ゾルゲ県

中華人民共和国四川省アバ・チベット族チャン族自治州の県

ゾルゲ県(ゾルゲけん、中国語: 若爾蓋縣チベット語: མཛོད་དགེ་)は中華人民共和国四川省アバ・チベット族チャン族自治州の最北部に位置する

中華人民共和国 四川省 若爾蓋県
包座郷の風景
包座郷の風景
包座郷の風景
ゾルゲ県の位置
ゾルゲ県の位置
ゾルゲ県の位置
簡体字 若尔盖
繁体字 若爾蓋
拼音 Ruò'ěrgài
カタカナ転写 ルオアルガイ
チベット語 མཛོད་དགེ་
ワイリー方式 Mdzod dge
蔵文拼音 Zoigê
国家 中華人民共和国の旗 中華人民共和国
四川
自治州 アバ・チベット族チャン族自治州
行政級別
面積
総面積 10,437 km²
人口
総人口(2004) 7 万人
経済
電話番号 0837
郵便番号 624500
行政区画代碼 513232
公式ウェブサイト http://www.ruoergai.gov.cn/

地理

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ゾルゲ県はチベット高原の北東端、四川省・甘粛省青海省の省境付近に位置する。北緯は32度56分から34度19分、東経102度08分から103度29分。

県の中心である達扎寺鎮は成都市からの距離498km、蘭州市からの距離は513km。甘粛省ルチュ県との境には、チベット仏教の寺院や鳥葬台のある郎木寺(タクツァン・ラモ)の町があり、観光地となっている。

東部は大陸性温帯気候で、岷山山脈などの高山と峡谷高山帯泥炭地ツンドラからなるゾルゲ湿地中国語版などがある森林地帯になっている。ドールキガシラウミワシオグロヅルなどの生息地であるゾルゲ湿地は2008年にラムサール条約登録地となった[1]。一方、西部は高山気候で、チベット高原上の丘陵地帯に草原が広がる。達扎寺鎮は南に流れる長江水系と北へ流れる黄河水系の分水界上にある。

主な民族は人口の90%を占めるチベット人で、その他漢族回族羌族などが住む。

歴史

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この地は中国とチベットの勢力のぶつかる部分で、隋代には汶山郡の下に通軌県が設置されたが、その後吐蕃の領内に組み込まれた時期もあった。中華民国が成立すると松潘県の一部とされたが、1956年7月にゾルゲ県が新設された。県名はチベットより派遣された大管家(若耿、方言転写は若爾蓋)に由来する。

行政区画

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区分 名称
7 達扎寺 唐克 紅星 轄曼 巴西 阿西 鉄布
6 麦渓 嫩哇 占哇 降扎 求吉 包座

交通

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道路

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国道

健康・医療・衛生

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  • ゾルゲ県人民医院

脚注

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  1. ^ Sichuan Ruoergai Wetland National Nature Reserve | Ramsar Sites Information Service”. rsis.ramsar.org (2008年2月2日). 2023年4月12日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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