エウティキアヌス (ローマ教皇)
エウティキアヌス(Eutychianus, ? - 283年12月7日?)は、ローマ教皇(在位:275年1月4日 - 283年12月7日[1])。碑銘がカリストゥス1世のカタコンベから見つかっているが[1]、この教皇についてはそれ以上何も分かっていない。在位期間も不確かである。『教皇の書』では8年と11か月の在位だが、エウセビオスはたった10か月としている。
エウティキアヌス | |
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第27代 ローマ教皇 | |
教皇就任 | 275年1月4日 |
教皇離任 | 283年12月7日 |
先代 | フェリクス1世 |
次代 | カイウス |
個人情報 | |
出生 |
不明 |
死去 |
283年12月7日? |
エウティキアヌスは祭壇にぶどうと豆を捧げることを許可し、324人の殉教者を自分の手で埋葬したとされる。こうした伝説を疑う歴史家もいる。皇帝アウレリアヌスの死後は迫害は止んだはずであり、農作物を捧げるのはもっと後の時代のことだからである。
エウティキアヌスの記念日は12月8日である。
脚注
編集- ^ Kraus, Roma sotterranea, p. 154 et seq.
参考文献
編集- この記事にはパブリックドメインである次の百科事典本文を含む: Herbermann, Charles, ed. (1913). "Pope St. Eutychianus". Catholic Encyclopedia. New York: Robert Appleton Company.