ハネムーン・キラーズ
『ハネムーン・キラーズ』(The Honeymoon Killers) は、1970年に製作されたレナード・カッスル監督・脚本のカルト映画である。
ハネムーン・キラーズ | |
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The Honeymoon Killers | |
シャーリー・ストーラー(プレスから) | |
監督 | レナード・カッスル |
脚本 | レナード・カッスル |
製作 | ウォーレン・スタイベル |
出演者 |
シャーリー・ストーラー トニー・ロビアンコ ドーサ・ダックワース |
音楽 | グスタフ・マーラー |
撮影 | オリヴァー・ウッド |
編集 |
スタンリー・ヴァーノウ リチャード・ブロフィ |
配給 | American International Pictures |
公開 |
1970年2月4日 2000年6月17日(東京) |
上映時間 | 115分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $150,000 (概算) |
概要
編集1940年代に実際に起こった連続殺人事件をベースに、ドキュメンタリー調のフィルム・ノワールに仕上がっている本作[1] 。オペラ作曲家という異色の経歴を持つレナード・カッスルが初監督を務めている。製作当初は、当時まだ若手映画監督だったマーティン・スコセッシが企画をすすめていた。1970年にアメリカ合衆国で公開され、徐々に人気が広まっていき30年経った2000年に日本でもようやく日の目を見た。2001年にはDVDとして発売もされ、数多くの映画ファンたちから賞賛を得ている。現在ではカルト映画として紹介されることが多いが、フランソワ・トリュフォーが『最も愛するアメリカ映画』とまで評した。『ディア・ハンター』のシャーリー・ストーラーと、『フレンチ・コネクション』のトニー・ロビアンコが実在したカップルのマーサとレイを演じている。今作以降、監督のレナード・カッスルは映画を撮っていない。
あらすじ
編集看護婦長であるマーサ・ベック(シャーリー・ストーラー)は恋人もおらず、母親と二人で質素に暮らしていた。そんなある日、マーサに見かねた友人は彼女に文通クラブへの入会を勧める。はじめは乗り気でなかったマーサだが、そんな彼女の元へ一通の手紙が届く。それはニューヨークに住むスペイン系移民のレイ・フェルナンデス(トニー・ロビアンコ)だった。自分にラブ・レターを送った相手に恋心を抱いたマーサはいざニューヨークへ。ようやくレイと対面するマーサだったが、そんなマーサにレイは自分が結婚詐欺師であることを告白する。そのことに多少のショックを覚えるマーサだったが、そんなレイについていくことを決意。母親との生活を捨て、マーサは“共犯者”としてレイの結婚詐欺に手を染めていき、やがてそれはエスカレートして殺人まで犯していく…。
スタッフ・キャスト
編集キャスト
編集- マーサ・ベック:シャーリー・ストーラー Shirley Stoler
- レイ・フェルナンデス:トニー・ロビアンコ Tony Lo Bianco
- マーサの母:ドーサ・ダックワース Dortha Duckworth
- バニー:ドリス・ロバーツ Doris Roberts
- マートル・ヤング:マリリン・クリス Marilyn Chris
スタッフ
編集脚注
編集- ^ “Seek More Victims of ‘Lonely Hearts’ Killers,” The Lowell [Mass.] Sun, March 2, 1949; “Justice for Mr. and Mrs. Bluebeard,” The Sunday Press [Binghamton, N.Y.], Feb. 18, 1951, p. 8-C.