コスモス賞(コスモスしょう)は、中央競馬札幌競馬場で施行するサラブレッド2歳オープンクラスによる競馬競走平地競走)である。競走名は植物コスモスから。地方競馬でもコスモス賞という名の競走が行われているがJRAでの開催について述べる。

コスモス賞
主催者 日本中央競馬会
競馬場 日本の旗札幌競馬場
距離 芝1800m
格付け オープン特別
賞金 1着賞金1600万円
出走条件 サラブレッド系2歳(国際)(特指)
負担重量 別定(54kg、収得賞金800万円毎に1kg増)
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歴史

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当初は、函館競馬場の芝1700m別定戦として開催されていた。

  • 1994年 - 施行距離がダート1000mに変更。
  • 1995年 - 施行距離が芝1800mに変更。
  • 1997年 - 函館競馬と札幌競馬の開催順の入れ替えにより以降札幌競馬場で開催。
  • 2001年 - 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「3歳」から「2歳」に変更。
  • 2009年 - 函館競馬場のスタンド改修工事に伴う開催日程の調整により休止。
  • 2018年 - 国際競走に指定される[1]
  • 2020年 - COVID-19の流行により「無観客競馬」として開催。

歴代優勝馬

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施行日 優勝馬 性齢 所属 タイム 優勝騎手 管理調教師
1979年9月15日 ニッポーリムジン 牡2 JRA 1:12.7   久保田金造
1980年9月13日 ヘーゼルブロンド 牝2 JRA 1:12.9   森安弘昭
1981年9月19日 ニットウオーカン 牡2 JRA 1:12.5   松山康久
1982年9月25日 ドウカンヤシマ 牡2 JRA 1:10.9 郷原洋行 田中朋次郎
1983年9月24日 ドミナスローズ 牝2 JRA 1:12.3 玉谷峰男 玉谷敬治
1984年9月22日 競走取りやめ
1985年9月21日 カツタイフウオー 牡2 JRA 1:44.6 大塚栄三郎 柄崎義信
1986年9月20日 ゴールドシチー 牡2 JRA 1:45.6 本田優 清水出美
1987年9月26日 クララトウショウ 牝2 JRA 1:47.7 小島貞博 鶴留明雄
1988年9月24日 ラッキーゲラン 牡2 JRA 1:44.5 柴田政人 池江泰郎
1989年9月23日 メジロパーマー 牡2 JRA 1:47.7 田面木博公 大久保正陽
1990年9月22日 ブリザード 牡2 JRA 1:46.6 鹿戸雄一 橋本輝雄
1991年9月21日 ゴールデンソネット 牝2 JRA 1:44.6 菊沢隆徳 柄崎義信
1992年9月26日 ナリタファースト 牡2 JRA 1:48.8 河北通 小野幸治
1993年9月25日 エイシンセンネン 牝2 JRA 1:45.0 南井克巳 宇田明彦
1994年9月11日 テイエムロケット 牡2 JRA 1:01.9 本田優 岩元市三
1995年9月03日 センターライジング 牝2 JRA 1:51.3 四位洋文 伊藤雄二
1996年9月01日 タヤスリアリティー 牡2 JRA 1:51.8 藤田伸二 中村好夫
1997年8月30日 アイアムザプリンス 牡2 JRA 1:50.3 的場均 杉浦宏昭
1998年9月05日 マチカネテルテル 牡2 JRA 1:55.0 蛯名正義 浅見秀一
1999年9月04日 チアズグレイス 牝2 JRA 1:53.6 松永幹夫 山内研二
2000年9月02日 ネームヴァリュー 牝2 JRA 1:51.0 松永幹夫 山内研二
2001年9月01日 マチカネアカツキ 牡2 JRA 1:51.8 岡部幸雄 藤沢和雄
2002年9月07日 ブランピュール 牝2 JRA 1:51.2 中舘英二 西浦勝一
2003年9月13日 ヤマニンシュクル 牝2 JRA 1:51.8 北村宏司 浅見秀一
2004年9月11日 マイネルアドホック 牡2 JRA 1:52.2 松永幹夫 清水美波
2005年9月10日 ディープエアー 牡2 JRA 1:51.9 藤田伸二 池添兼雄
2006年9月09日 ナムラマース 牡2 JRA 1:48.4 藤岡佑介 福島信晴
2007年9月08日 ヤマカツオーキッド 牝2 JRA 1:55.5 池添謙一 池添兼雄
2008年9月13日 スズカワグナー 牡2 JRA 1:50.6 安藤勝己 橋田満
2010年9月11日 マイネルギブソン 牡2 JRA 1:52.1 丹内祐次 萱野浩二
2011年9月10日 ゴールドシップ 牡2 JRA 1:53.6 秋山真一郎 須貝尚介
2012年8月11日 ラウンドワールド 牡2 JRA 1:49.4 岩田康誠 松田博資
2013年8月10日 マイネルフロスト 牡2 JRA 1:51.7 三浦皇成 高木登
2014年8月16日[2] マイネルサクセサー 牡2 JRA 1:51.4 柴山雄一 畠山重則
2015年8月15日[3] ラヴアンドポップ 牡2 JRA 1:51.2 池添謙一 安田隆行
2016年8月13日[4] サトノアリシア 牝2 JRA 1:49.4 池添謙一 平田修
2017年8月12日[5] ステルヴィオ 牡2 JRA 1:51.3 C.ルメール 木村哲也
2018年8月11日[6] ナイママ 牡2 北海道 1:50.2 五十嵐冬樹 田部和則
2019年8月10日[7] ルーチェデラヴィタ 牝2 JRA 1:50.5 池添謙一 西村真幸
2020年8月15日[8] ウインアグライア 牝2 JRA 1:50.0 横山武史 和田雄二
2021年8月14日[9] トーセンヴァンノ 牡2 JRA 1:49.3 山田敬士 小檜山悟
2022年8月13日[10] モリアーナ 牝2 JRA 1:50.0 武藤雅 武藤善則
2023年8月13日 エコロヴァルツ 牡2 JRA 1:48.8 武豊 牧浦充徳
2024年8月11日[11] アスクシュタイン 牡2 JRA 1:49.2 北村友一 藤原英昭

関連項目

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  • クローバー賞 - 同じく札幌競馬場で行われる2歳オープンクラスのレース

出典

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  1. ^ 平成30年第1回札幌競馬番組日本中央競馬会、2018年4月10日閲覧
  2. ^ 2014年レース結果 - スポーツナビ、2014年8月19日閲覧
  3. ^ 2015年コスモス賞ヤフー競馬、2015年8月23日閲覧
  4. ^ 2016年レース結果 - スポーツナビ、2016年8月13日閲覧
  5. ^ 2017年レース結果 - スポーツナビ、2017年8月12日閲覧
  6. ^ 2018年レース結果 - スポーツナビ、2018年8月11日閲覧
  7. ^ 2019年レース結果”. スポーツナビ (2019年8月10日). 2019年8月10日閲覧。
  8. ^ 2020年レース結果”. スポーツナビ (2020年8月15日). 2020年8月15日閲覧。
  9. ^ 2021年レース結果”. スポーツナビ (2021年8月14日). 2021年8月15日閲覧。
  10. ^ 2022年コスモス賞”. スポーツナビ (2022年8月13日). 2022年8月14日閲覧。
  11. ^ 2024年コスモス賞”. スポーツナビ (2024年8月11日). 2024年8月11日閲覧。