トルバドールレコード
概要
編集当時ナムコに所属していた、細江慎治や相原隆行らにより設立。1992年冬のコミックマーケットにおいて、最初の作品となるアルバム『Be filled with feeling』を販売した[1]。名だたるゲーム音楽の作曲者たちが、所属ゲームメーカーの枠を超えて参加するコンピレーション・アルバムを、年に数枚のペースでリリースしていった。後にこうした状況を、細江は「会社を出れば、ただの人なんで」、相原は「東急建設と清水建設の人が休みに一緒になって犬小屋作っているようなもんですからね」と表現している[2]。
やがて「まにきゅあ団」や「オリエンタル・マグネチック・イエロー(OMY)」(どちらも細江が所属するバンド)のアルバム、相原や佐野信義らのソロアルバムも発売され、活況を呈していった。後にOMYは1996年に、まにきゅあ団は1997年に、サイトロン・レーベルよりメジャーデビューを果たした。
2001年、細江と佐宗綾子らが独立しスーパースィープを創業、自社レーベル「スィープレコード」を展開すると、相原もスタジオカルナバルを設立し独自の音楽活動を開始。主要メンバーが足並みを揃えることが困難となったため、リリースが途絶え休眠状態となった。
2009年、細江や佐宗らによるユニット「Sampling Masters」が、『overdrive hell ヒズミ天国』を本レーベルよりリリース。以降も『ヒズミ天国』シリーズを年に数枚、本レーベルより発売している。
おもな参加アーティスト
編集脚注
編集- ^ これ以前にも、細江は1990年頃より同人CDに楽曲を提供しており、本作が同人デビュー作ではない。
- ^ サイトロン・レーベル公式ファンクラブの会報「FGSニュース」第107号掲載、「O.M.Y.インタビュー 新アルバムTECHNODERUCKを語る」より