ヒャッポダ
クサリヘビ科のヘビの一種
ヒャッポダ(百歩蛇、Deinagkistrodon acutus)は、クサリヘビ科に分類されるヘビ。本種のみでヒャッポダ属を形成する。特定動物。
ヒャッポダ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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Deinagkistrodon acutus
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保全状況評価 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
VULNERABLE (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Deinagkistrodon acutus (Günther, 1888) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ヒャッポダ(百歩蛇) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Hundred-pace snake |
噛まれたら百歩歩くうちに死ぬとされ、台湾では百歩蛇と呼ばれている。日本名、英名もこれに準ずる。中国では五歩蛇と呼ばれることもある。また、頭部の形状から尖吻蝮とも呼ばれる。
分布
編集形態
編集平均全長80-100cm。最大155cm。ニホンマムシと同じく、全長に比して胴が太く体形は太短い。体色は濃褐色で、暗褐色の三角形に縁取られた明色の斑紋が入る。この斑紋は落ち葉の中では保護色になる。鱗には隆起(キール)が入る。
頭部は三角形で吻端は尖り、上方に反り返っている。目は金色で細い縦長の瞳を持つ。
毒
編集百歩歩く内に死ぬというのは大袈裟であるが、毒は強力な出血毒で、量も多く危険である。
生態
編集繁殖形態は卵生で、1回に20-30個の卵を産む。
数が少なく、蛇取りもなかなかお目に掛かることがないため、幻の蛇と呼ばれている。
人間との関係
編集台湾ではアマガサヘビ、タイワンコブラ、タイワンアオハブ、タイワンハブ、タイクサリヘビ(Daboia siamensis)と共に「台湾六大毒蛇」と呼ばれる[1]。
中国の広東料理では、五蛇の1つに数え、蛇スープの食材としている。また、肝酒や蛇酒にも利用されている。台湾では漢方薬の材料として高価で取引される。台湾原住民のパイワン族では貴族の先祖として崇拝されており、殺傷は禁忌とされている。
脚注
編集- ^ 臺中榮民總醫院 (2011年7月20日). “(談臺灣的毒蛇咬傷的各種面貌與預防秘訣 ) 臺中榮總全球資訊網 Taichung Veterans General Hospital”. 臺中榮民總醫院 - 全球資訊網 (中文版). 2022年4月12日閲覧。