サイトコア
サイトコア (Sitecore) は、デンマークに本社を置く、中規模から大規模向けを対象とした .NET に対応した Web CMS ソリューションを提供している会社。アメリカ合衆国、イギリス、ドイツ、オーストラリア、オランダに続いて、2010年1月に日本法人を設立し、.NET に対応した Web CMS のビジネスを展開している。
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 | デンマーク - コペンハーゲン |
設立 | デンマーク (2001年) |
業種 | ソフトウェア |
代表者 | マイケル・サイファート(CEO) |
コンテンツ管理フレームワーク
編集Sitecoreの主要製品であるSitecore CMSでは、コンテンツとプレゼンテーションを分離して管理をしている。また、言語ごとのバージョン管理機能を搭載している。このシステムは、コンテンツ配信シナリオで使用可能であり、HTML、PDF、 Flash/Flex、Silverlightを始めとする出力フォーマットをサポートしている。
Sitecore Experience Cloud™
編集クラウドファーストのデジタルエクスペリエンスプラットフォームであり、顧客中心のエクスペリエンスを管理する。統合されたデジタルマーケティングとeコマースツール、コンテンツ管理、機械学習で生成されたインサイトを活用して、あるゆるチャンネルで顧客にパーソナライズされたエクスペリエンスを提供している。
◼Sitecore EXPERIENCE MANAGER
◼Sitecore Experience Platform
◼Sitecore Experience Commerce
拡張モジュール
編集- Active Directory モジュール
ユーザー認証の仕組みとして Active Directory と連携を実現するためのモジュール。
- Web Form for Marketers モジュール
- Sitecore OMS に追加することで Web サイトで情報を収集することが簡易化されるモジュール。
- Dynamics CRM モジュール
- マイクロソフトが提供している CRM システム、Dynamics CRM と連携することができるモジュール。Web Form for Marketers と合わせて利用することで、問い合わせの内容を CRM に自動的に反映させるなどのことが可能。Dynamics CRM Online にも対応。
- SharePoint Connector モジュール
- マイクロソフトが提供している SharePoint Server と連携するモジュール。SharePoint Server を外部のデータベースとして利用することができる。SharePoint Online には未対応(2011年5月現在)
- Sitecore Azure
- マイクロソフトのクラウドプラットフォーム、Windows Azure 上に配信用サーバーを配置し、クラウドを活用して Web サイトを運用が可能になるモジュール。Sitecore CMS にインストールをして利用することが可能。MSN 産経フォトなどで Windows Azure と組み合わせた形で運用されている[1]。
- その他
- Sitecore Marketplaceで、シェアードソースのモジュールを含めて、サードパーティー製のモジュールを探すことができるようになっている。
マイクロソフトのSharePointとの関係
編集Sitecore CMSは、マイクロソフトの主要ウェブベースのコンテンツ管理システムであり、Microsoft Officeプラットフォーム製品である Microsoft SharePointと比較されることが多い。両製品は特定分野において共通する特長を持ってはいるものの、両システムが狙いとするアプリケーション分野は異なっている。マイクロソフトのSharePointが主にイントラネットでの連携シナリオで利用される一方、Sitecore CMSは公開サイトを管理するために利用されることが多い。また、SharePoint Connector を利用することで、イントラネットで展開されている SharePoint と連携ができるため、相互に補完する関係となっている。
技術
編集Microsoft .NET テクノロジーに基づいて構築されたSitecoreは、ウェブサイトの訪問者に対しページをダイナミックに配信する動的 Web CMS となっている。パフォーマンスを向上させるために、生成した画像をファイルとしてキャッシュをする機能や、ASP.NET のコントロールキャッシュなどを直接利用することができるようになっている。
Sitecoreのアーキテクチャは、様々なデータプロバイダの利用を可能にする。Sitecoreが現在サポートしているデータプロバイダには以下が含まれる。
顧客とパートナー
編集Sitecoreは、マイクロソフト 認定ゴールドパートナーであり、2004年マイクロソフトISVパートナー・オブ・ザ・イヤーを受賞した[2]。
マイクロソフト、Sara Lee、Siemens、Toshiba、Omni Hotels、Computer Associates、WebTrendsを始めとする、2000を超える企業がSitecoreソフトウェアを利用している。Sitecoreの顧客である Atlanta Falconsチームは、そのウェブサイトで、InfoWorld 社の2007年100プロジェクト・オブ・ザ・イヤーを受賞した[3]。Sitecoreの顧客ボール州立大学は、ベスト・サイト・オブ・ザ・イヤー[4]を始めとする著名な賞[要出典]を受賞している。
Sitecoreの認定実装パートナーは、世界各地300以上に広がっている。日本では、2011 年 4 月現在で11社がパートナー認定されている[5]。Sitecoreソフトウェアは、教育、金融、政府、医療、製造、非営利、サービス、技術、旅行、娯楽など、様々な業界で導入されている。[要出典]
出典
編集- ^ “写真総合サイトMSN(R)「産経フォト」がクラウドコンテンツ管理システムSitecore CMSとパブリッククラウドプラットフォームWindows Azure(TM) Platformを採用”. 2011年2月1日閲覧。
- ^ “Microsoft Solution Finder(マイクロソフトソリューションファインダー) - パートナー企業の表示”. 2008年11月13日閲覧。
- ^ “Atlanta Falcons Wins InfoWorld 100 Award Using Sitecore's CMS content(Atlanta Falconsが、SitecoreのCMSコンテンツでInfoWorld 100を受賞)”. 2008年5月28日閲覧。
- ^ “eduStyle Awards for Higher Education websites(高等教育向けeduStyle賞ウェブサイト)”. 2009年1月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年1月21日閲覧。
- ^ “サイトコア - パートナー一覧”. 2011年5月14日閲覧。