バトル・オブ・ザ・セクシーズ
『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』(Battle of the Sexes)は、2017年のアメリカ合衆国・イギリスのスポーツ伝記映画。ジョナサン・デイトンとヴァレリー・ファリス監督、サイモン・ボーファイ脚本。
バトル・オブ・ザ・セクシーズ | |
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Battle of the Sexes | |
監督 |
ジョナサン・デイトン ヴァレリー・ファリス |
脚本 | サイモン・ボーファイ |
製作 |
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出演者 | |
音楽 | ニコラス・ブリテル |
撮影 | リヌス・サンドグレン |
編集 | パメラ・マーティン |
製作会社 |
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配給 |
フォックス・サーチライト・ピクチャーズ 20世紀フォックス |
公開 |
2017年9月22日 2018年7月6日 |
上映時間 | 122分 |
製作国 | |
言語 | 英語 |
製作費 | $25,000,000[1] |
興行収入 |
$18,445,379[2] 5000万円[3] |
1973年にテニス選手ビリー・ジーン・キングと当時55歳になっていた往年のテニス選手ボビー・リッグスの間で行われた「性別間の戦い」という「男女対抗試合」が描かれる。出演はエマ・ストーン、スティーブ・カレル、アンドレア・ライズブロー、エリザベス・シュー、オースティン・ストウェル、サラ・シルヴァーマンらである。
北米ではフォックス・サーチライト・ピクチャーズ配給で2017年9月22日に封切られた。
ストーリー
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キャスト
編集※括弧内は日本語吹替[4]。役名のあとの「Original 9」は女子テニス協会を結成した9人の選手を指す(ビリー・ジーン・キングも含む)。
- ビリー・ジーン・キング - エマ・ストーン(佐古真弓)
- ボビー・リッグス - スティーブ・カレル(島田敏)
- マリリン・バーネット - アンドレア・ライズブロー(桑島法子)
- グラディス・ヘルドマン - サラ・シルヴァーマン(小山茉美)
- ジャック・クレイマー - ビル・プルマン(菅生隆之)
- テッド・ティンリング - アラン・カミング(木下浩之)
- プリシラ・リッグス - エリザベス・シュー(よのひかり)
- ラリー・キング - オースティン・ストウェル(荻野晴朗)
- マーガレット・コート - ジェシカ・マクナミー
- ロージー・カザルス (Original 9) - ナタリー・モラレス(西島麻紘)
- ジェーン・バルトコビッツ (Original 9) - マーサ・マックアイサック(鶴田真希)
- ケリー・レイド (Original 9) - ケイトリン・クリスチャン
- ヴァレリー・ジーゲンフス (Original 9) - ミッキー・サマー
- ジュリー・ヘルドマン (Original 9) - ブライディ・エリオット
- ナンシー・リッチー (Original 9) - ローレン・クライン
- クリスティ・ピジョン (Original 9) - アシュレイ・ヴァインホルト
- ジュディ・テガート (Original 9) - フィダン・マナシロヴァ
- ロニー・クール - エリック・クリスチャン・オルセン
- ラリー・リッグス - ルイス・プルマン
- ヘンリー - ウォレス・ランガム
- レオ・ブレア - フレッド・アーミセン
主な挿入曲
編集- エルトン・ジョン 「ロケット・マン」(1972年)
- ジョージ・ハリスン 「美しき人生」(1970年)
- ヒュー・マセケラ 「グレイジング・イン・ザ・グラス」(1968年)
- トミー・ジェイムス&ザ・ションデルズ 「クリムズンとクローバー」(1968年)
- ボビー・ジェントリー 「Courtyard」(1968年)
- ザ・プリテンダーズ 「I Call It Love」(1970年)[5]
- アポロ100 「Joy」(1972年)
- ノーマ・ジェンキンズ 「Me, Myself and I」(1967年)[6]
- サラ・バレリス 「If I Dare」(2017年、エンドロールで使用)
製作
編集2015年4月20日、フォックス・サーチライト・ピクチャーズはジョナサン・デイトンとヴァレリー・ファリスがサイモン・ボーファイ脚本の『Battle of the Sexes』という題の作品を監督する予定であることを発表した[7]。エマ・ストーンがビリー・ジーン・キング役、スティーブ・カレルがボビー・リッグス役にキャスティングされた。またダニー・ボイルが自身の映画会社であるデシベル・フィルムズ、クリスチャン・コルソンがクラウド・エイト・フィルムズを通してプロデューサーを務める[7][8]。9月18日、スケジュールの都合で降板となったストーンに代わってブリー・ラーソンがジーン・キング役にキャスティングされた[9]。11月18日、『バラエティ』はストーンのスケジュール問題が解決したためにジーン・キング役に復帰したことを報じた[8]。2016年3月3日、美容師で1981年までキングの恋人であったマリリン・バーネット役でアンドレア・ライズブローが加わった[10]。同月後半、エリザベス・シューがリッグスの妻役[11]、オースティン・ストウェルがビリー・ジーンの夫のラリー・キング役[12]、サラ・シルヴァーマンが『ワールド・テニス』誌創刊者のグラディス・ヘルドマン役でキャスティングされた[13]。4月、さらにエリック・クリスチャン・オルセンがロニー・クール役[14]、ジェシカ・マクナミーがマーガレット・コート役[15]、アラン・カミングがテッド・ティンリング役[16]、ナタリー・モラレスが ロージー・カザルス役で加わった[17]。
主要撮影は2016年4月13日にロサンゼルスで始まった[18]。
キングとリッグスの試合のシーンでは、ケイトリン・クリスチャン(Kaitlyn Christian)がエマ・ストーンの代役を、ビンセント・スペイディアがスティーブ・カレルの代役を行った[19]。また、クリスチャンはオーストラリア出身のテニス選手、ケリー・レイドの役を演じている。
クリスティ・ピジョンを演じたアシュレイ・ヴァインホルト(Ashley Weinhold)はシングルス最高181位、ダブルス最高109位のプロのテニス選手である。
公開
編集出典
編集- ^ “Production of Fox Searchlight's Battle of the Sexes Contributed Over $25 Million to the California Economy”. MPAA (September 21, 2017). 2017年9月29日閲覧。
- ^ “Battle of the Sexes (2017)”. The Numbers. 2019年6月29日閲覧。
- ^ 『キネマ旬報』2019年3月下旬特別号 p.58
- ^ “バトル・オブ・ザ・セクシーズ”. 2018年9月20日閲覧。
- ^ 英国のロックバンド、プリテンダーズの曲ではなく、アメリカの同名のソウル・グループの曲である。1970年のシングル。
- ^ Norma Jenkins - Need Someone To Love / Me Myself And I (1967, Vinyl) | Discogs
- ^ a b Fleming Jr, Mike (April 20, 2015). “Game, Set Match? Searchlight Serves Up ‘Battle Of The Sexes;’ Dayton & Faris Direct Emma Stone As Billie Jean King, Steve Carell As Bobby Riggs”. deadline.com September 20, 2015閲覧。
- ^ a b Kroll, Justin (November 18, 2015). “Emma Stone Set to Star as Billie Jean King in Fox Searchlight’s ‘Battle of the Sexes’ (EXCLUSIVE)”. variety.com. オリジナルのMarch 29, 2016時点におけるアーカイブ。 November 29, 2015閲覧。
- ^ Kroll, Justin (September 18, 2015). “Brie Larson in Talks to Play Billie Jean King in ‘Battle of the Sexes’ (EXCLUSIVE)”. variety.com September 20, 2015閲覧。
- ^ Kroll, Justin (March 3, 2016). “‘Battle of the Sexes’ Adds Andrea Riseborough (EXCLUSIVE)”. Variety March 26, 2016閲覧。
- ^ Kroll, Justin (March 21, 2016). “Elisabeth Shue Joins Emma Stone in Fox Searchlight’s ‘Battle of the Sexes’ (EXCLUSIVE)”. Variety March 26, 2016閲覧。
- ^ A. Lincoln, Ross (March 22, 2016). “Austin Stowell Joins Billie Jean King Biopic ‘Battle Of The Sexes’ In Key Role”. Deadline March 26, 2016閲覧。
- ^ Hipes, Patrick (March 23, 2016). “Sarah Silverman A Match For ‘Battle Of The Sexes’”. Deadline March 25, 2016閲覧。
- ^ Lincoln, Ross A. (April 1, 2016). “Eric Christian Olsen Swings For ‘Battle Of The Sexes’; Talitha Bateman Joins ‘Vengeance: A Love Story’”. Deadline April 14, 2016閲覧。
- ^ Fleming, Jr., Mike (April 7, 2016). “Jessica McNamee Plays Margaret Court In ‘Battle Of The Sexes’”. Deadline April 14, 2016閲覧。
- ^ Siegel, Tatiana (April 12, 2016). “Alan Cumming to Co-Star in Fox Searchlight's 'Battle of the Sexes'”. The Hollywood Reporter April 14, 2016閲覧。
- ^ Pedersen, Erik (April 13, 2016). “Natalie Morales Game For ‘Battle Of The Sexes’; Jimmy Smagula Books ‘Rebel In The Rye’”. Deadline April 14, 2016閲覧。
- ^ Evry, Max (April 13, 2016). “First Battle of the Sexes Photo as Filming Begins” (英語). ComingSoon.net April 14, 2016閲覧。
- ^ Pantic, Nina (26 September 2017). “How Battle of the Sexes Made the Tennis Look Real”. Baseline. 29 September 2017閲覧。
- ^ D'Alessandro, Anthony (March 21, 2017). “‘Battle Of The Sexes’: Billie Jean King-Bobby Riggs Tennis Pic Sets Fall Date”. Deadline.com. March 21, 2017閲覧。
- ^ https://twitter.com/foxsearchlightj/status/973741490567503873