アメリカン・ジゴロ』(American Gigolo)は、1980年アメリカ合衆国サスペンス映画。監督はポール・シュレイダー、出演はリチャード・ギアローレン・ハットンなど。裕福な女性たちを相手に稼ぎまくっているジゴロが、罠に嵌められて殺人事件の容疑者にされるさまを描いている。

アメリカン・ジゴロ
American Gigolo
監督 ポール・シュレイダー
脚本 ポール・シュレイダー
製作 ジェリー・ブラッカイマー
製作総指揮 フレディ・フィールズ
出演者 リチャード・ギア
ローレン・ハットン
ニーナ・ヴァン・パラント英語版
音楽 ジョルジオ・モロダー
主題歌 ブロンディ
コール・ミー英語版
撮影 ジョン・ベイリー
編集 リチャード・ハルジー英語版
製作会社 パラマウント映画
配給 パラマウント映画
公開 アメリカ合衆国の旗 1980年2月8日
日本の旗 1980年10月25日
上映時間 117分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
スウェーデン語
製作費 $4,800,000
興行収入 アメリカ合衆国の旗カナダの旗 $22,743,674[1]
世界の旗 $52,743,674[1]
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ストーリー

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主人公ジュリアンは、ビバリーヒルズの金持ち婦人を相手に稼ぎまくるジゴロ。彼は引きも切らないコールを受ける売れっ子であった。ある日、彼の客の金持ち女性が殺害された。ジュリアンはその犯人として逮捕されてしまう。彼のアリバイを証言してくれるはずの女性は、彼との関係が公になるのを恐れ、事実を葬り去る。しかし、数日前に偶然出会い、客として過ごした上院議員夫人の存在が、予想だにしない光明を彼にもたらすのだった。

キャスト

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逸話

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  • リチャード・ギアの衣裳は、まだ無名に近かったジョルジオ・アルマーニが担当した。
  • 主人公にはジョン・トラボルタも挙がっていたが、母親の病気や恋人との別れを理由に断られた[2][3]。また、メリル・ストリープも出演のオファーがされたが、作品のトーンが気に入られず断られた[4]
  • 劇中でリチャード・ギアが乗るクルマは、メルセデス・ベンツ450SL。
  • 冒頭、オープンカーで走るシーンはマリブのパシフィックコーストハイウェイで撮影された。
  • リチャード・ギアとローレン・ハットンが出会う場面は、ビバリーヒルズホテルのポロラウンジで撮影された。
  • ゲイバーのシーンは、ラブレアアベニューにある本物のゲイバーで行われた。
  • 主題歌の「コール・ミー」(ブロンディ)は、公開の年に全米・全英ヒットNo.1を記録した。
  • 無修正の本編には、リチャード・ギアの男性器がそのまま映し出されている。
  • ファッションブランドDsquared2の2011年春夏ミラノ・コレクションは、この映画がコンセプトになっている。

評価

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Rotten Tomatoesによれば、33件の評論のうち高評価は73%にあたる24件で、平均点は10点満点中6.8点、批評家の一致した見解は「ポール・シュレイダーの冷静な演出とリチャード・ギアの控えめな演技はそれほど情熱を呼び起こすものではないが、『アメリカン・ジゴロ』はスタイリッシュな人物描写としては成功している。」となっている[5]Metacriticによれば、8件の評論のうち、高評価は3件、賛否混在は4件、低評価は1件で、平均点は100点満点中57点となっている[6]

出典

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  1. ^ a b American Gigolo” (英語). The Numbers. 2024年11月17日閲覧。
  2. ^ Jones, Chris (2002年12月27日). “Richard Gere: On guard” (英語). BBC News. http://news.bbc.co.uk/2/hi/in_depth/uk/2000/newsmakers/2591237.stm 201-01-25閲覧。 
  3. ^ Julie Christie Biography” (英語). Yahoo! Movies (2010年). 2010年1月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年1月26日閲覧。
  4. ^ Smurthwaite, N (1984) (英語). The Meryl Streep Story. Beaufort Books. ISBN 978-0-8253-0229-9 
  5. ^ "American Gigolo". Rotten Tomatoes (英語). 2024年11月17日閲覧
  6. ^ "American Gigolo" (英語). Metacritic. 2024年11月17日閲覧。

外部リンク

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