アパメー
アパメー(古代ギリシャ語: Ἀπάμα, ラテン文字転写: Apáma)は、セレウコス朝初代皇帝セレウコス1世の妻である。アパメー1世(Apame I)としても知られる[1]。
アパメー1世 Ἀπάμα Α' | |
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セレウコス朝シリアの王妃 | |
配偶者 | シリア王セレウコス1世 |
子女 |
アパメー アンティオコス1世 アカエウス |
父親 | スピタメネス |
生涯
編集アパメーは紀元前324年にスーサでセレウコス1世と結婚した。当時の文献によると、アパメーは、ソグディアナの豪族スピタメネスの娘であるとされる(アッリアノス, VII, 4, 6)[2][3]。
アパメーとセレウコス1世の間には、娘アパメーと、セレウコス朝を継いだアンティオコス1世とアカエウスの2人の息子をもうけた。アパメーの死後、セレウコス1世は、デメトリオス1世の娘ストラトニケと再婚し、娘のフィラが生まれた[4]。アパメア等のいくつかの町がアパメーの名前にちなんで名づけられた。
出典
編集- ^ Apame I
- ^ Magill, Frank N. et al. (1998), The Ancient World: Dictionary of World Biography, Volume 1, Pasadena, Chicago, London,: Fitzroy Dearborn Publishers, Salem Press, p. 1010, ISBN 0-89356-313-7.
- ^ Holt, Frank L. (1989), Alexander the Great and Bactria: the Formation of a Greek Frontier in Central Asia, Leiden, New York, Copenhagen, Cologne: E. J. Brill, pp 64–65 (see footnote #63 for a discussion on Spitamenes and Apama), ISBN 90-04-08612-9.
- ^ The chronicle of Johannes Malalas.