エドワード・エヴァン・エヴァンズ=プリチャード
イギリスの社会人類学者
エドワード・エヴァン・エヴァンズ=プリチャード(Sir Edward Evan Evans-Pritchard, 1902年9月21日 - 1973年9月11日)はイギリスの社会人類学者。オックスフォード大学の社会人類学教室で1946年から1970年まで教授職を務めた。
人物情報 | |
---|---|
生誕 |
1902年9月21日 イギリス クロウバラ |
死没 |
1973年9月11日 (70歳没) イギリス オックスフォード |
出身校 | ウィンチェスター・カレッジ、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス |
学問 | |
研究分野 | 人類学(文化人類学、社会人類学) |
研究機関 | オックスフォード大学 |
学位 | 博士 |
経歴
編集1902年、英国イースト・サセックス・クロウバラに生まれた。ウィンチェスター・カレッジで教育を受け、オックスフォード大学エクセター・カレッジで歴史学を学んだ。在学時にロバート・マレット(Robert Ranulph Marett)の影響を受け、卒業後はロンドン・スクール・オブ・エコノミクスに進んだ。マリノフスキ─の最初の学生となった。1928年、学位論文"The social organization of the Azande of the Bahr-el-Ghazal province of the Anglo-Egyptian Sudan"(イギリス・エジプト領スーダンバハル・アル・ガザール地方のアザンデ族の社会組織)を提出して博士号を取得した。
1946年、ラドクリフ=ブラウンの後をついで、オックスフォード大学社会人類学講座教授となった。
受賞・栄典
編集- 1971年:サーの称号を授与された。
研究内容・業績
編集著作
編集- E.E. エヴァンズ=プリチャード 著、向井元子 訳『アザンデ人の世界―妖術・託宣・呪術』みすず書房、2001年(原著1937年)。ISBN 4622038412。
- E.E. エヴァンズ=プリチャード 著、向井元子 訳『ヌアー族 : ナイル系一民族の生業形態と政治制度の調査記録』岩波書店、1978年(原著1940年)。
- 新版『ヌアー族:ナイル系一民族の生業形態と政治制度の調査記録』平凡社ライブラリー、1997年、改版2023年
- E.E. エヴァンズ=プリチャード (1949). The Sanusi of Cyrenaica.. London: Oxford University Press.
- E.E. エヴァンズ=プリチャード 著、長島信弘・向井元子 訳『ヌアー族の親族と結婚』岩波書店、1985年(原著1951年)。
- E.E. エヴァンズ=プリチャード 著、向井元子 訳『ヌア─族の宗教』岩波書店、1982年(原著1956年)。
- 新版『ヌアー族の宗教』平凡社ライブラリー 1995
- エヴァンス=プリチャード『人類学入門』吉田禎吾訳、弘文堂 1970