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    Summary

    もしもJimとWenが「正しくない時」に出会っていたとしたら。
    2020年、1月。Wenには同棲し始めたばかりの恋人がいた。Jimは、恋人と一緒に開いた食堂の経営がやっと軌道に乗ってきたところだった。ある満月の夜、彼らは出逢う。出逢ってしまう。道を外れたこととは知りつつも、抗い難い引力を感じふたりは一夜を共にする。そして互いに名前も明かさぬまま、夜明けの街で別れた。もう会うことはないだろう。ふたりはそれぞれの日常へと帰っていくーーー
    恋人と過ごす日常の中でWenは時折、彼のことを思い出す。街中で似た背恰好の男を見つけては目で追ってしまう。
    Jimは恋人の浮気を疑うようになる。しかし自分も決して完全に誠実なわけではなかった。そう思うたび、彼と過ごした満月の夜を鮮明に思い出し、胸の奥に罪悪感と背中合わせの、燻るような熱を感じる。

    Language:
    日本語
    Words:
    33,647
    Chapters:
    3/3
    Kudos:
    3
    Bookmarks:
    1
    Hits:
    41
  2. 03 Jun 2024

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