シンガポール・スリング
ジンベースのカクテル
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シンガポール・スリング(Singapore Sling)は、ジンベースのカクテル。
シンガポール・スリング | |
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基本情報 | |
種別 | ロングドリンク |
作成技法 | シェイク |
色 | 赤色 |
グラス | ハリケーングラス |
度数 | 16度[1] - 17度[2] |
レシピの一例 | |
ベース | ドライ・ジン |
装飾材料 | マラスキーノ・チェリー |
材料 |
ドライ・ジン …… 45ml |
チェリー・ブランデー …… 15ml | |
レモン・ジュース …… 20ml | |
砂糖 …… 1-2tsp | |
ソーダ水 …… 適量 | |
備考 | このテンプレのデータは一般的なレシピに基づいているが(ラッフルズホテルのレシピについてはラッフルズ・ホテルでのレシピの節を参照)、画像はラッフルズ・ホテルのシンガポール・スリングである。 |
概要
編集その名の通り、シンガポール生まれの名カクテルである[3]。サマセット・モームがシンガポールの夕焼けを「東洋の神秘」と称えたことに因んで考案された[4]。
1915年にシンガポールのラッフルズ・ホテルのロングバーのチーフバーテンダーであった厳崇文(嚴崇文、Ngiam Tong Boon)が最初に作ったのが始まりである[3][5]。当初のレシピは後述(#ラッフルズ・ホテルでのレシピ)のように複雑なものであったが、ロンドンのサヴォイ・ホテルでチーフ・バーテンダーだったハリー・クラドックがレシピの簡素化を行い、1930年に刊行された『サヴォイ・カクテルブック』に収録したことで、世界的に広まった[3]。
なお、シンガポール・スリングのスリング(Sling)とは、ドイツ語のSchlingen(飲み込む)からきていると言われ、スピリッツに甘みと酸味を加えて水で割った飲み物。他にもジン・スリング、ウォッカ・スリングなどがある。このシンガポール・スリングも、本来そのバリエーションの一つである。2015年、100周年を迎えた。
レシピ
編集一般的なレシピ
編集一般的に普及しているレシピを以下に挙げる[3]。
- 作り方
ラッフルズ・ホテルでのレシピ
編集当初のレシピを以下に挙げる[3][4][6]。レシピは長らく門外不出とされ、非公開であった[5]。
- ドライ・ジン 30ml
- チェリー・ブランデー 15ml
- ベネディクティン 7.5ml
- ホワイト・キュラソー 7.5ml
- レモン・ジュース/ライム・ジュース 15ml
- パイナップルジュース 120ml
- グレナデン・シロップ 10ml
- アンゴスチュラ・ビターズ 1dash
- 飾り - スライス・パイナップル、マラスキーノ・チェリー
- 作り方
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- 材料をシェークし、氷を入れたタンブラーに注ぐ。
- ソーダ水を満たす。
出典
編集- ^ 稲保幸『色でひけるカクテル』大泉書店、2003年、22頁。ISBN 4-278-03752-X。
- ^ 桑名伸佐監修『カクテル・パーフェクトブック』日本文芸社、2006年、59頁。ISBN 978-4-537-20423-0。
- ^ a b c d e 『カクテル教室』保育社、1996年、76頁。ISBN 9784586508877。
- ^ a b “シンガポール・スリング” (PDF). THE PLACE (2009年9月7日). 2019年3月5日閲覧。
- ^ a b 『るるぶシンガポール'16〜'17』JTBパブリッシング、2016年、41頁。ISBN 9784533110573。
- ^ 『カクテル事典』学研パブリッシング、2014年、78頁。ISBN 9784058003206。