テイコプラニン
抗菌薬
テイコプラニン(Teicoplanin:TEIC) は抗菌薬の一つ。
IUPAC命名法による物質名 | |
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臨床データ | |
販売名 | Targocid |
Drugs.com |
国別販売名(英語) International Drug Names |
胎児危険度分類 |
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法的規制 | |
薬物動態データ | |
生物学的利用能 | 90% (given IM) |
血漿タンパク結合 | 90% to 95% |
代謝 | Nil |
半減期 | 70 to 100 hours |
排泄 | Renal (97% unchanged) |
データベースID | |
CAS番号 | 61036-62-2 |
ATCコード | J01XA02 (WHO) |
PubChem | CID: 16129712 |
DrugBank | DB06149 |
ChemSpider | 16736197 |
UNII | 4U3D3YY81M |
KEGG | D02142 |
ChEMBL | CHEMBL415428 |
NIAID ChemDB | 007693 |
化学的データ | |
化学式 | Variable |
分子量 | 1564.3 to 1907.7 g/mol |
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概要
編集メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症に有効とされている抗生物質、細胞壁合成阻害薬である[1]。
アルブミン結合率(血漿タンパク結合)が 90%以上と非常に高い薬剤であり、ワルファリン等を服用中に併用した場合、その作用を変化させてしまう可能性がある[2]。
高齢者では血漿アルブミンが減少していることが多いため、遊離の薬物の血中濃度が高くなるおそれがある[3]。
脚注
編集- 出典
- ^ “DRUG:テイコプラニン”. GenomeNet. 2021年6月7日閲覧。
- ^ 中野貴文, 中村智美, 仲村佳彦, 入江圭一, 佐藤啓介, 松尾宏一, 今給黎修, 緒方憲太郎, 三島健一, 神村英利「テイコプラニン併用がワルファリン服用感染症患者のPT-INRに及ぼす影響」『薬学雑誌』第137巻第7号、日本薬学会、2017年7月、909-916頁、doi:10.1248/yakushi.17-00023、ISSN 00316903、PMID 28674307、CRID 1390282681193957248。
- ^ 「ワルファリンカリウム顆粒」(説明書) (PDF)