ドリコム
日本の東京都品川区にあるゲーム会社・出版社
株式会社ドリコム(英: Drecom Co.,Ltd.)は、日本のゲーム会社・出版社。バンダイナムコホールディングスの持分法適用会社。日本経済団体連合会・新経済連盟会員、コンピュータエンターテインメント協会正会員。
本社が入居するThinkPark Tower | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | |
本社所在地 |
日本 〒141-6019 東京都品川区大崎二丁目1番1号 ThinkPark Tower 19階[1] |
設立 | 2001年11月13日 |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 1011101050337 |
事業内容 |
ゲーム事業 メディア事業 出版・映像事業 |
代表者 | 代表取締役社長 内藤裕紀 |
資本金 | 17億9299万円(2022年3月31日時点) |
売上高 | 105億2850万円(2022年3月期) |
営業利益 | 15億9111万円(2022年3月期) |
純利益 | 8億730万円(2022年3月期) |
純資産 | 45億7407万円(2022年3月期) |
総資産 | 96億5347万円(2022年3月期) |
従業員数 | 386名(2022年3月31日時点) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 |
内藤裕紀 34.29% 株式会社バンダイナムコエンターテインメント 19.10% (2021年3月31日時点) |
主要子会社 | #子会社参照 |
関係する人物 |
平尾丈 吉田浩一郎 宮崎謙介 |
外部リンク |
www |
概要
編集ドリコムグループは「with entertainment」のキャッチフレーズのもとに「ゲーム事業」「メディア事業(Webサービス開発、新規事業開発)」「出版・映像事業」の3つの事業を展開している。
以前はブログ事業、アドソリューション事業、携帯電話向けコンテンツ事業(着メロやきせかえコンテンツなど)、広告代理業務も行っていた。
沿革
編集- 2001年
- 2002年
- 4月 - 「マイプロフィール」サービス開始
- 8月 - 大学等発ベンチャー創出支援公募に採択、本社を京都府京都市下京区へ移転
- 2003年
- 3月 - 株式会社へ組織変更
- 7月29日 - 「マイプロフィール」にブログ機能を追加
- 8月18日 - 「マイブログジャパン」ベータ版をサービス開始
- 12月 - 「マイブログリスト」サービス開始
- 2004年
- 3月 - 「マイクリップ」サービス開始
- 6月 - 「ドリコムブログシステムエンジン」提供開始
- 9月 - 「ドリコムオフィス」サービス開始
- 9月24日 - 「マイブログジャパン」を「ドリコムブログ」へ改称
- 2005年
- 1月 - 株式会社ドリコムテック設立
- 5月 - 「ドリコムCMS」サービス開始
- 12月 - 「ドリコムRSS」サービス開始
- 2006年
- 2月 - 東証マザーズ上場
- 6月 - 子会社 株式会社ドリコムジェネレーティッドメディアを設立
- 9月 - 子会社 株式会社ドリコムマーケティング設立
- 12月 - 「VENTUER OF THE YEAR2006」にて最優秀経営者賞を受賞
- 2007年
- 2月 - 「API ITアウトソーシングアワード2006」ベストテクノロジーを受賞
- 4月 - 株式会社ジェイケンを子会社化
- 2008年
- 2009年
- 2010年
- 2011年
- 4月 - 「poncan」をスマートフォン向けサービスとして提供を開始
- 2012年
- 3月
- ソーシャルラーニングプラットフォーム「スマコロ」を開始
- 携帯電話向けコンテンツ事業を株式会社シーエー・モバイルに譲渡
- 4月 - 本社を新宿区から目黒区の目黒雅叙園アルコタワーに移転
- 3月
- 2013年
- 9月 - アニメ『ファンタジスタドール』との連動ソーシャルゲームを開始
- 2014年
- 1月 - 『フルボッコヒーローズ』をスマートフォン向けゲームとして提供を開始(サイバーコネクトツーと共同開発)
- 3月 - 『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストシューターズ』をスマートフォン向けゲームとして開発・提供を開始(バンダイナムコゲームスより配信)
- 5月 - 『ONE PIECE トレジャークルーズ』をスマートフォン向けゲームとして開発・提供を開始(バンダイナムコゲームスより配信)
- 9月 - 楽天とドリコムのソーシャルラーニング事業の合弁子会社「株式会社ReDucate」を設立
- 2015年
- 2月 - スマートフォン向けゲーム『ONE PIECE トレジャークルーズ』をバンダイナムコゲームスと共同で世界配信を開始
- 4月 - 子会社のグリモアより『ブレイブソード×ブレイズソウル』をスマートフォン向けゲームとして提供を開始
- 2016年
- 10月 - 子会社のグリモアをHappy Elementsへ売却
- 2017年
- 8月 - バンダイナムコエンターテインメントとドリコムの共同出資による新会社「株式会社BXD」を設立
- 2018年
- 9月 - 楽天株式会社との資本業務提携の解消[2]
- 2020年
- 2021年
- 2022年
ゲーム事業
編集ここでは主にスマートフォンゲーム事業における開発および運営タイトルを列記する。
- ONE PIECE トレジャークルーズ
- ジョジョの奇妙な冒険 スターダストシューターズ(2021年4月13日サービス終了)
- 週刊少年ジャンプ オレコレクション! / ジャンプヒーロー大戦 -オレコレクション2-(2020年9月30日サービス終了)
- レイヤードストーリーズ ゼロ (2019年1月8日サービス終了[7])
- デジモンリアライズ(2022年4月21日サービス終了)
- スーパーロボット大戦DD(開発協力)
以下の作品はかつての子会社BXDによる開発
- アイドルマスター シャイニーカラーズ
- ドラゴンボールZ ブッチギリマッチ(2020年3月16日サービス終了)
- プロ野球ファミスタ マスターオーナーズ(2020年8月31日サービス終了)
- 金色のガッシュベル!! Golden Memories(2020年3月31日サービス終了)
- クイーンズブレイド WHITE TRIANGLE(2020年5月18日サービス終了)
- 配信元:スクウェア・エニックス
- ワールド オブ ファイナルファンタジー メリメロ (2018年12月13日サービス終了[8])
- 配信元:アニプレックス
- きららファンタジア(2023年2月28日サービス終了)
- 配信元:フォワードワークス
- 配信元:サイバーコネクトツー
- フルボッコヒーローズ / フルボッコヒーローズX (2019年5月27日サービス終了)
- 配信元:ブシロード
- D_CIDE TRAUMEREI(2022年10月28日サービス終了)※ライオンズフィルム運営
- 自社配信タイトル
- 陰陽師 〜平安妖奇譚/平安妖絵巻〜 (2019年5月31日サービス終了[9])
- ちょこっとファーム (iOS/Android版:2019年11月26日サービス終了[10])
- ファンタジスタドール ガールズロワイヤル (2015年6月30日サービス終了[11])
- ダービースタリオン マスターズ (著作:パリティビット)
- ミコノート はれときどきけがれ(開発:MADORCA、2022年7月12日サービス終了[12])※ディライトワークスより配信権を移譲
- 魔界戦記ディスガイアRPG〜最凶魔王決定戦!〜 ※当初は開発協力として参加。2023年7月3日にフォワードワークスより配信権を移譲
- GGGGG(2023年11月30日サービス終了[13])
- 悪魔王子と操り人形[14](2025年1月31日サービス終了予定[15])※共同開発:リベル・エンタテインメント[16]
- Wizardry Variants Daphne[17]
- Tokyo Stories ※ドリコム初のコンソール機向け買い切りタイトル[18]
出版・映像事業
編集2022年5月、ウェブトゥーンやライトノベル・コミック・アニメーション事業を展開する出版・映像ブランドとして「ドリコムメディア」を設立し、出版・映像事業に参入した[19]。編集長は小原豪[19]。
書籍
編集小説
編集- DREノベルス
漫画
編集- DREコミックス
- DRE STUDIOS(ウェブトゥーン)
アニメ
編集- DRE PICTURES
子会社
編集連結子会社
編集- 株式会社スタジオレックス
- 株式会社BlasTrain
- 株式会社ハッピーホッピーハッピー
- 株式会社ドリアップ
他社へ売却
編集- SPICE LAB PTE.LTD.(2019年に株式会社フリークアウト・ホールディングスに売却)
- 株式会社グリモア(2016年にHappy Elements株式会社に売却)
- 株式会社BXD(2020年に株式会社バンダイナムコエンターテインメントに売却)
連結業績推移
編集決算期(期間) | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 |
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第21期(2021年4月1日〜2022年3月31日) | 10,528 | 1,591 | 1,541 | 807 |
第20期(2020年4月1日〜2021年3月31日) | 11,840 | 2,052 | 2,019 | 1,624 |
第19期(2019年4月1日〜2020年3月31日) | 10,150 | 617 | 635 | 711 |
第18期(平成30年4月1日〜平成31年3月31日) | 10,720 | ▲577 | ▲1,349 | ▲1,712 |
第17期(平成29年4月1日〜平成30年3月31日) | 13,192 | 190 | ▲29 | ▲204 |
第16期(平成28年4月1日〜平成29年3月31日) | 8,388 | 932 | 844 | 814 |
第15期(平成27年4月1日〜平成28年3月31日) | 6,534 | ▲206 | ▲217 | ▲537 |
第14期(平成26年4月1日〜平成27年3月31日) | 7,298 | 301 | 278 | 17 |
第13期(平成25年4月1日〜平成26年3月31日) | 6,989 | ▲503 | ▲522 | ▲508 |
第12期(平成24年4月1日〜平成25年3月31日) | 8,490 | 474 | 465 | 127 |
第11期(平成23年4月1日〜平成24年3月31日) | 7,187 | 1,353 | 1,348 | 804 |
第10期(平成22年4月1日〜平成23年3月31日) | 2,632 | 97 | 96 | 2 |
第9期(平成21年4月1日〜平成22年3月31日) | 2,366 | 210 | 205 | 101 |
第8期(平成20年4月1日〜平成21年3月31日) | 2,121 | 85 | 61 | ▲492 |
第7期(平成19年4月1日〜平成20年3月31日) | 2,115 | ▲4 | ▲18 | ▲642 |
第6期(平成18年4月1日〜平成19年3月31日) | 843 | ▲249 | ▲181 | ▲114 |
第5期(平成17年4月1日〜平成18年3月31日) | 703 | 256 | 225 | 124 |
第4期(平成16年4月1日〜平成17年3月31日) | 238 | 89 | 91 | 54 |
第3期(平成15年4月1日〜平成16年3月31日) | 111 | ▲0.8 | ▲3 | |
第2期(平成14年4月1日〜平成15年3月31日) | 71 | ▲14 | ▲14 | |
第1期(平成13年4月1日〜平成14年3月31日) | 0.003 | ▲5 | ▲5 |
株価
編集ドリコムは2006年2月9日に東証マザーズに上場し、Web2.0関連銘柄として話題となり、初値は公開価格の4.6倍となる347万円となった。また、その後も株価が上昇し続けたため、2月17日には637万円の最高値を付けている。しかし、その後の経営悪化に伴い株価は下落を続け、2008年10月時点では株価は最高値の1/60以下の10万円にまで下落した。
その後、ソーシャルゲームブームなどにより業績が回復、これに伴い株価も回復している。
なお、2019年4月1日時点の株価は、下記の3回の株式分割により上場当初の1000分の1となっている。
出身の著名人
編集脚注
編集- ^ 有価証券報告書(株式会社ドリコム 第11期)
- ^ “楽天株式会社との資本業務提携の解消に関するお知らせ”. 2018年9月20日閲覧。
- ^ “ドリコムとイグニス、『ぼくとドラゴン』と『猫とドラゴン』の譲渡契約を本日付で正式締結…価格は5億2000万円 譲渡日は3月2日の予定に | gamebiz”. gamebiz【ゲームビズ】. 2022年5月26日閲覧。
- ^ “【速報2】ドリコム内藤社長、BXD株式売却の経緯を明かす 「enza」にはパートナーとして引き続き「深く関与」”. Social Game Info (2020年1月31日). 2020年2月5日閲覧。
- ^ “ドリコム、ノックノートのゲーム開発部門の一部買収で合意 共同運用中のチームと新作開発チームの合計110名が下期に加わる見通し | gamebiz”. gamebiz【ゲームビズ】. 2022年5月26日閲覧。
- ^ “ドリコムメディアのライトノベルレーベル「DREノベルス」10月7日創刊。年内刊行の9作品はすべてコミカライズ決定!”. オリコン (2022年8月10日). 2022年10月4日閲覧。
- ^ バンナム、『レイヤードストーリーズ ゼロ』のサービスを2019年1月8日をもって終了…サービス開始から約1年1ヶ月で Social Game Info 2018年10月31日
- ^ スクエニ、『ワールド オブ ファイナルファンタジー メリメロ』のサービスを2018年12月13日をもって終了 Social Game Info 2018年9月13日
- ^ 重要なお知らせ ドリコム 2019年3月29日
- ^ ドリコム、iOS/Androidアプリ版『ちょこっとファーム』のサービスを11月26日をもって終了 Social Game Info 2019年11月27日
- ^ ドリコム、『ファンタジスタドール ガールズロワイヤル』を6月30日にサービスを終了 Social Game Info 2015年5月19日
- ^ “ドリコム、『ミコノート』のサービスを2022年7月で終了 最後のコンテンツ「渋谷区」は6月下旬に追加”. gamebiz (2022年5月24日). 2022年5月24日閲覧。
- ^ “【追記】ドリコム、スマホ向け協力・対戦アクションゲーム『GGGGG』のサービスを2023年11月30日をもって終了”. gamebiz (2023年10月26日). 2023年10月27日閲覧。
- ^ “ドリコム、『悪魔王子と操り人形(あくあや)』を本日配信!事前登録者数は50万人を達成”. gamebiz (2024年6月3日). 2024年6月7日閲覧。
- ^ “ドリコム、『悪魔王子と操り人形』のサービスを2025年1月31日をもって終了…サービス開始から約8ヵ月で”. gamebiz (2024年12月16日). 2024年12月16日閲覧。
- ^ “ドリコム、『悪魔王子と操り人形』スマホゲーム開発チームを発表…企画開発はリベル・エンタテインメント、メインシナリオは実弥島巧氏が担当”. gamebiz (2022年10月28日). 2024年12月16日閲覧。
- ^ “ドリコム、「Wizardry」シリーズ最新作のスマホ向け3DダンジョンRPG『Wizardry Variants Daphne』の世界同時配信を開始”. gamebiz (2024年10月15日). 2024年12月16日閲覧。
- ^ “【TGS2024】ドリコム、ピクセルアートADV『Tokyo Stories』を出展…開発陣に訊いたグラフィックへのこだわり”. gamebiz (2024年9月27日). 2024年9月27日閲覧。
- ^ a b “声優・石見舞菜香×DREノベルス編集長・小原豪が語る、動画「出版・アニメ業界の裏側」の狙い”. リアルサウンド ブック (blueprint). (2022年10月9日) 2023年3月18日閲覧。
- ^ “資料室 | 株式会社ドリコム”. 2019年5月13日閲覧。
- ^ https://drecom.co.jp/ir/pdf/20110915.pdf
- ^ https://drecom.co.jp/ir/pdf/20140212.pdf
- ^ https://drecom.co.jp/ir/pdf/20170316_1.pdf
関連項目
編集- J研
- 楽天ad4U - 行動ターゲティング広告のひとつ。楽天との共同事業。
外部リンク
編集- 株式会社ドリコム
- 株式会社ドリコム 公式 (@drecomofficial) - X(旧Twitter)
- 株式会社ドリコム公式 - YouTubeチャンネル
- ドリコムメディア公式サイト
- ドリコムメディア|DREノベルス・DREコミックス・DRE STUDIOS・DRE PICTURES (@drecom_media) - X(旧Twitter)
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