オーシャン (レッド・ツェッペリンの曲)
「オーシャン」 (The Ocean) は、イギリスのロックグループ、レッド・ツェッペリンの楽曲。1973年、彼らの第5作アルバム『聖なる館』のB面4曲目に収められて発表された。作詞作曲はジョン・ボーナム、ジョン・ポール・ジョーンズ、ジミー・ペイジ、及びロバート・プラント。レコードでの演奏時間は約4分30秒。
「オーシャン」 | ||||||||
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レッド・ツェッペリンの楽曲 | ||||||||
収録アルバム | 『聖なる館』 | |||||||
リリース | 1973年3月28日 | |||||||
録音 | 1972年 スターグローヴス | |||||||
ジャンル | ロック | |||||||
時間 | 4分31秒 | |||||||
レーベル | アトランティック | |||||||
作曲者 | ジョン・ボーナム ジョン・ポール・ジョーンズ ジミー・ペイジ ロバート・プラント | |||||||
プロデュース | ジミー・ペイジ | |||||||
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概要
編集凝った単音リフが印象的な、快活なロックナンバー。題名は、「聖なる館(=コンサート会場)」を埋め尽す大洋のような聴衆の隠喩であると思われる。
メインリフは、15/8拍子(4/4 7/8)の変拍子。ヴォーカルパートの間にギター・ソロ、さらに無伴奏のスキャットが挿入される。コーダに至って曲は突然シャッフルビートとなり、ギター・ソロの背後にドゥーワップ風のコーラスが入る。多様な要素を、複雑さを感じさせずに巧みに盛り込んだ曲である。
なお、イントロの前に聴こえるのは、ボーナムの「We've done four already but now we'er steady and then they went. 1, 2, 3, 4」というカウントの声である。
また、LPとリマスター前のCDでは、開始1分38秒後のギターソロの裏でかなり大きな音量で電話のベルが数回聴こえる。録音状態は非常に良いが、偶然に入ってしまったものと思われる。リマスター盤でも辛うじて聴こえる。
ステージ・パフォーマンス
編集1972年のアメリカツアーで登場し、1973年まで主としてアンコールで演奏された。 「レッド・ツェッペリン DVD」や「レッド・ツェッペリン狂熱のライヴ」リマスターDVDでは、1973年7月27日のニューヨーク・マディソン・スクエア・ガーデン公演でのこの曲のライヴ映像が収録されている。
参考文献
編集- 『レッド・ツェッペリン全曲解説』デイヴ・ルイス著 福田美環子訳 シンコー・ミュージック刊