キジカモ類

鳥類分類のグループの一つ

キジカモ類(キジカモるい、Galloanserae)は、鳥類分類の1グループである。現生ではキジ目(分類体系によってはキジ上目)とカモ目からなる。

キジカモ類
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
上目 : 新顎類 Neognathae
階級なし : キジカモ類 Galloanserae
学名
Galloanserae Sibley et al., 1988
シノニム

Galloanseri

英名
fowl

現生鳥類は原始的な古顎類と進化的な新顎類に大きく分かれるが、新顎類はさらに、原始的なキジカモ類と進化的な新鳥類に分かれる。

キジカモ類が単系統であることは J. Cracraft (1981) が指摘し、Sibley, Ahlquist & Monroe (1988) が Galloanserae と命名し分類に取り入れた。多くの分類体系では階級を与えないが、Sibley分類体系では小綱に位置づける。

家禽および狩猟の対象となる鳥類の殆どは、キジカモ類に属している。

系統

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鳥類

古顎類

新顎類
キジカモ類

キジ目

カモ目

ガストルニス目

新鳥類

分類

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現生キジカモ類の目分類はほとんどの分類学者で一致するが、Sibleyらはキジ目のうちホウカンチョウ科とツカツクリ科をホウカンチョウ目として独立させた。ただし、このホウカンチョウ目は側系統と推定されている。キジ目のうち最初に分岐した系統については他にホウカンチョウ科説とツカツクリ科説があったが、分子系統によればホウカンチョウ科が最初に分岐したようである。

外部リンク

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