ジェシカ・ラング
ジェシカ・フィリーズ・ラング(Jessica Phyllis Lange, 1949年4月20日 - )は、アメリカ合衆国の女優・写真家[1][2]。1983年にアカデミー賞、2009年にエミー賞、2016年にトニー賞を受賞し演技の三冠を達成している。
ジェシカ・ラング Jessica Lange | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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本名 | Jessica Phyllis Lange | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
生年月日 | 1949年4月20日(75歳) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
出生地 | アメリカ合衆国 ミネソタ州クロケット | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
職業 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
主な作品 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
映画 『キングコング』 『オール・ザット・ジャズ』 『郵便配達は二度ベルを鳴らす』 『トッツィー』 『女優フランシス』 『ミュージックボックス』 『ケープ・フィアー』 『ブルースカイ』 『ロブ・ロイ/ロマンに生きた男』 『シークレット/嵐の夜に』 『タイタス』 『ビッグ・フィッシュ』 『ブロークン・フラワーズ』 『グレイ・ガーデンズ 追憶の館』 テレビドラマ 『アメリカン・ホラー・ストーリー』シリーズ 『フュード/確執 ベティ vs ジョーン』 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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備考 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
演技の三冠達成 |
生い立ち
編集ミネソタ州クロケット出身にて、4人兄弟の3番目として生まれる。フィンランド人、ドイツ人、オランダ人の血を引く[3][4]。ミネソタ大学で短期間学んだ後、パントマイムの勉強をしにパリに渡る。1973年にニューヨークに戻り、ウェイトレスやモデルをしながら演技を学ぶ。
俳優として
編集1976年公開のアメリカ映画『キングコング』で、主役のヒロインに抜擢されるも、映画が酷評された上に、ジェシカ自身には「キングコングの恋人」というイメージがついてしまった。後年になって、彼女自身も「サルとの共演を喜ぶ女優なんていないでしょう」と述懐している。しかし、1981年の『郵便配達は二度ベルを鳴らす』で注目され、1982年に『トッツィー』でアカデミー助演女優賞、1994年には『ブルースカイ』でアカデミー主演女優賞を受賞して演技派女優としての地位を築く。
1992年には『欲望という名の電車』でブロードウェイ・デビューも果たしている。
2009年放送のテレビ映画『グレイ・ガーデンズ 追憶の館』でエミー賞主演女優賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門)を受賞。
2012年『アメリカン・ホラー・ストーリー: 呪いの館』によりゴールデングローブ賞助演女優賞(シリーズ・ミニシリーズ・テレビ映画部門)を受賞。
2013年、「Los Angeles Times」紙に女優業から引退する事を発表[5]。
2016年、『夜への長い旅路』で第70回トニー賞 演劇主演女優賞を受賞[6]。
写真家として
編集この節の加筆が望まれています。 |
2009年にはモノクロの写真集50 Photographsを出版している[7]。
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「カリフォルニア」
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「ミネソタ」
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「メキシコ」
私生活
編集プライベートでは1970年に写真家と結婚するが、1981年に離婚[8]。1976年から1982年までミハイル・バリシニコフと交際し娘が一人いる。その後、俳優・脚本家のサム・シェパードと暮らし、2人の子供をもうけるが、2009年に別れている[9]。
出演作
編集映画
編集年 | 日本語題 原題 |
役名 | 備考 | 吹き替え |
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1976 | キングコング King Kong |
ドワン | 不明(劇場公開版) 宗形智子(テレビ朝日旧版) 上田みゆき(フジテレビ版) 水谷優子(日本テレビ版) 田中敦子(テレビ朝日新版) | |
1979 | オール・ザット・ジャズ All That Jazz |
アンジェリーク | 武藤礼子(テレビ朝日版) 宗形智子(LD版) | |
1980 | ひと妻窃盗団 How to Beat the High Co$t of Living |
ルイーズ | ||
1981 | 郵便配達は二度ベルを鳴らす The Postman Always Rings Twice |
コーラ・パパダキス | 大谷直子(フジテレビ版) | |
1982 | トッツィー Tootsie |
ジュリー | アカデミー助演女優賞 受賞 ゴールデングローブ賞 助演女優賞 受賞 |
高島雅羅(フジテレビ版) 弓場沙織(ソフト版) |
女優フランシス Frances |
フランシス・ファーマー | |||
1984 | 熱いトタン屋根の猫 Cat on a Hot Tin Roof |
マギー | テレビ映画 | |
カントリー Country |
ジュエル・アイヴィー | 兼製作 | ||
1985 | ジェシカ・ラングの スウィート・ドリーム Sweet Dreams |
パッツィー | ||
1986 | ロンリー・ハート Crimes of the Heart |
メグ | ||
1988 | ファーノース Far North |
ケイト | ||
熱き愛に時は流れて Everybody's All-American |
バブス・ロジャース・グレイ | 池田昌子 | ||
1989 | ミュージックボックス Music Box |
アン・タルボット | ||
メン・ドント・リーブ Men Don't Leave |
ベス | |||
1991 | ケープ・フィアー[10] Cape Fear |
リー・ボウデン | 一城みゆ希(ソフト版) 高島雅羅(テレビ朝日版) | |
1992 | 開拓/オー!パイオニア O Pioneers! |
アレクサンドラ | テレビ映画 | |
ナイト・アンド・ザ・シティ Night and the City |
ヘレン | 武藤礼子 | ||
1994 | ブルースカイ Blue Sky |
カーリー・マーシャル | アカデミー主演女優賞 受賞 ゴールデングローブ賞 主演女優賞 (ドラマ部門) 受賞 |
弥永和子 |
1995 | 代理人 Losing Isaiah |
マーガレット | 榊原良子 | |
ロブ・ロイ/ロマンに生きた男 Rob Roy |
メアリー | 戸田恵子 | ||
欲望という名の電車 A Streetcar Named Desire |
ブランチ | テレビ映画 ゴールデングローブ賞女優賞 (ミニシリーズ・テレビ映画部門) 受賞 |
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1997 | シークレット/嵐の夜に A Thousand Acres |
ジニー・クック・スミス | 宮寺智子 | |
1998 | 沈黙のジェラシー Hush |
マーサ | 弥永和子 | |
従妹ベット Cousin Bette |
ベット | 竹口安芸子 | ||
1999 | タイタス Titus |
タモラ | 弥永和子 | |
2001 | 私は「うつ依存症」の女 Prozac Nation |
サラ・ワーツェル | 宮寺智子 | |
2003 | 新しい私 Normal |
イルマ・アップルウッド | テレビ映画 | |
ボブ・ディランの頭のなか Masked and Anonymous |
ニナ・ヴェロニカ | |||
ビッグ・フィッシュ Big Fish |
サンドラ・ブルーム | 唐沢潤(ソフト版) | ||
2005 | ブロークン・フラワーズ Broken Flowers |
カルメン | ||
アメリカ、家族のいる風景 Don't Come Knocking |
ドリーン | |||
2007 | 多重人格・シビルの記憶 Sybil |
コーネリア・ウィルバー博士 | テレビ映画 | |
2009 | グレイ・ガーデンズ 追憶の館 Grey Gardens |
ビッグ・イディ | テレビ映画 エミー賞主演女優賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門)受賞 |
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2012 | 君への誓い The Vow |
リタ | 久保田民絵 | |
2013 | テレーズ 情欲に溺れて In Secret |
マダム・ラカン | ||
2014 | ザ・ギャンブラー/熱い賭け The Gambler |
ロベルタ | 北條文栄 | |
2022 | 探偵マーロウ Marlowe |
一柳みる |
テレビシリーズ
編集年 | 日本語題 原題 |
役名 | 備考 | 吹き替え |
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2011-継続中 | アメリカン・ホラー・ストーリー American Horror Story |
コンスタンス・ラングドン シスター・ジュディ |
計26話出演 | 一柳みる |
2017 | フュード/確執 ベティ vs ジョーン FEUD: BETTE AND JOAN |
ジョーン・クロフォード | 計8話出演 | 夏木マリ |
脚注
編集- ^ “ジェシカ・ラング”. allcinema. スティングレイ. 2021年9月7日閲覧。
- ^ Olsen, W. Scott. “Book review: Highway 61”. LensCulture. LensCulture. 2021年9月7日閲覧。
- ^ Jessica Lange genealogy. Rootsweb.com.
- ^ Brennan, Patricia. Jessica Lange as Willa Cather's Prairie Heroine, Washington Post, 2 February 1992. "I'm half Finnish and half Dutch and German."
- ^ “ジェシカ・ラング、女優業からの引退を発表”. (2013.10.25 Fri 13:45)
- ^ “『ハミルトン』が11部門を席巻!第70回トニー賞受賞結果発表”. エンタステージ!. (2016年6月13日) 2016年6月14日閲覧。
- ^ “Jessica Lange and Patti Smith Team Up”. 50 Photographs. The Observer (2009年7月15日). 2011年5月11日閲覧。
- ^ ''Parade: In Step With...Jessica Lange''. Parade.com (1949-04-20). Retrieved on 2011-12-22.
- ^ Rep: Jessica Lange and Sam Shepard Have Separated. UsMagazine.com. Retrieved on 2011-12-22.
- ^ デ・ニーロ × スコセッシ監督 戦慄のサイコスリラー!! ケープ・フィアー【坂本朋彦のシネフィル・コラム】 |NHK_PR|NHKオンライン