クリス・ボルスタッド
クリストファー・ケネス・ボルスタッド(Christopher Kenneth Volstad, 1986年9月23日 - )は、アメリカ合衆国フロリダ州パームビーチ郡パームビーチガーデンズ出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。
マーリンズ時代 | |
基本情報 | |
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国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | フロリダ州パームビーチ郡パームビーチガーデンズ |
生年月日 | 1986年9月23日(38歳) |
身長 体重 |
6' 8" =約203.2 cm 230 lb =約104.3 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2005年 MLBドラフト1巡目 |
初出場 |
MLB / 2008年7月6日 KBO / 2014年4月2日 |
最終出場 | KBO / 2014年7月10日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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経歴
編集プロ入り前
編集9歳から11歳のときに少年野球教室でジム・パーマーから指導を受けた。パーマーはボルスタッドの父親に「この子はこのままでいい。へたにいじらないほうがいいです」とアドバイスをした。そして、父はクリスに対し、教えることよりも野球選手として成長できる環境を作ることに重点を置いた[1]。
プロ入りとマーリンズ時代
編集2005年のMLBドラフト1巡目(全体16位)でフロリダ・マーリンズから指名され、プロ入り。ベースボール・アメリカ誌からは2007年、2008年と2年連続でマーリンズ傘下での最高評価を受けた[2]。
2008年は開幕をAA級カロライナ・マドキャッツで迎え、7月6日にメジャー初昇格を果たした。同日のロッキーズ戦でメジャーデビュー[3]。その後、ライアン・タッカーとマーク・ヘンドリクソンに代わり、故障者リスト入りから復帰したジョシュ・ジョンソンと共に先発ローテーション入りを果たした[3]。
2009年は29試合に登板し、防御率5.21と2点以上悪化し、13敗はチームワーストとなった。8月下旬にはAAA級ニューオーリンズ・ゼファーズへ降格した[4]。
カブス時代
編集2012年1月5日にカルロス・ザンブラーノとのトレードで、シカゴ・カブスへ移籍した。この年は21試合に先発登板したが3勝12敗と大きく負け越し、防御率も6.31と不本意な成績だった。
ロッキーズ時代
編集2012年10月26日にウェイバー公示を経てカンザスシティ・ロイヤルズへ移籍した[5]が、11月20日にDFAになり、40人枠から外れた[6]。11月28日にFAとなった[7]。
2013年1月20日にロッキーズと1年150万ドルのマイナー契約で合意[8]。6月20日にDFAとなり、22日に40人枠を外れる形でAAA級コロラドスプリングス・スカイソックスへ配属された。10月1日にFAとなった[7]。
斗山時代
編集2013年11月6日にロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムとマイナー契約を結んだ[9]。だが同年12月28日、エンゼルスとの契約を破棄し[7]、韓国プロ野球・斗山ベアーズと契約した。
2014年は、先発として起用され5勝を記録したが、防御率6点台と内容が悪く、7月12日に退団した。
エンゼルス傘下時代
編集2014年7月18日にエンゼルスとマイナー契約を結んだ。傘下のAAA級ソルトレイク・ビーズでプレーし、7試合に先発登板して2勝1敗・防御率6.18・24奪三振の成績を残した。オフにFAとなった。
パイレーツ時代
編集2015年1月30日にピッツバーグ・パイレーツとマイナー契約を結んだ。傘下のAAA級インディアナポリス・インディアンスで開幕を迎え、6月24日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした。1試合を投げ2回無失点であったが、スティーブ・ロンバードージーの昇格、かつマイナー・オプションが使えないため、6月28日にDFAとなった[10]。その後はシーズン終了までAAA級インディアナポリスプレーした。10月5日にFAとなった[7]。
ホワイトソックス時代
編集2015年10月11日にアトランタ・ブレーブスとマイナー契約を結び、2016年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[11]。スプリングトレーニングでは3回2⁄3を投げて被安打10、失点8と振るわず、3月12日に自由契約となった[12]。
その後、3月24日にシカゴ・ホワイトソックスとマイナー契約を結んだ。この年は傘下のAAA級シャーロット・ナイツでプレーし、29試合(先発27試合)に登板して8勝11敗・防御率4.79・84奪三振の成績を残した。オフにFAとなったが、12月16日にマイナー契約で再契約した[7]。
2017年も開幕からAAA級シャーロットでプレーし、27試合(先発18試合)に登板して3勝10敗1セーブ・防御率5.57・71奪三振の成績を残した。9月8日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[13]。この年メジャーでは6試合(先発2試合)に登板して1勝2敗・防御率4.66・10奪三振の成績を残した。レギュラーシーズン終了後の10月4日に40人枠から外れる形でAAA級シャーロットへ配属された[14]。10月9日にFAとなったが、2018年1月22日にホワイトソックスとマイナー契約を結び、同年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[7]。
2018年は開幕をAAA級シャーロットで迎え、4月13日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[15]。7月27日にDFAとなり[16]、31日に自由契約となった[7]。
レッズ傘下時代
編集2020年2月14日にシンシナティ・レッズとマイナー契約を結んだ。
詳細情報
編集年度別投手成績
編集年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
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2008 | FLA | 15 | 14 | 0 | 0 | 0 | 6 | 4 | 0 | 0 | .600 | 365 | 84.1 | 76 | 3 | 36 | 4 | 5 | 52 | 0 | 0 | 30 | 27 | 2.88 | 1.33 |
2009 | 29 | 29 | 1 | 1 | 0 | 9 | 13 | 0 | 0 | .409 | 682 | 159.0 | 169 | 29 | 59 | 3 | 3 | 107 | 8 | 0 | 100 | 92 | 5.21 | 1.43 | |
2010 | 30 | 30 | 2 | 1 | 0 | 12 | 9 | 0 | 0 | .571 | 758 | 175.0 | 187 | 17 | 60 | 5 | 8 | 102 | 8 | 1 | 94 | 89 | 4.53 | 1.41 | |
2011 | 29 | 29 | 0 | 0 | 0 | 5 | 13 | 0 | 0 | .278 | 719 | 165.2 | 187 | 23 | 49 | 6 | 1 | 117 | 2 | 1 | 96 | 90 | 4.89 | 1.42 | |
2012 | CHC | 21 | 21 | 0 | 0 | 0 | 3 | 12 | 0 | 0 | .200 | 507 | 111.1 | 137 | 16 | 43 | 4 | 3 | 61 | 2 | 1 | 81 | 78 | 6.31 | 1.62 |
2013 | COL | 6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | ---- | 47 | 8.1 | 19 | 1 | 1 | 0 | 2 | 3 | 0 | 0 | 10 | 10 | 10.80 | 2.40 |
2014 | 斗山 | 17 | 17 | 1 | 0 | 0 | 5 | 7 | 0 | 0 | .417 | 410 | 87.0 | 116 | 8 | 37 | 0 | 7 | 32 | 4 | 0 | 70 | 60 | 6.21 | 1.76 |
2015 | PIT | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 7 | 2.0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.00 | 1.00 |
2017 | CWS | 6 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | .333 | 76 | 19.1 | 16 | 4 | 5 | 0 | 1 | 10 | 0 | 0 | 10 | 10 | 4.66 | 1.09 |
2018 | 33 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 5 | 0 | 0 | .167 | 215 | 47.1 | 65 | 9 | 12 | 1 | 3 | 29 | 1 | 0 | 35 | 33 | 6.27 | 1.63 | |
MLB:9年 | 170 | 126 | 3 | 2 | 0 | 37 | 58 | 0 | 1 | .389 | 3376 | 772.1 | 858 | 102 | 265 | 23 | 26 | 481 | 21 | 3 | 457 | 429 | 5.00 | 1.45 | |
KBO:1年 | 17 | 17 | 1 | 0 | 0 | 5 | 7 | 0 | 0 | .417 | 410 | 87.0 | 116 | 8 | 37 | 0 | 7 | 32 | 4 | 0 | 70 | 60 | 6.21 | 1.76 |
- 2021年度シーズン終了時
背番号
編集- 41(2008年 - 2011年)
- 32(2012年)
- 31(2013年)
- 30(2014年)
- 38(2015年)
- 66(2017年 - 2018年)
脚注
編集- ^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2009』廣済堂出版、2009年、284頁。ISBN 978-4-331-51370-5。
- ^ Mike Berardino (2007年11月14日). “Prospects: Rankings: Organization Top 10 Prospects: Florida Marlins” (英語). Baseball America. 2016年3月14日閲覧。
- ^ a b Joe Frisaro (2008年7月6日). “Volstad goes in rotation following debut” (英語). MLB.com. 2016年3月14日閲覧。
- ^ Joe Frisaro (2009年8月28日). “Volstad optioned to Triple-A after loss” (英語). MLB.com. 2016年3月14日閲覧。
- ^ Ben Nicholson-Smith (2012年10月26日). “Royals Claim Chris Volstad” (英語). MLB Trade Rumors. 2016年3月14日閲覧。
- ^ Dick Kaegel (2012年11月20日). “Royals make moves to finalize 40-man roster” (英語). MLB.com. 2016年3月14日閲覧。
- ^ a b c d e f g MLB公式プロフィール参照、2018年8月2日閲覧。
- ^ Daniel Secolson-Smith (2013年1月20日). “Rockies Sign Chris Volstad” (英語). MLB Trade Rumors. 2016年3月14日閲覧。
- ^ Alden Gonzalez (2013年11月6日). “Angels sign righty Volstad to Minor League deal MLB.com]” (英語). MLB.com. 2016年3月14日閲覧。
- ^ “Pirates GM discusses roster moves; team health”. Pittsburgh Sporting News. (2015年6月28日) 2015年6月30日閲覧。
- ^ “Braves sign 10 to minor league contracts” (英語). WRDW-TV (2015年11月24日). 2016年3月2日閲覧。
- ^ David O'Brien (2016年3月12日). “Braves release Kendrick, Volstad, send 12 others to minors” (英語). AJC.com. Atlanta Journal. 2016年3月14日閲覧。
- ^ Scott Merkin (2017年9月8日). “White Sox await Rodon's MRI results” (英語). MLB.com. 2017年9月9日閲覧。
- ^ Scott Merkin (2017年10月4日). “Anderson, wife reach out to Chicago youth” (英語). MLB.com. 2017年10月6日閲覧。
- ^ “White Sox add righty Volstad to roster” (英語). MLB.com (2018年4月13日). 2018年4月22日閲覧。
- ^ Steve Adams (2018年7月27日). “White Sox Designate Chris Volstad For Assignment” (英語). mlbtraderumors.com. 2018年7月30日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
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