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ステイインシアトル

日本の競走馬

ステイインシアトル（英語: Stay in Seattle、2011年1月11日 - ）は[1]、日本の競走馬。2017年の鳴尾記念(GIII)の勝ち馬である。

ステイインシアトル
第70回鳴尾記念出走時
（2017年6月3日）
欧字表記 Stay in Seattle[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 牡[1]
毛色 黒鹿毛[1]
生誕 2011年1月11日（13歳）[1]
抹消日 2021年1月21日[2]
父 ステイゴールド[1]
母 シアトルサンセット[1]
母の父 Belong to Me[1]
生国 日本の旗 日本（北海道安平町）[1]
生産者 ノーザンファーム[1]
馬主 青芝商事（株）[1]
調教師 池江泰寿（栗東）[1]
調教助手 山元譲治[3]
競走成績
生涯成績 16戦5勝[1]
獲得賞金 1億1405万7000円[1]
勝ち鞍
GIII 鳴尾記念 2017年
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経歴

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  • 特記事項なき場合、本節の出典はJBISサーチ[4]

2011年1月にノーザンファームにより生産され、同年セレクトセール当歳部門にて青芝商事が2415万円で落札された[5]。ノーザンファーム空港牧場では「重心の低い走りができており、高い能力を持っていた」と評価する一方で[6]、入厩を前に膝の手術するなど「脚元が弱い」とされていた[6]。

2014年4月12日、福島競馬場の未勝利戦でデビューし、2着に5馬身差をつけて勝利する[7]。続く京都新聞杯で15着に終わったのち、屈腱炎を発症し1年7か月にわたって休養する[6]。2015年12月27日の500万下条件戦で復帰して2着とし、2016年1月の復帰2走目で2勝目を挙げると、2月の1000万下条件特別の春日特別でも先手を取って連勝[8]。4月の1600万下戦下鴨ステークス7着のあと休養し、秋のジェンティルドンナメモリアルでトーセンビクトリーの2着としたあと三たび休養に入って、休み明け初戦となる2017年2月の尼崎ステークスでアドマイヤキズナをクビ差退けて勝利し、オープンクラスに昇級する[9]。オープン初戦の4月の福島民報杯は6着だったものの、重賞2度目の挑戦となった鳴尾記念では単勝3番人気に推され、ハナを奪って逃げの手を打ち、追い込んできたスマートレイアーをクビ差退けて勝利し重賞初勝利を挙げた[10][11]。続く函館記念で15着に終わってのち休み休みでレースに使われ、2018年の新潟大賞典ではスズカデヴィアスの2着[12]、2019年以降は4戦していずれも6着以下であった。

2021年1月21日付で競走馬登録を抹消された。引退後は滋賀県甲賀市の甲賀ファームで乗馬となる[13]。

競走成績

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以下の内容は、JBISサーチ[4]およびnetkeiba.com[14]に基づく。

競走日 競馬場 競走名 格 距離（馬場） 頭
数		 枠
番		 馬
番		 オッズ
（人気）		 着順 タイム
（上り3F）		 着差 騎手 斤量
[kg]		 1着馬（2着馬） 馬体重
[kg]
2014.04.12 福島 3歳未勝利 芝2000m（良） 16 1 2 002.20（1人） 01着 R2:01.1（36.0） -0.8 0菱田裕二 55 （ドルチェレガート） 490
0000.05.10 京都 京都新聞杯 GII 芝2200m（良） 18 5 9 007.20（4人） 15着 R2:13.5（37.9） -2.5 0C.ウィリアムズ 56 ハギノハイブリッド 486
2015.12.27 阪神 3歳上500万下 芝2200m（良） 18 4 7 004.00（2人） 02着 R2:16.8（36.3） -0.0 0武豊 57 エイシンハドソン 496
2016.01.23 京都 4歳上500万下 芝2000m（良） 11 2 2 001.90（1人） 01着 R2:02.3（34.2） -0.3 0武豊 57 （レッドカイザー） 492
0000.02.20 京都 春日特別 1000万下 芝1800m（重） 13 2 2 003.30（2人） 01着 R1:50.3（36.0） -0.0 0武豊 57 （エイシンエルヴィン） 484
0000.04.30 京都 下鴨S 1600万下 芝2000m（良） 17 6 12 002.80（1人） 07着 R1:59.5（34.7） -0.7 0武豊 56 レッドソロモン 484
0000.10.10 京都 ジェンティルドンナM 1600万下 芝2000m（良） 10 5 5 008.60（5人） 02着 R1:59.4（33.8） -0.0 0武豊 57 トーセンビクトリー 484
2017.02.25 阪神 尼崎S 1600万下 芝2200m（良） 8 1 1 003.70（2人） 01着 R2:14.5（35.4） -0.0 0武豊 57 （アドマイヤキズナ） 496
0000.04.16 福島 福島民報杯 OP 芝2000m（良） 16 8 16 005.60（2人） 06着 R1:58.9（36.2） -0.4 0吉田隼人 55 マイネルミラノ 492
0000.06.03 阪神 鳴尾記念 GIII 芝2000m（良） 10 8 9 007.90（3人） 01着 R1:59.4（34.1） -0.0 0武豊 56 （スマートレイアー） 484
0000.07.16 函館 函館記念 GIII 芝2000m（重） 16 5 10 005.60（2人） 15着 R2:03.3（37.9） -2.1 0武豊 57 ルミナスウォリアー 488
2018.05.06 新潟 新潟大賞典 GIII 芝2000m（良） 16 7 14 026.70（9人） 02着 R2:00.1（33.2） -0.1 0秋山真一郎 57 スズカデヴィアス 496
2019.01.20 中山 AJCC GII 芝2200m（良） 11 6 7 030.30（6人） 08着 R2:14.6（35.5） -0.9 0内田博幸 56 シャケトラ 490
0000.03.17 阪神 阪神大賞典 GII 芝3000m（稍） 11 4 4 021.60（7人） 09着 R3:09.8（40.4） -3.3 0浜中俊 56 シャケトラ 492
2020.08.30 小倉 小倉日経OP OP 芝1800m（良） 12 1 1 048.1（11人） 12着 R1:48.2（37.1） -2.1 0荻野極 58 サラキア 500
0000.10.18 東京 オクトーバーS L 芝2000m（稍） 16 1 2 058.9（14人） 15着 R2:02.8（38.7） -3.3 0武藤雅 58 テリトーリアル 490

血統表

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ステイインシアトルの血統 （血統表の出典）[§ 1]
父系 サンデーサイレンス系/ヘイロー系
 [§ 2]
父

ステイゴールド
1994 黒鹿毛
父の父
*サンデーサイレンス
Sunday Silence
1986 青鹿毛 		Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Fiower
父の母
ゴールデンサッシュ
1988 栗毛 		*ディクタス Sanctus
Dronic
ダイナサッシュ *ノーザンテースト
*ロイヤルサッシュ
母

*シアトルサンセット
1999 鹿毛 		Belong to Me
1989 黒鹿毛 		Danzig Northern Dancer
Pas de Nom
Belonging Exclusive Native
Straight Deal
母の母
Weekend in Seattle
1993 鹿毛 		Seattle Slew Bold Reasoning
My Charmer
Weekend Surprise Secretariat
Lassie Dear
母系(F-No.) (FN:3-l) [§ 3]
5代内の近親交配 Hail to Reason 4 × 5 = 9.38%、Northern Dancer 5 × 4 = 9.38% [§ 4]
出典
  1. ^ [15]
  2. ^ [16][17]
  3. ^ [15][17]
  4. ^ [15][17]


脚注

編集
[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o “ステイインシアトル｜JBISサーチ（JBIS-Search）”. www.jbis.or.jp. 2020年4月9日閲覧。
  2. ^ “ステイインシアトルが競走馬登録抹消”. 日本中央競馬会 (2021年1月21日). 2021年1月21日閲覧。
  3. ^ “【栗東通信】豊「変わらないのオレだけ」”. デイリースポーツ. 2023年10月21日閲覧。
  4. ^ a b “ステイインシアトル 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年5月13日閲覧。
  5. ^ “売却成績｜セレクトセール サラブレッド 当歳 ｜JBISサーチ（JBIS-Search）”. www.jbis.or.jp. 2020年4月9日閲覧。
  6. ^ a b c “鳴尾記念　Ｇ３ | 重賞ウイナーレポート | 競走馬のふるさと案内所”. uma-furusato.com. 2020年4月13日閲覧。
  7. ^ “先週の勝ち馬採点★ステイインシアトル”. 予想王TV＠SANSPO.COM (2014年4月14日). 2020年4月13日閲覧。
  8. ^ “【春日特別】（京都）〜ステイインシアトルが先手を奪って連勝 [News]”. 中央競馬実況中継 競馬実況web. 日経ラジオ社 (2016年2月20日). 2020年5月13日閲覧。
  9. ^ “【尼崎S】(阪神)〜ステイインシアトルがマイペースで押し切る | 競馬ニュース”. netkeiba.com. 2020年4月13日閲覧。
  10. ^ “【鳴尾記念】（阪神）〜ステイインシアトルが逃げ切り重賞初制覇 [News]”. 中央競馬実況中継 競馬実況web. 日経ラジオ社 (2017年6月3日). 2020年5月13日閲覧。
  11. ^ “【鳴尾記念】ステイインシアトルV 池江師 武豊を絶賛「神騎乗ですね」”. www.sponichi.co.jp. 2020年4月9日閲覧。
  12. ^ “【新潟大賞典】（新潟）〜スズカデヴィアスが重賞初制覇 [News]”. 中央競馬実況中継 競馬実況web. 日経ラジオ社 (2018年5月6日). 2020年5月13日閲覧。
  13. ^ “17年鳴尾記念の勝ち馬ステイインシアトルが抹消 滋賀県で乗馬に”. スポーツ報知 (2021年1月21日). 2021年1月21日閲覧。
  14. ^ “ステイインシアトルの競走成績”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2020年5月13日閲覧。
  15. ^ a b c “ステイインシアトル 血統情報：5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2020年5月13日閲覧。
  16. ^ “ステイインシアトルの血統データ”. 競馬ラボ. 2020年5月14日閲覧。
  17. ^ a b c “ステイインシアトルの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2020年5月13日閲覧。

外部リンク

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