シーヴ・イェンセン
シーヴ・イェンセン(ノルウェー語: Siv Jensen、1969年6月1日 - )は、ノルウェーの政治家。同国財務大臣、進歩党の党首を歴任。
シーヴ・イェンセン Siv Jensen | |
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生年月日 | 1969年6月1日(55歳) |
出生地 | オスロ県オスロ市 |
出身校 | オスロ大学卒業 |
前職 | 進歩党党首、ノルウェー王国財務相 |
所属政党 | 進歩党 |
在任期間 | 2013年10月16日 - 2020年1月24日 |
進歩党 第5代党首 | |
在任期間 | 2006年10月5日 - 2021年5月8日 |
来歴
編集オスロで靴屋を経営する両親のもとに生まれた[1]。1980年頃に両親は離婚し、父親はスウェーデンへ移住した。妹のニーナ・イェンセンは世界自然保護基金ノルウェー支部の支部長を務めている。
マーガレット・サッチャーに強い影響を受けており、本国イギリスでは「ノルウェーのマーガレット・サッチャー」と呼ばれている。移民政策に批判的で、特にイスラム移民の問題については「我々の時代における最も重要な戦いである」としている[2]。また、熱心なイスラエル支持者であり、2008年夏にハマースの発射したロケットがスデロットに着弾した際には、いち早く現地入りしイスラエル支持を表明した[3]。
2013年に行われた総選挙で、進歩党は第三党に躍進し、第二党の保守党と連立内閣を形成した。このエルナ・ソルベルグ内閣に、イェンセンは副首相級の財務相として入閣した[4]。
2020年1月20日、ISILに関わっていた疑いのある女性を、子供の治療が必要として親子ともどもノルウェーに送還させるという政府の決定に抗議し、財務大臣からの辞任と、進歩党を連立政権から離脱させることを表明した[5]。
脚注
編集- ^ Biografi: Jensen, Siv.ストーティング(2013年8月26日閲覧)
- ^ Kampen mot radikal islam er vår tids viktigsteDagbladet(2009年3月2日)2013年8月26日閲覧
- ^ A Norwegian Thatcher?Standpoint(2008年12月)2013年8月26日閲覧
- ^ 三井美奈『イスラム化するヨーロッパ』(新潮社、2015年)183頁。
- ^ “Norway finance minister quits over ISIL woman's return from Syria”. Al Jazeera English. アルジャジーラ. (2020年1月20日) 2020年1月21日閲覧。
外部リンク
編集- Siv Jensen (@sivjensens) - X(旧Twitter)
- ノルウェー議会による紹介ページ
党職 | ||
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先代 カール・ハーゲン |
進歩党党首 2006年 - 2021年 |
次代 シルヴィ・リストハウグ |
公職 | ||
先代 シグビョルン・ヨーンセン |
ノルウェー王国財務相 2013年 - 2020年 |
次代 ヤン・トーレ・サンネル |