ドラゴンボールZ2 (PlayStation 2)
『ドラゴンボールZ2』(ドラゴンボールゼットツー、DRAGON BALL Z2)は2004年2月7日に、ディンプス開発バンダイから発売されたPlayStation 2用の対戦格闘ゲームである。『ドラゴンボールZ』のPlayStation 2作品第2弾。
ジャンル | 3D対戦アクションゲーム |
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対応機種 | PlayStation 2 |
開発元 | ディンプス |
発売元 | バンダイ |
人数 | 1~2人 |
メディア | DVD-ROM1枚 |
発売日 |
2004年2月7日 2004年9月16日(Best版) |
売上本数 | 約53万本[1] |
概要
編集新たに起用された「ドラゴンシェーディング」(トゥーンレンダリング)によりグラフィックは原作に近い雰囲気となった。前作では登場しなかった魔人ブウ編のキャラクターを始め、多くのキャラクター達が参戦した。この頃からまたフュージョンやポタラ、吸収と戦闘中の形態変化が多彩となった。
ドラゴンシェーディングを起用した理由として、プロデューサーの内山大輔は「よりDBらしくする方法を探していて、辿り着いたのがトゥーンでした」「当時は海外でも情報が少なく、厳密にはキャラクター3体分のモデルを重ねて表現しているため、通常の3倍の手間とコストがかかったが、誰が見てもこの方が絶対かっこいいので、これ以外の選択肢はありませんでしたね」と話している[2]。
全世界での累計販売本数は2005年4月時点で274万本を記録[3]。
システム
編集ほとんどのシステムは前作と同一である。
ここでは変更点のみ記述するため、詳しくはドラゴンボールZ#基本操作とシステムを参照のこと。
特殊スキル
編集- 必殺技(ボタン入力)
- 攻撃側・防御側双方のボタン入力によって、攻撃の成功・失敗が決定。攻撃側が防御側と違うボタンを押すことができれば追加ダメージを与えることができる。
- 必殺技(絶対入力)
- 攻撃側の左、右スティック入力量によるもの。ゲージをフルにできたら追加攻撃を行うことができる
- 究極技(ボタン入力量)
- 攻撃側が表示されたコマンドを入力。失敗すると技が発動しなかったり、自分がダメージを受けたりしてしまう。
- 究極技(絶対入力量)
- 攻撃側の左、右スティック入力量によるゲージの量によって、攻撃力が変化する。
- 究極技(相対入力量)
- 攻撃側と防御側双方の左、右スティック入力量によるゲージの量によって、攻撃力が変化する。
- フュージョン
- 画面下に表示されたコマンドを入力することにより発動。フュージョンの発動中は気力ゲージが時間ゲージに変わり、フュージョン中は気功波やスキル技の制限がなくなり、使い放題になる。時間ゲージが0になった時ダウンすると変身が解ける(再度フュージョンは可能)。フュージョンの入力を失敗すると弱いキャラに変身してしまう。
- ポタラ
- 攻撃側と防御側が違ったボタンを押すことができれば発動。バトル中一回のみであり、成功すればバトル終了までポタラで合体したキャラクターで戦うことができる。攻撃側と防御側のボタンが同じだった場合はポタラを破壊され、二度と合体できなくなる。
- 吸収
- 魔人ブウ(悪)のみの攻撃技。発動すると魔人ブウがランダムでキャラクターを発見し、自分の肉片でを相手を吸収し、その相手のキャラクターの能力を自分のものとする。キャラクターによっては能力がダウンするときもある。
ゲーム内容
編集- ドラゴンワールド
- Z戦士達でドラゴンボールの世界をボードゲーム感覚で楽しむモード。
- 対戦
-
- 1P VS Com
- 1P VS 2P
- Com VS 2P
- Com VS Com
- 天下一武道会
- 「初級」「中級」「上級」に分かれる。優勝すると特殊スキルや優勝賞金が手に入る。
- 練習
- 技などの練習できる。Z2からはキャラクター同士で指導する「修行」が登場。
- スキル編集
- スキルを買ったり、セットしたりできるモード。シリーズによって登場するキャラが違う。
- オプション
- 難易度、コントローラ配置等の設定ができる。
- バビディの宇宙船
- 特殊な条件で勝負するモード。キリを溜めると、特殊スキルがゲットできる。
使用キャラクター
編集- 孫悟空(声優:野沢雅子)
- 孫悟飯(少年期)(声優:野沢雅子)
- 孫悟飯(青年期)(声優:野沢雅子)
- グレートサイヤマン(声優:野沢雅子)
- 孫悟天(声優:野沢雅子)
- ベジータ(声優:堀川りょう)
- トランクス(青年期)(声優:草尾毅)
- トランクス(幼年期)(声優:草尾毅)
- ピッコロ(声優:古川登志夫)※海外版よりマント姿のコスチュームが追加されている[4]。
- クリリン(声優:田中真弓)
- 天津飯(声優:鈴置洋孝)
- ヤムチャ(声優:古谷徹)
- ビーデル(声優:皆口裕子)
- ミスター・サタン(声優:郷里大輔)
- ラディッツ(声優:千葉繁)
- ナッパ(声優:飯塚昭三)
- リクーム(声優:内海賢二)
- ギニュー(声優:堀秀行)
- フリーザ(声優:中尾隆聖)※本作では最初から最終形態での登場。初期攻撃力が他のキャラよりも高いが、気力が常に減少する仕様となっている。なお、洗脳状態はCPU専用だが、Z2Vでは使用可能。
- ドクター・ゲロ(声優:矢田耕司)
- 人造人間16号(声優:緑川光)
- 人造人間17号(声優:中原茂)
- 人造人間18号(声優:伊藤美紀)
- セル(声優:若本規夫)※本作では最初から完全体での登場。攻撃力・気力についてはフリーザと同じ仕様。また、洗脳状態はCPU専用だが、Z2Vでは使用可能。
- 界王神(声優:三ツ矢雄二)
- ダーブラ(声優:大友龍三郎)
- 魔人ブウ(善)(声優:塩屋浩三)
- 魔人ブウ(悪)(声優:塩屋浩三)
- 魔人ブウ(純粋)(声優:塩屋浩三)
- クウラ(声優:中尾隆聖)※Z2Vのみ登場。音声はフリーザの流用で、クレジットはなし。
条件を満たすと登場するキャラクター
編集- ゴテンクス(声優:野沢雅子&草尾毅) ※悟天とトランクスがフュージョンで融合をした姿。
- ベジット(声優:野沢雅子&堀川りょう) ※悟空とベジータがポタラで合体をした姿。
- ゴタン(声優:野沢雅子&郷里大輔) ※悟空とミスター・サタンがポタラで合体をした姿。
- キビト神(声優:三ツ矢雄二) ※界王神とキビトがポタラで合体をした姿。
- ヤム飯(声優:古谷徹&鈴置洋孝) ※ヤムチャと天津飯がフュージョンで融合をした姿で、本作のオリジナルキャラクター。
- クリーザ(声優:中尾隆聖) ※フリーザの息子で、『ネコマジン』からのゲスト登場。音声はフリーザの流用で、クレジットはなし。
CPU専用キャラクター
編集- 栽培マン(声:沼田祐介)
- セルジュニア(声:鈴置洋孝)
その他のキャラクター
編集主題歌
編集予約特典
編集「ミニチュアスカウターアクセサリー」
ドラゴンボールZ2V
編集『Vジャンプ』2004年3月号、4月号、5月号(合計3回)の企画で抽選で2000名に配布された本作の特別版。最初から全スキルが揃っている、セーブとロード機能が廃止されてメモリーカードは必要としていない、通常版ではCPU専用だった洗脳フリーザと洗脳セルが使用可能、天下一武道会ステージにVジャンプオリジナルの特設リングが追加、そして特別版のみのキャラクターであるクウラ(ただし、音声と技はフリーザの流用)が登場するという通常版とは相違点がある。
関連商品
編集- 攻略本
- DRAGON BALLZ2 全開ぶっちぎりの超(スーパー)パワー!!!
- 関連CD
脚注
編集参考文献
編集- Vジャンプ編集部 編『30th Anniversary ドラゴンボール超史集』集英社〈愛蔵版コミックス〉、2016年1月26日。ISBN 978-4-08-792505-0。