ネス湖
ネス湖(英語: Loch Ness [ˌlɒx ˈnɛs] ロッホ・ネス、スコットランド・ゲール語: Loch Nis [l̪ˠɔxˈniʃ])は、イギリス・スコットランド北部ハイランド地方にある、イギリス最大の淡水ロッホ(湖)。グレート・グレン断層の北東端に位置する[1]。長さが約35キロメートル、幅約2キロメートルの、非常に細長い湖。水深は最大で約230メートル。ラムサール条約登録地である。スコットランドの湖沼のうち面積では、ローモンド湖に次いで2番目の大きさ[1]。貯水量はグレートブリテン島で最大[1]。
ネス湖 | |
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所在地 |
イギリス スコットランド ハイランド地方 |
位置 | 北緯57度18分 西経4度27分 / 北緯57.300度 西経4.450度座標: 北緯57度18分 西経4度27分 / 北緯57.300度 西経4.450度 |
面積 | 56.4 km2 |
最大水深 | 226.96 m |
平均水深 | 132 m |
貯水量 | 7.4 km3 |
水面の標高 | 15.8 m |
淡水・汽水 | 淡水 |
プロジェクト 地形 |
インヴァネス(ネス川の河口を意味する)の南西約10キロメートルに位置する。
岸辺には13世紀に建てられ17世紀に破壊されたアーカート城の廃墟がある。
2019年9月5日、ニュージーランド・オタゴ大学のニール・ゲメル教授らの研究チームが発表したところによれば、調査では、ネス湖に生息する生物について、魚類11種、両生類3種、鳥類22種、哺乳類19種のDNAが特定された[2]。特にウナギのDNAが多く検出されている[3](→環境DNA)。
ネッシー
編集→詳細は「ネッシー」を参照
ネス湖にはネッシーと呼ばれる未確認動物がいるといわれてきた。そのため、オカルトクラブなどの観光客なども多く、ネッシーを映したと称する数多くのビデオや写真が存在する。6世紀にアイルランドから布教に来た聖人コルンバの伝記にネス湖の怪獣が述べられている。
脚注
編集- ^ a b c ダニエル・スミス『絶対に見られない世界の秘宝99』日経ナショナルジオグラフィック社、2015年、28 - 30頁。ISBN 978-4-86313-324-2。
- ^ DNA調査で「ネス湖に『恐竜』いない」 では正体は… - 朝日新聞
- ^ ネッシーは巨大うなぎ?水中のDNA調査「可能性排除できず」 - NHK