エド山口
エド 山口(えど やまぐち、1948年〈昭和23年〉7月9日 - )は、日本のタレント、俳優、ギタリスト、ラジオパーソナリティ[1][2][3][4][5][6]。エレクトリック・ギターバンド「エド山口&東京ベンチャーズ」のリーダー。株式会社オフィスアイリス所属(2013年〜)。東京都中央区築地出身。和光大学、成城大学中退。本名は武東 郁夫(むとう いくお)。弟は同じくタレントのモト冬樹。
エド | |||||
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本名 | 武東 郁夫(むとう いくお) | ||||
生年月日 | 1948年7月9日(76歳) | ||||
出生地 | 日本 東京都中央区 | ||||
身長 | 177cm | ||||
職業 | |||||
ジャンル | |||||
活動期間 | 1982年 - | ||||
配偶者 | 井上望 | ||||
著名な家族 | モト冬樹(実弟) | ||||
主な作品 | |||||
テレビドラマ 『電光超人グリッドマン』 『激走戦隊カーレンジャー』 ラジオ番組 『野放しワイド!エド山口のしびれて土曜日』 バラエティー番組など 『お笑いスター誕生』 | |||||
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来歴・人物
編集裕福な開業医の家に生まれる。曾祖父は警察署長、祖父は海軍主計大佐という堅い家系だった。医者の息子ということで慶應義塾大学医学部、東京慈恵会医科大学、日本医科大学、東京医科大学、順天堂大学医学部を受験するが全て不合格。和光大学経済学部、成城大学経済学部に進学するが、いずれも中退。ザ・ベンチャーズに影響を受けてギターを知り、高校時代にセミプロ的活動ののち、大学時代には横浜でジャズベースを勉強し、帰郷後すぐ弟(モト冬樹)らとソウルバンド“ブルーエンジェル”を結成。当時のメンバーにはエド、モトのほか、グッチ裕三らがいる。エドはブルーエンジェルに参加していたが、いそがしバンドやビジーフォーには参加していない。父親は「代々の医家ではないし、アメリカでもなければ医者は儲からない」などといって、自由にさせていたが、母親は「音楽なんて堅気の仕事ではない」と、エドの音楽活動には猛反対していた。
1982年、『お笑いスター誕生』で8週勝ち抜き、金賞を獲得。以後、テレビ・ラジオを中心にタレント、俳優、音楽家として多岐にわたり活動。
内藤やす子に提供した「六本木ララバイ」は第40回NHK紅白歌合戦でも歌われたヒット曲として有名。
1996年、自らのバンド「エド山口&東京ベンチャーズ」を結成、活動開始。兄弟で東京ドンバーズとしても活動したことがあった。
ラジオではYBSラジオやエフエム世田谷の番組のラジオパーソナリティとして軽快なトークでリスナーの支持を得ている。
これまでは俳優としての活動がメインだったが、2012年、漫談家としての活動も本格化。「ギタージョッキー・エド山口の作詞講座」と題し、ヒット歌謡曲の歌詞の矛盾や、洋楽カバー曲の珍妙な訳詞に突っ込みを入れる内容の漫談を、エレクトリック・ギターを鳴らしながら披露している。
釣りが趣味であり、磯釣りでは小笠原をはじめ日本・世界の全ての離島で大物釣りに挑戦している。また釣り関連のテレビ番組にも時折出演し、釣り専門の雑誌にコラムを連載するなど、釣りにも造詣が深い。
自身がプロデュースした浮子(ウキ)が佐賀県の釣り具製作販売会社「kizakura」から商品化されている。
エド山口としての活動
編集ドラマ
編集- 月曜ドラマランド「長谷川町子の意地悪クッキー」(1983年、フジテレビ)
- NHK大河ドラマ
- NHK土曜時代劇『まっつぐ〜鎌倉河岸捕物控〜』(2010年4月17日、NHK)
- スペシャルドラマ 「坂の上の雲」(2010年12月19日、NHK) - 漁師
- 朝の連続テレビ小説「天うらら」(NHK)
- 都会の森(1990年7月 - 9月放送、TBS系)
- うたう!大龍宮城(1991年1月 - 12月放送、フジテレビ)鯨大王役
- 世にも奇妙な物語 『冗費節減』(フジテレビ、1991年) - 吉田課長
- 火曜サスペンス劇場『望遠鏡の中の女』(1992年11月、NTV系・IVSテレビ制作) - 和泉弁護士
- 西村京太郎サスペンス 十津川警部シリーズ(TBS系)第7作「豪華特急トワイライト殺人事件」(1995年)野中功(乗客・企業の経理課長)
- 電光超人グリッドマン(TBS系) - 翔宗一郎
- ウルトラシリーズ
- ウルトラマンダイナ(毎日放送系)
- ウルトラQ dark fantasy(テレビ東京系) - コスモネット星人ヤマダ
- ULTRASEVEN X 第4話(TBS系) - 田崎
- テツワン探偵ロボタック(テレビ朝日系) - サンタクロース
- 離婚弁護士(フジテレビ系)
- 約束の夏(フジテレビ系) - 大熊英雄
- スーパー戦隊シリーズ(テレビ朝日系)
- 激走戦隊カーレンジャー - 社長
- 特捜戦隊デカレンジャー 第3・4話 - 敏郎
- 氷点2001(テレビ朝日系)
- 特命係長 只野仁(テレビ朝日系)
- 水戸黄門 (TBS・C.A.L)
- おばさんデカ 桜乙女の事件帖
- おとり捜査官・北見志穂5・11(ABC)
- 火災調査官・紅蓮次郎7(テレビ朝日)
- 西村京太郎トラベルミステリー37(テレビ朝日) - 木島保夫
- 弁護士芸者のお座敷事件簿3(TBS)
- 税務調査官・窓際太郎の事件簿9(TBS)
- 警視庁黒豆コンビ4(2007年10月10日、テレビ東京) - 柴田徳治
- かんとう見聞録(JCOM)
- 相棒 Season 9 第12話「招かれざる客」(2011年1月19日、テレビ朝日 / 東映) - 西尾明久
- 東京駅お忘れ物預り所5(2012年7月7日、テレビ朝日) - 兵頭淳夫
- 警視庁捜査一課9係 season8 第9話(2013年9月4日、テレビ朝日 / 東映) - 大谷臣史
- デパート仕掛け人!天王寺珠美の殺人推理8(2015年3月21日、ABC) - 吉村大樹
- 小杉健治サスペンス・保身(2015年7月1日、テレビ東京) - 下川正春
- 月曜名作劇場
- 「警視庁心理捜査官・明日香5」(2016年) - 吉野誠三
- 「オバチャン保険調査員 赤宮楓のマル秘事件簿」(2017年) - 牧本康広
- 特捜9(2018年4月18日、テレビ朝日) - 島沢敏之 役
- など
映画
編集- 薔薇の標的
- ふうせん
- さらば愛しのやくざ
- 卒業エクスプレス〜この胸のときめき〜
- 不思議な国ニッポン
- 釣りバカ日誌5
- 青春デンデケデケデケ
- ミンボーの女
- 難波金融・ミナミの帝王10
- おにぎり〜ARCADIA物語
- 銭道
- 新・日本の首領
- 不撓不屈
- 新・ピンクのカーテン
- おろち
- ULTRAMAN
ラジオ・メディア
編集- エド山口のまんてんワイド(TBSラジオ)
- エド山口のオールナイトニッポン(ニッポン放送)(火曜2部 1982年10月 - 1983年9月)
- エド山口の歌謡曲大辞典(ラジオ日本)
- 野放しワイド!エド山口のしびれて土曜日(YBSラジオ)
- 真夜中ギンギラ大放送(ラジオ関西)
- オープンサロン834“火曜日はエド山口”(FM世田谷、火曜日)
- かんとう見聞録(ジェイコム東京)
舞台
編集バラエティー
編集- お笑いスター誕生(NTV系)
- エド山口の歌謡一番館(テレビ東京)
- 柳家権太楼の演芸図鑑(2013年7月28日、NHK)
- クイズ!脳ベルSHOW(BSフジ) - 不定期出演
釣り番組
編集- エド山口の世界を釣りたい(毎日放送)
- 釣り・ロマンを求めて(テレビ東京系)
- Oh!エド釣り日記(釣りビジョン)
CM
編集MV
編集連載
編集- つりマガジン 「エド山口のOh!エド釣り談義帳」
- つりえさの本 「エド山口の釣り伝道師が征く !」
- 釣場速報関東版「エド山口の江戸っ子釣り談義」
エド山口&東京ベンチャーズ
編集エド山口&東京ベンチャーズ | |
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別名 | 東京ベンチャーズ |
活動期間 | 1996年 ~ |
レーベル |
ガウスエンタテインメント(1996年 - 2005年) 徳間ジャパンコミュニケーションズ(2005年 - ) テイチクエンタテインメント ホリデージャパン アクセスエンタテインメント 夢レコード |
公式サイト | http://www.oh-edo.com |
メンバー |
エド山口(Guitar) TAKUちゃん(Bass) "DON"清原(Guitar) おのひろみち(Drums) |
エド山口&東京ベンチャーズ (エド・やまぐち・アンド・とうきょうベンチャーズ)は、1996年、リードギター担当のエドを中心に結成された本格的インストゥルメンタル・バンド。主にライブハウスを中心に活動する。これまでアルバム12枚、DVD1巻を発売。
メンバー
編集ディスコグラフィ
編集アルバム
- 激突! エレキ天国
- 激突! エレキ天国2
- 激突! エレキ天国3
- 激突! エレキ天国番外編 ~ Oh! エド冬の陣 ~
- 激突! エレキ天国4
- 激突! エレキ天国5
- 激突! エレキ天国6
- 突激! エレキ地獄777
- Plays THE VENTURES 1
- Plays THE VENTURES 2
- 激突! エレキパーティー2012
- 激突! エレキ・パラダイス
ビデオ(2008年にDVDで再リリース)
- バンドテクニック向上委員会
発売はアルバム「激突! エレキ天国(1 〜 5、番外編)」ビデオ「バンドテクニック向上委員会」まではガウスエンタテインメント(2005年7月1日付で徳間ジャパンコミュニケーションズと合併)、「激突! エレキ天国6」は徳間ジャパンコミュニケーションズ、「Plays THE VENTURES 1・2」はテイチクエンタテインメント、「突激! エレキ地獄777」はホリデージャパン、「激突! エレキパーティー2012」はアクセスエンタテインメント、「激突! エレキ・パラダイス」は夢レコードからそれぞれリリースされている。
関連人物
編集外部リンク
編集脚注
編集出典
編集- ^ "六本木の交差点で松崎しげるに言われた「衝撃の言葉」/芸能界の奇才・エド山口の「おひとりさま」破天荒人生(1)". Asagei Plus. 徳間書店. 9 December 2023. 2023年12月10日閲覧。
- ^ "浅丘雪路の曲に「あなたのステテコ」アホな歌詞を挿入/芸能界の奇才・エド山口の「おひとりさま」破天荒人生(2)". Asagei Plus. 徳間書店. 9 December 2023. 2023年12月10日閲覧。
- ^ "黒ブチ眼鏡のオトコと大塚の連れ込み宿に入ったらエライことに!/芸能界の奇才・エド山口の「おひとりさま」破天荒人生(3)". Asagei Plus. 徳間書店. 10 December 2023. 2023年12月10日閲覧。
- ^ "8週連続勝ち抜いたお笑いオーディションに「そのまんま東、おぼん・こぼん、コロッケ」がいた/芸能界の奇才・エド山口の「おひとりさま」破天荒人生(4)". Asagei Plus. 徳間書店. 10 December 2023. 2023年12月10日閲覧。
- ^ "「たけし軍団に入らないか」と誘われて断ったワケ/芸能界の奇才・エド山口の「おひとりさま」破天荒人生(5)". Asagei Plus. 徳間書店. 11 December 2023. 2023年12月11日閲覧。
- ^ "実弟・モト冬樹が「アニキは周回するマグロと一緒。止まったら終わり」/芸能界の奇才・エド山口の「おひとりさま」破天荒人生(6)". Asagei Plus. 徳間書店. 11 December 2023. 2023年12月11日閲覧。