アーロン・ジェームズ・スモールAaron James Small, 1971年11月23日 - )はアメリカ合衆国カリフォルニア州ベンチュラ郡オックスナード出身の元プロ野球選手投手)。右投右打。

アーロン・スモール
Aaron Small
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 カリフォルニア州ベンチュラ郡オックスナード
生年月日 (1971-11-23) 1971年11月23日(53歳)
身長
体重
6' 5" =約195.6 cm
235 lb =約106.6 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 1989年 MLBドラフト22巡目
初出場 1994年6月11日
最終出場 2006年6月15日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

経歴

編集

サウスヒルズ高等学校英語版時代は、チームメイトにジェイソン・ジアンビコーリー・ライドルショーン・ウッテン英語版がいた。

1989年MLBドラフト22巡目(全体575位)でトロント・ブルージェイズから指名され、プロ入り。

1994年6月11日ニューヨーク・ヤンキース戦でメジャーデビュー[1]。その後はオークランド・アスレチックスに在籍時の1997年に71試合、1998年[2]に47試合にリリーフとして登板した以外は目立った実績は無く、メジャー及びマイナーの各球団を転々としていた。

2005年、ヤンキースとマイナー契約を結んだこの年は開幕から傘下のAAA級コロンバス・クリッパーズでプレー。7月20日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りすると、 同日のテキサス・レンジャーズ戦にて9年ぶりにメジャーで先発を務め、この試合の勝利投手となった[3]。以後、先発にリリーフにとフル稼働、2ヶ月足らずで10勝0敗と神がかりとしか思えない数字をマークし[4]9月3日のアスレチックス戦ではメジャー初完封を達成[5]するなど、シーズン後半でショーン・チャコーン王建民と共に投手陣の救世主的な存在として地区優勝に大いに貢献した。一転、翌2006年スプリングトレーニング中に右ハムストリングを痛めた影響で出遅れ、復帰後も調子が戻らず6月17日DFA、以降はマイナー契約となってAAA級コロンバスでプレーした。

2007年シアトル・マリナーズとマイナー契約を結んだ。開幕から傘下のAAA級タコマ・レイニアーズでプレーしていたが、5月18日に自由契約となり、そのまま引退を表明した[6]

詳細情報

編集

年度別投手成績

編集




















































W
H
I
P
1994 TOR 1 0 0 0 0 0 0 0 -- ---- 13 2.0 5 1 2 0 0 0 0 0 2 2 9.00 3.50
1995 FLA 7 0 0 0 0 1 0 0 -- 1.000 32 6.1 7 1 6 0 0 5 0 0 2 1 1.42 2.05
1996 OAK 12 3 0 0 0 1 3 0 -- .250 144 28.2 37 3 22 1 1 17 2 0 28 26 8.16 2.06
1997 71 0 0 0 0 9 5 4 -- .643 425 96.2 109 6 40 6 3 57 4 0 50 46 4.28 1.54
1998 24 0 0 0 0 1 1 0 -- .500 174 36.0 51 3 14 3 3 19 4 0 34 29 7.25 1.81
ARI 23 0 0 0 0 3 1 0 -- .750 130 31.2 32 5 8 1 1 14 0 0 14 13 3.69 1.26
'98計 47 0 0 0 0 4 2 0 -- .667 304 67.2 83 8 22 4 4 33 4 0 48 42 5.59 1.55
2002 ATL 1 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 5 0.1 2 0 2 0 0 1 1 0 1 1 27.00 12.00
2004 FLA 7 0 0 0 0 0 0 0 1 ---- 78 16.1 24 5 7 0 0 8 1 0 15 15 8.27 1.90
2005 NYY 15 9 1 1 0 10 0 0 0 1.000 316 76.0 71 4 24 0 5 37 0 0 27 27 3.20 1.25
2006 11 3 0 0 0 0 3 0 0 .000 137 27.2 42 9 12 1 1 12 0 0 29 26 8.46 1.95
MLB:9年 173 14 1 1 0 25 13 4 1 .658 1454 321.2 380 37 137 12 14 170 12 0 202 186 5.20 1.61

背番号

編集
  • 38(1994年)
  • 37(1995年)
  • 30(1996年 - 1998年途中、2002年)
  • 31(1998年途中 - 同年終了、2005年 - 2006年)
  • 50(2004年)

脚注

編集
  1. ^ New York Yankees at Toronto Blue Jays Box Score, June 11, 1994” (英語). Baseball-Reference.com. 2018年11月10日閲覧。
  2. ^ 1998年はアリゾナ・ダイヤモンドバックスへ途中移籍
  3. ^ New York Yankees at Texas Rangers Box Score, July 20, 2005” (英語). Baseball-Reference.com. 2018年11月10日閲覧。
  4. ^ 『NHK メジャーリーグガイド2006』NHK出版、2006年、50頁頁。ISBN 4-14-407141-3 
  5. ^ New York Yankees at Oakland Athletics Box Score, September 3, 2005” (英語). Baseball-Reference.com. 2018年11月10日閲覧。
  6. ^ Darren Swan (2007年5月19日). “Yanks need a new Small” (英語). Newsday. 2018年11月10日閲覧。

関連項目

編集

外部リンク

編集