アフガニスタン=ウズベキスタン友好橋

アフガニスタンとウズベキスタンの国境にかかる橋

アフガニスタン=ウズベキスタン友好橋(アフガニスタン=ウズベキスタンゆうこうきょう、英語: Afghanistan–Uzbekistan Friendship Bridge)は、国境を接するウズベキスタンスルハンダリヤ州テルメズアフガニスタンバルフ州ハイーラターンの間を流れるアムダリヤ川に架かる鉄道道路併用橋である。この橋は1982年ソビエト連邦によって建設された。全長は約1km。

アフガニスタン=ウズベキスタン友好橋
アフガニスタン=ウズベキスタン友好橋
基本情報
ウズベキスタンの旗 ウズベキスタン
アフガニスタンの旗 アフガニスタン
所在地 テルメズ
ハイーラターン
交差物件 アムダリヤ川
建設 1982年
座標 北緯37度13分40秒 東経67度25分42秒 / 北緯37.22778度 東経67.42833度 / 37.22778; 67.42833
関連項目
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アフガニスタン=ウズベキスタン友好橋のアフガニスタン側に立つアフガン国境警察英語版の警備員

この鉄道道路併用橋はウズベキスタンとアフガニスタンの国境を結ぶ唯一の経路であり、西120kmの地点にはアフガニスタントルクメニスタンの国境がある。

1997年5月にはターリバーンマザーリ・シャリーフを支配域に置き、北アフガニスタンに居住するターリバーンの抵抗勢力をウズベキスタンへと追放しようとした際に友好橋が閉鎖されたが、2001年12月9日に運用が再開された[1]2010年1月にはウズベキスタンからアフガニスタンのマザーリ・シャリーフまで橋を通過する鉄道の敷設が開始され[2]2011年12月に完成した[3]

タリバン復権後の2021年8月頃から、トラックや列車が毎日のように行きかい、特にアフガニスタンへ向かう、豆、小麦粉、日用品などの輸送が活発になっている。アフガニスタンの深刻な食糧事情が背景にある。タリバン政権は輸送を円滑にするために、ビザ免除や横行していた賄賂の取り締まりを進めている。しかし、ウズベキスタン政府は物資の往来は活発化しても、人の往来は好ましくないと考えている。実際、2021年8月には、アフガニスタン人がアフガンから逃れようと橋までやってきたが、政府は過激派の流入を警戒して、橋を数日間閉鎖している。

なお、この橋は厳重に警備されていて、地元の人でも容易に近づくことはできない。

脚注

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  1. ^ Breakthrough in Afghan aid effort”. BBC News (2001年12月9日). 2012年12月16日閲覧。
  2. ^ “Construction of Afghan railway launched”. Railway Gazette International. (2010年1月27日). http://www.railwaygazette.com/news/single-view/view//construction-of-afghan-railway-launched.html 2012年12月16日閲覧。 
  3. ^ 浅霧勝浩 (2012年1月19日). “アフガニスタン,厳しい政治的困難に直面する鉄道網”. IPS JAPAN. 2012年12月16日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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