフィ
編集映画
編集公開年 | 日本語 原題 |
役名 | 備考 | 吹き替え |
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2008 | ミルク Milk |
デントン・スミス | ロバート・ボイド・ホルブルック名義の出演 | |
2010 | Tough Trade | Jackson Tucker | テレビ映画 | — |
2011 | ハイヤー・グラウンド Higher Ground |
ティーンのイーサン・ミラー | 日本劇場未公開 | |
ブラッド・ヒート 肉弾戦争 The Reunion |
ダグラス・キャリー | 日本劇場未公開 | ||
2012 | 最高の人生のはじめ方 The Magic of Belle Isle |
ルーク・フォード | 日本劇場未公開 | (吹き替え版なし) |
2013 | ザ・ホスト 美しき侵略者 The Host |
カイル・オーシェイ | 矢嶋友和 | |
ファーナス/訣別の朝 Out of the Furnace |
タトゥーの男 | |||
恋するリベラーチェ Behind the Candelabra |
ケイリー・ジェームズ | テレビ映画 | (吹き替え版なし) | |
2014 | スケルトン・ツインズ 幸せな人生のはじめ方 The Skeleton Twins |
ビリー | 日本劇場未公開 | |
リトル・アクシデント -闇に埋もれた真実- Little Accidents |
エイモス・ジェンキンス | 日本劇場未公開 | ||
少女が大人に変わる夏 Very Good Girls |
デイヴィッド | 日本劇場未公開 | ||
誘拐の掟 A Walk Among the Tombstones |
ピーター・クリスト | 大林洋平 | ||
ゴーン・ガール Gone Girl |
ジェフ | 田村真 | ||
2015 | ラン・オールナイト Run All Night |
ダニー・マグワイア | 神奈延年 | |
2016 | The Free World | Mo Lundy | — | |
ジェーン Jane Got a Gun |
ヴィク・オーウェン | 清水裕亮 | ||
モーガン プロトタイプL-9 Morgan |
スキップ・ヴロンスキー | 綱島郷太郎 | ||
Cardboard Boxer | Pinky | — | ||
2017 | LOGAN/ローガン Logan |
ドナルド・ピアース | 小川輝晃 | |
Boomtown | Dustin | — | ||
Two/One | — | |||
2018 | ザ・プレデター The Predator |
クイン・マッケナ | 小川輝晃 | |
The Ghost of Kelly Pavlik | Narrator | — | ||
O.G. オリジナル・ギャングスター O.G. |
Pinkins | 兼製作 | (吹き替え版なし) | |
2019 | 月影の下で In the Shadow of the Moon |
トーマス・ロックハート | Netflixオリジナル映画 | 小川輝晃 |
2020 | ヒーローキッズ We Can Be Heroes |
ミラクル・ガイ | ||
2021 | 呪われし銀 The Cursed |
ジョン・マクブライド | ||
ベケット Beckett |
スティーヴン・タイナン | 小林親弘 | ||
2022 | ヴェンジェンス/復讐 Vengeance |
Ty Shaw | ||
2023 | インディ・ジョーンズと運命のダイヤル Indiana Jones and the Dial of Destiny |
クレーバー | 中村悠一 | |
ザ・バイクライダーズ The Bikeriders |
カル | |||
2024 | 名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN A Complete Unknown |
ジョニー・キャッシュ | ポストプロダクション |
テレビシリーズ
編集放映年 | 日本語題 原題 |
役名 | 備考 | 吹き替え |
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2009 | The Unusuals Unusuals | Punk | 第5話「42」 | — |
The Beautiful Life: TBL | Gabriel | 第1話「Pilot」 | — | |
2011 | キャシーのbig C -いま私にできること- The Big C |
ミカイル | 計6話出演 | |
2012 | ハットフィールド&マッコイ 実在した一族 vs 一族の物語 Hatfields & McCoys |
ウィリアム・“キャップ”・ハットフィールド | ミニシリーズ 全3話出演 |
|
2015-2018 | ナルコス Narcos |
スティーヴ・マーフィー | 計20話出演 | 小川輝晃 |
2020 | The Fugitive | マイク・フェロー | 計14話出演 | — |
2021 | ザ・プレミス The Premise |
アーロン | シーズン1第2話「黙祷」 | |
2022 | サンドマン The Sandman |
コリント人 | Netflixドラマシリーズ | 岩崎正寛 |
2023 | Justified: City Primeval | Clement Mansel |
受賞とノミネーション
編集年 | 映画祭・賞 | 部門 | 対象作品 | 結果 |
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2012 | ハンプトン国際映画祭 | ブレイクスルー俳優賞 | ザ・ホスト 美しき侵略者 | 受賞[11] |
2014 | ミラノ国際映画祭賞 | 男優賞 | リトル・アクシデント -闇に埋もれた真実- | ノミネート[11] |
日本語吹き替え
編集参考文献
編集- ^ “Boyd Holbrook”. AlloCiné. 2015年7月2日閲覧。
- ^ Hirschberg, Lynn (2014年3月20日). “Boyd Holbrook: Leading Man”. W. 2015年7月2日閲覧。
- ^ Khan-Anselmo, Alexandra (2014年1月21日). “Today's Pop Culture Highlights – As it Happened”. The Guardian. 2015年7月2日閲覧。
- ^ Ventre, Michael (2012年10月3日). “Holbrook: Carving out an eclectic career”. Variety. 2015年7月2日閲覧。
- ^ Dargis, Manohla (2013年3月28日). “Fighting the Peacenik Alien Within Her”. The New York Times. 2015年7月2日閲覧。
- ^ Dargis, Manohla (2014年9月25日). “No Job, No Money and Now, No Wife”. The New York Times. 2015年7月2日閲覧。
- ^ Chang, Justin (2015年3月10日). “Film Review: ‘Run All Night’”. Variety. 2015年7月2日閲覧。
- ^ http://www.comicbookresources.com/article/wolverine-3-adds-narcos-boyd-holbrook-as-its-main-villain?utm_campaign=wolverine-3-adds-narcos-boyd-holbrook-as-its-main-villain&utm_medium=internal_links&utm_source=breaking_banner
- ^ https://www.cosmicbooknews.com/content/predator-2018-gets-olivia-munn-boyd-holbrook
- ^ http://www.eonline.com/news/882011/narcos-star-boyd-holbrook-expecting-first-child-with-tatiana-pajkovic
- ^ a b https://www.imdb.com/name/nm2933542/awards/?ref_=nm_awd
外部リンク
編集- Boyd Holbrook (@boydholbrook) - Instagram
- ボイド・ホルブルック - allcinema
- ロバート・ボイド・ホルブルック - KINENOTE
- Boyd Holbrook - IMDb