タキロンシーアイ
タキロンシーアイ株式会社(C.I. TAKIRON Corporation)は大阪府大阪市北区梅田のノースゲートビルディングに本社を置く合成樹脂製品をはじめとした、大手化学メーカーである。1919年創業。
本社があるノースゲートビルディング | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 |
[1] 大証1部(廃止) 4215 1961年10月2日上場 |
本社所在地 |
日本 大阪本社〒530-0001 大阪市北区梅田3丁目1-3 ノースゲートビルディング 東京本社〒108-6031 東京都港区港南2丁目15-1 品川インターシティA棟 |
本店所在地 |
〒530-0001 大阪市北区梅田3丁目1-3 ノースゲートビルディング |
設立 |
1935年12月20日 (滝川セルロイド株式会社) |
業種 | 化学 |
法人番号 | 3120001077460 |
事業内容 | 合成樹脂関連製品の製造・販売 |
代表者 | 福田祐士(代表取締役社長) |
資本金 | 152億16百万円 |
発行済株式総数 | 9,759万株 |
売上高 |
連結:1,375億81百万円 単独:683億80百万円 (2024年3月期) |
経常利益 |
連結:65億1百万円 単独:44億86百万円 (2024年3月期) |
純利益 |
連結:51億2百万円 単独:38億68百万円 (2024年3月期) |
純資産 |
連結:970億46百万円 単独:820億98百万円 (2024年3月31日現在) |
総資産 |
連結:1,561億94百万円 単独:1,168億26百万円 (2024年3月31日現在) |
従業員数 |
連結:3,018名 単独:1,068名 (2024年3月31日現在) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 |
伊藤忠商事株式会社 (2024年10月31日現在) |
主要子会社 |
タキロンマテックス株式会社 100% タキロンシーアイシビル株式会社 100% |
外部リンク | https://www.takiron-ci.co.jp/ |
特記事項:古河三水会の会員会社である。 |
グループ企業理念の中で定めている使命は「人と地球にやさしい未来を創造する」。
概要
編集創業者の滝川佐太郎が、1919年(大正8年)に大阪で「瀧川セルロイド工業所」を設立する。1935年(昭和10年)に株式会社に改組後は、兵庫県揖保郡御津町(現在のたつの市御津町)に工場を竣工(後述のダイセルも同じ時期に、この地の近く西播磨地区に多く工場を置いている)すると共に、本格的生産を開始。創業者である滝川の「タキ」、プラスチック材料のナイロン、ビニロンからの「ロン」を取り、「タキロン」として商標登録する。同商標は長く使用されていたが、1973年(昭和48年)より正式な社名として用いられるようになった。
採光建材から住設建材・床材・管工機材等に至るまで総合的な合成樹脂製品を製造しており、それぞれの分野でのシェアも高い。特に床材では強く、マンションの共用外部廊下の防滑性シート「タフスリップ」や、近年では暗がりで足元が見えなくなり、転倒事故へ繋がるのを防ぐ目的として、蓄光材による光によって足元を誘導する「タキステップ蓄光タイプ」という防滑性階段製品も開発されている。
同根企業のダイセルも、元々はセルロイドを中心とした合成樹脂製品メーカーだった。しかし後に火薬を中心とした自動車用エアバッグの起動装置や戦闘機・軍用ヘリ用のパイロットの緊急脱出装置などを開発する企業へと変化を遂げたため、今では合成樹脂メーカーから大きくかけ離れている。過去にダイセルが扱っていた製品の一部は、後にダイセル子会社として設立した大日本プラスチックス(現・タキロンシーアイシビル)へ移管させているが、2008年(平成20年)3月にダイセル及びトクヤマ所持の株式をタキロンが取得している。
2017年(平成29年)4月1日、シーアイ化成を吸収合併し、現在の社名に変更した。
2024年(令和6年)8月5日、伊藤忠商事は同月6日から同年9月18日までの間、タキロンシーアイの完全子会社化を目的とした株式公開買付け(TOB)を実施することを発表[2]。同年9月19日に株式公開買付けが成立[3]。タキロンシーアイは同年10月29日に株式売渡請求により東京証券取引所プライム市場の上場廃止となった[1]。
国内事業所
編集本社
編集支店
編集営業所
編集- 札幌 (札幌市)
製造拠点/研究所
編集関連会社
編集- 北海道サンプラス株式会社
- タキロンマテックス株式会社
- タキロンシーアイシビル株式会社
- タキロンテック株式会社
- タキロンシーアイプラス株式会社
- 三和サインワークス株式会社
- ダイライト株式会社
- 日本ポリエステル株式会社
- タキロンポリマー株式会社
- タキロン・ローランド株式会社
- シーアイマテックス株式会社
- タキロンシーアイアグリ株式会社
他多数
グループ経営理念等
編集出典[4]
- 使命
- 人と地球にやさしい未来を創造する
- 実現したい企業文化
- 重ねていく誇りと変革する勇気
- 企業メッセージ
- 今日を支える、明日を変える。
脚注・出典
編集- ^ a b 伊藤忠商事株式会社による当社株式に係る株式売渡請求を行うことの決定、当該株式売渡請求に係る承認及び当社株式の上場廃止に関するお知らせタキロンシーアイ 2024年10月1日
- ^ Mutoh, Kuniko (2024年8月5日). “伊藤忠、デサントとタキロンにTOB 総額2200億円で買収”. ロイター通信 2024年8月5日閲覧。
- ^ 親会社である伊藤忠商事株式会社の子会社である合同会社 PIによる当社株式に対する公開買付けの結果並びにその他の関係会社及び主要株主の異動に関するお知らせタキロンシーアイ 2024年9月19日
- ^ タキロンシーアイ株式会社のオフィシャルホームページ https://www.takiron-ci.co.jp/corporate/message.php より
外部リンク
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