アンナ・タチシビリ
アンナ・タチシビリ(Anna Tatishvili, グルジア語: ანა ტატიშვილი, 1990年2月3日 - )は、アメリカの女子プロテニス選手。ジョージア(旧称グルジア)・トビリシ出身。WTAツアーでダブルス1勝を挙げた。自己最高ランキングはシングルス50位、ダブルス59位。身長171cm、体重62kg。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。「タチシュビリ」の表記揺れも多い。
| ||||
---|---|---|---|---|
アンナ・タチシビリ | ||||
基本情報 | ||||
国籍 |
ジョージア (2005–2014) → アメリカ合衆国 (2004–現在) | |||
出身地 | ジョージア・トビリシ | |||
居住地 | アメリカ・フロリダ州ボカラトン | |||
生年月日 | 1990年2月3日(34歳) | |||
身長 | 171cm | |||
体重 | 62kg | |||
利き手 | 右 | |||
バックハンド | 両手打ち | |||
ツアー経歴 | ||||
デビュー年 | 2005年 | |||
引退年 | 2020年 | |||
ツアー通算 | 1勝 | |||
シングルス | 0勝 | |||
ダブルス | 1勝 | |||
生涯通算成績 | 503勝414敗 | |||
シングルス | 355勝280敗 | |||
ダブルス | 158勝134敗 | |||
生涯獲得賞金 | $1,609,016 | |||
4大大会最高成績・シングルス | ||||
全豪 | 2回戦(2012・15) | |||
全仏 | 1回戦(2011-14・19) | |||
全英 | 2回戦(2011・12) | |||
全米 | 4回戦(2012) | |||
4大大会最高成績・ダブルス | ||||
全豪 | 1回戦(2012・13・15) | |||
全仏 | 2回戦(2013) | |||
全英 | 1回戦(2012-14) | |||
全米 | 3回戦(2011) | |||
キャリア自己最高ランキング | ||||
シングルス | 50位(2012年10月8日) | |||
ダブルス | 59位(2012年5月21日) | |||
来歴
編集4歳からテニスを始める。7歳から13歳までアメリカ・ボカラトンのクリス・エバート・アカデミーに通った。
2005年にプロに転向する。4大大会では2011年全仏オープンで初出場した。2012年7月のロンドン五輪でオリンピックに初出場した。シングルス2回戦でロシアのナディア・ペトロワに 3-6, 7-6, 2-6 で敗れた。2012年全米オープンで自己最高の4回戦に進出した。4回戦で第1シードのビクトリア・アザレンカに 2-6, 2-6 で敗れた。
タチシビリは2014年にアメリカ国籍を取得した。2014年10月のリンツ大会のダブルスでラルカ・オラルと組んで優勝しWTAツアー初タイトルを獲得している。
故障から復帰した2019年全仏オープンでは1回戦でマリア・サッカリに 0-6, 1-6 で敗れた。この試合が「プロの基準」でプレーしなかったとして、賞金を没収された[1]。タチシビリは異議を申し立て認められ賞金が返還された[2]。
タチシビリは2020年3月現役引退を発表した[3]。
WTAツアー決勝進出結果
編集ダブルス: 3回 (1勝2敗)
編集大会グレード |
---|
グランドスラム (0–0) |
WTAファイナルズ (0–0) |
プレミア・マンダトリー (0–0) |
プレミア5 (0-0) |
WTAエリート・トロフィー (0-0) |
プレミア (0–0) |
インターナショナル (1–2) |
結果 | No. | 決勝日 | 大会 | サーフェス | パートナー | 対戦相手 | スコア |
---|---|---|---|---|---|---|---|
準優勝 | 1. | 2011年9月18日 | ケベック・シティー | ハード (室内) |
ジェイミー・ハンプトン | ラケル・コップス=ジョーンズ アビゲイル・スピアーズ |
1–6, 6–3, [6–10] |
準優勝 | 2. | 2013年7月14日 | ブダペスト | クレー | ニーナ・ブラチコワ | アンドレア・フラバーチコバ ルーシー・ハラデツカ |
4–6, 1–6 |
優勝 | 1. | 2014年10月12日 | リンツ | ハード (室内) |
ラルカ・オラル | アニカ・ベック キャロリン・ガルシア |
6-2, 6-1 |
4大大会シングルス成績
編集- 略語の説明
W | F | SF | QF | #R | RR | Q# | LQ | A | Z# | PO | G | S | B | NMS | P | NH |
W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.
大会 | 2007 | 2008 | 2009 | 2010 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 通算成績 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
全豪オープン | A | A | LQ | LQ | LQ | 2R | 1R | 1R | 2R | 1R | 1R | A | A | 2–6 |
全仏オープン | A | A | LQ | LQ | 1R | 1R | 1R | 1R | LQ | LQ | A | A | 1R | 0–5 |
ウィンブルドン | A | A | LQ | LQ | 2R | 2R | 1R | 1R | LQ | 1R | A | A | A | 2–5 |
全米オープン | LQ | LQ | LQ | LQ | 1R | 4R | 1R | LQ | 2R | A | A | A | A | 4–4 |
脚注
編集- ^ “全仏OPで賞金没収の女子選手が異議申し立て 「差別的な処分」”. AFPBB News. (2019年6月23日)
- ^ “全仏OPで賞金没収の女子選手、異議認められ全額返金”. AFPBB News. (2019年7月20日)
- ^ “元世界50位タチシュビリが繰り返すケガを理由に引退を決断”. テニスマガジン. (2020年3月27日)
外部リンク
編集- アンナ・タチシビリ - WTAツアーのプロフィール
- アンナ・タチシビリ - ビリー・ジーン・キング・カップのプロフィール
- アンナ・タチシビリ - 国際テニス連盟
- アンナ・タチシビリ (@ankatati) - X(旧Twitter)