シュルツェマダニ
マダニ科の節足動物
シュルツェマダニ(Ixodes persulcatus)は、ダニ目マダニ科マダニ属に分類されるダニの一種。
シュルツェマダニ | |||||||||||||||||||||||||||
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吸血するシュルツェマダニ
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分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Ixodes persulcatus Schulze, 1930 | |||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||
Taiga tick |
分布
編集東ヨーロッパからロシア、そして日本と中国に広く分布する。日本では特に北海道から東北地方、中部地方の山岳地帯に多くみられる。
本州中部地方では標高の高い地域に分布する[1]。
特徴
編集体長は雄で2.5mm、雌で3.2mm。
ライム病を媒介するため、登山や森林探索の際は、本種に刺されないように注意する必要がある[2]。日本における本種の人体寄生症例は、とくに長野県や北海道で多く報告されており、6-7月に被害が集中して発生している[2]。
この他にも、ダニ媒介性脳炎を媒介するためヨーロッパやロシアでは恐れられている。
哺乳類だけでなく鳥類にも寄生する[3]。
参考文献
編集- ^ Yamauchi, T.ほか (2009) 富山県におけるリケッチア症媒介マダニ相調査(英文). Medical Entomology and Zoology, 60(1): 23-31.
- ^ a b 沖野哲也・後川潤・的場久美子・初鹿了「本邦におけるマダニ類人体寄生例の概観 -文献的考察-(3)シュルツェマダニ刺症例」(PDF)『川崎医学会誌』第35巻第1号、2009年、67-80頁、2011年9月22日閲覧。
- ^ 山内健生 (2001) 日本産鳥類とマダニ類との宿主-寄生関係の文献的検索. ホシザキグリーン財団研究報告, 5: 271-308.https://ir.lib.hiroshima-u.ac.jp/00027153