パク・ジェボム
朴 載範(パク・ジェボム、朝: 박재범、英: Jay Park、1987年4月25日 - )は、韓国で活動する韓国系アメリカ人歌手、ラッパー 、音楽プロデューサー。
パク・ジェボム(Jay Park) | |
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2022年 | |
基本情報 | |
出生名 | パク・ジェボム (Jay Park, Park Jaebeom) |
生誕 |
1987年4月25日(37歳) アメリカ合衆国 ワシントン州エドモンズ |
職業 |
シンガーソングライター ラッパー ダンサー 音楽プロデューサー 実業家 |
活動期間 | 2008–present |
レーベル |
JYP (2008-2010) SidusHQ (2010-2016) ユニバーサルJ (日本) AOMG (2013–present) H1GHR MUSIC (2017–present) Roc Nation (2017–present) |
公式サイト | 公式ホームページ |
2008年から2010年2月まで、韓国のアイドルグループ「2PM」のリーダーとして活動していた。2010年2月に2PMを脱退し、同年7月からSidus HQに所属し、ソロで活動を再開[1]。 契約終了後、2013年に自身の会社AOMGを設立[2]。CEOとしてクルーを率いながら自らもアーティストとして活動している。2017年、新たに別のレーベルH1GHR MUSICを立ち上げた[3]。
来歴
編集地元シアトルのダンスチームに所属し、ブレイクダンスを得意としていた。ピのファンであった母の勧めでアメリカのJYPEオーディションに参加。そこでプロデューサー、パク・ジニョンの目にとまり、練習生として2005年1月に韓国へ。朝鮮語の習得と歌唱練習に4年を費やし、2008年に2PMのリーダーとしてデビュー。
脱退問題
編集2009年9月5日、ジェボムが練習生時代にアメリカのウェブサイトマイスペースに当時の韓国での厳しかった生活に対する文句を書いていたことが一部のネットユーザーにより明らかになり、その内容が韓国と韓国人に対する卑下だと誤訳され韓国で論議になった。ジェボムはこの日午後12時3分、2PMのファンカフェに謝罪文を掲載[4]。約2時間後の2時56分には当時の彼の事務所であったJYP側で追加謝罪文を掲載した。しかし彼への批判は収まらず、9月8日12時頃2PMから脱退するとファンカフェを通じて明らかにし、同日午後6時30分のシアトル行飛行機に乗ってアメリカに帰国した。
問題の文章は、一人でアメリカから韓国に来て朝鮮語も話せず、文化になじめなかった時期に書かれたものであり、一部では、ジェボムが復帰するまで2PMのCDなどの関連商品を一切買わない、支持しないというボイコット運動も行われていた[5]。
しかし2010年2月25日、JYPEよりジェボムの解雇が正式に通達された。
アメリカ帰国、そして韓国での再始動
編集アメリカ・シアトルに戻り、B-boyダンサーとしてブレイクダンスチームAOM(Art Of Movement)で活動する一方、ソロとしても活動をスタートさせたジェボムは、B.o.Bとブルーノ・マーズの曲「Nothin’ On You」のカバーをYouTubeで発表。韓国ではB.o.BがJay Parkバージョンをリリースし、またジェボムも「Count On Me (Nothin’ On You)」と題して自身のカバーを発表した。
またこの頃からAOMの仲間だったCha Cha Maloneが作曲家・プロデューサーとして活動を共にするようになった。
2010年6月、再びソウルに戻ったジェボムは7月Sidus HQと契約、韓国での活動を再開する。
2011年4月、ミニアルバム「Take A Deeper Look」を発表。テディ・ライリーが故マイケル・ジャクソン用に制作していたという曲「Demon」もリリース。2012年2月にはファースト・アルバム「New Breed」を発表し、韓国チャートで1位になった。
AOMG創立、CEOに就任
編集2013年、Saturday Night Live Koreaにレギュラー出演しコメディもこなす一方、「Joah」が大ヒット。盟友Dok2との親交も深まる中、ジェボムはDok2の運営するレーベル「Illionare Records」への所属を希望するも、断られ、結果として自らレーベルを設立することとなる。
2013年9月、「AOMG」が創立された。メンバーはAOMからのダンス仲間でプロデューサーのCha Cha Malone、シンガー兼プロデューサーのGray、作曲家のJun Goon。レーベル名「AOMG」はシアトルで所属していたブレイクダンスチームAOMから発展させたもので、「Always On My Grind」「Above Ordinary Music Group」という意味を持つ。
2014年3月、ラッパーのSimon DominicがAOMGにダブルCEOとして迎え入れられた[6]。その後2年間でUgly Duck、Loco、Elo、Hoody、DJ Pumkin、DJ WegunがAOMGに参加する。
「Show Me The Money」プロデューサーとして
編集2012年から放映がスタートされ、シーズンを追うごとに人気が増しているラップオーディション番組「Show Me The Money」のシーズン4(2015年)プロデューサーに就任。審査員でもあり、自らもパフォーマンスを行うが、このシーズンでは優勝に至らなかった。(2017年シーズン6では盟友Dok2とのコンビで再びプロデューサーに就任)
ラップアルバム「Worldwide」をリリース。
リリースとフィーチャリング・ラッシュ
編集前作から1年も経たないうちに「ラップをたくさんしたから、今度は歌いたくなった」とアルバム「EVERYTHING YOU WANTED 」をリリース。アルバムはKorean Music Awardsの「2017 Best R&B&Soul Album」を受賞、アーティストとしても「2017 Artist of the Year」を受賞。
また一方ではバスケットボール・バラエティ番組「buzzer beater」にプレイヤーとして出演するなど、幅広く活動。
Roc Nationと契約
編集2017年7月、ラッパージェイ・Zが率いるレーベル『ロック・ネイション』との契約を発表[7]。アジア系アメリカ人としては初めてとなる[8]。
新レーベル、H1GHR MUSIC創立
編集2017年、普段から交流のある若いラッパーや作曲チーム、シアトルのラッパーたちをメンバーとして、韓国とシアトルに拠点を置いた[9]新たなインターナショナル・レーベル『H1GHR MUSIC』を創立[3]。メンバーは、韓国からG.Soul、Sik-K、pH-1、Woodie Gochild、HAON、国外からはYultron、Avatar Darko、Raz Simone、Phe Reds、JARV DEE、Ted Parkが所属している。韓国側にも英語を話せるメンバーが多く、よりグローバルな活動を目指している。
2024年6月24日、定額制プラットフォーム「Onlyfans」を開設。K-POPスターによる「Onlyfans」開設は初の試みとなった[10]。
人物
編集- 身長:172cm 体重:60kg
- 特技:しらけギャグ
- 趣味:バスケットボール、音楽鑑賞、服の色を合わせる
ディスコグラフィ
編集アルバム
編集年 | タイトル | 収録曲 |
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2012 | New Breed |
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2014 | Evolution |
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2015 | Worldwide |
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2016 | EVERYTHING YOU WANTED |
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2019 | The Road Less Traveled |
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脚注
編集- ^ ジェボム、2PM電撃脱退宣言
- ^ “パク・ジェボム、独立ヒップホップレーベル「AOMG」を設立“音楽的な領域の拡張””. Kstyle (2013年9月24日). 2020年1月10日閲覧。
- ^ a b “パク・ジェボム、米歌手Cha Cha Maloneとともにグローバルヒップホップレーベルを設立”. Kstyle (2017年5月12日). 2020年1月10日閲覧。
- ^ 2PMチェボム、韓国卑下文公式謝罪「あまりにも幼かった」
- ^ ファンら「ジェボムのいない彼らを応援することはできない」
- ^ “Simon D、パク・ジェボムのヒップホップレーベル「AOMG」の共同代表に”. Kstyle (2014年3月9日). 2020年1月10日閲覧。
- ^ “【K STORM】〈Roc Nation〉が認めたヒップホッパー、Jay Park(ジェイ・パーク)の“世界人”目線…日韓音楽コミュニケーター筧真帆が韓国音楽の新鋭を紹介”. billboard JAPAN (2018年11月15日). 2020年1月10日閲覧。
- ^ “パク・ジェボム、世界の歌姫ビヨンセ&ジェイ・Z夫婦とツーショット…グローバルな人脈をアピール”. Kstyle (2018年1月28日). 2020年1月10日閲覧。
- ^ “韓国のHIP HOP最前線。Jay Parkが立ち上げたレーベル「H1GHR MUSIC RECORDS」を深掘り”. GINZA (2018年10月29日). 2020年1月10日閲覧。
- ^ ““日本AV女優”の出演に成人向けSNSでの宣伝…躊躇なく“日陰文化”を表に出すようになった韓国|スポーツソウル日本版”. スポーツソウル (2024年7月6日). 2024年7月7日閲覧。
外部リンク
編集- JAY BUM PARK (@JAYBUMAOM) - X(旧Twitter)
- Jay Park / 박재범 ($hway bum) (@jparkitrighthere) - Instagram