アモライーム

220年頃から500年頃に活動したユダヤ教の賢者たちの総称

アモライームאָמוֹרָאִים, āmôrāʼîm[1], 単数形:アモラ[2])は、220年頃から500年頃に主にイスラエルバビロニア(後のイラク)で活動した、ユダヤ教の賢者たち(ハハミーム)の総称[1]。アモラは元来ラビたちの論説を学生に伝達する「解釈者」を指した[1]。アモライームが行なったミシュナすなわちユダヤ教の口伝律法[3]の研究討議または注解をゲマラと呼び、ミシュナとゲマラを収録した書を『タルムード[4]と言う。日本語では、アモラーイームとも表記する[5]

アモライームの一覧

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現在、3000人のアモラの名が知られている。

脚注

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  1. ^ a b c H. クルーゼ「アモラ」『新カトリック大事典研究社KOD. 2022年10月18日閲覧。
  2. ^ アモラ:「話し手」の意(H. クルーゼ「アモラ」『新カトリック大事典』)。
  3. ^ 石川耕一郎タルムード」『日本大百科全書(ニッポニカ)』小学館、コトバンク。2022年10月18日閲覧。
  4. ^ タルムード:「学習」、「律法の学習」の意(市川裕「タルムード」『新カトリック大事典』)。
  5. ^ 市川裕「タルムード期のユダヤ思想」『ユダヤ思想 1』岩波書店、1998年、234頁ほか。ISBN 4-00-010321-0

関連項目

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外部リンク

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