run for money 逃走中
run for money 逃走中(ラン フォー マネー とうそうちゅう)とは、フジテレビが製作した、エリア内を制限時間の間逃げ回る公益ギャンブルである。逃走中と略すのが一般的らしい。山田悠介の作品『リアル鬼ごっこ』のルールに基づいている。
概要[編集]
元々はお正月の手抜きな深夜番組として制作されたが(その際の舞台は渋谷UG)、後にニコニコ動画を中心に人気を博し、『クロノス』としてレギュラー化され、2007年10月17日には合体し、ゴールデンタイムの『ジャンプ!○○中』にて「逃走中」「密告中」「護衛中」のみ開催されていた。現在は単発形式で運が良ければやっている。しかもこの番組のCMはやっておらず見たくても全く見れないという状況の人は計り知れない。
早い話、大の大人が朝や夜などのあまり活動時間帯とは言えない時間帯に必死に逃げ回るゲームである。目的は「run for money」、読んで字の如くお金。皆さんお金が大好き。世の中お金が全てだもん。
大概の逃走成功はヤラセで番組終了後にネットが荒れる事があるが、EXILE枠は世間から甘やかされがちでヤラセ疑惑が炎上するケースが少ない。
ゲームの流れ[編集]
逃走者[編集]
毎回番組を盛り上げるのに欠かせない、芸能人やフジテレビアナウンサーたちだ。くじ引きやロシアンルーレット(本物)で選ばれた何名かがエリア内を暴走しながら賞金を狙う。
- スタート前から賞金の事で頭がいっぱいになっている者がほとんど。
- ゲームが始まるとさらにヒートアップして、5分に1回は賞金をチェックする。
- 黒スーツに捕まると身代わりに檻へぶち込まれるが、恐れを知らない彼らは意に返さず、ゲーム時間が終わると賞金を狩り尽くして、後には草木一本残らない。
- 時々欲の強い亜種もおり、公衆電話から本部を脅迫して賞金を持ち逃げする。
以上のように、賞金を狩るためなら多少のリスクなど眼中にない姿はまさに狩猟者であり、本来彼らこそハンターと呼ばれて然るべきなのだが、クレームを恐れたスタッフによって『逃走者』と呼ばれている。
ハンター[編集]
もう一つ忘れてはならない存在がある。メン・イン・ブラック黒スーツの男たちだ。
- ゲームが始まる前、数人の参加者が黒スーツを着せられて檻の中に閉じ込められている。この時、周囲の芸能人から冷ややかな目で挑発されたり、「しっ、見ちゃいけませんっ」という目で見られたりするので、大変屈辱的な時間帯である。
- 屈辱に耐えかねた者のうち数人が、檻のドアをぶち破って飛び出してくる。もちろん、檻には戻りたくないという思いゆえ、全力で檻から逃走する。
- 驚いた芸能人が蜘蛛の子を散らすように去っていくが、彼らを捕まえて身代わりにすれば自分は無罪放免になると勝手に思い込んでいるらしく、芸能人を見つけるとがむしゃらに捕まえに走る。
- 他の檻に入れられている黒スーツの者たちも、それを見て脱獄を決意する。そして折りよくドアを破る事ができれば晴れて自由の身になるため、一斉に飛び出そうとする。しかし、檻を開ける者が看守より怖いキョンシーなどの妖怪である事例は後を絶たず、彼らに捕まって二度と檻に戻るのはゴメンなので、やはり檻から全力で逃走するのである。
- 他にも大量の黒スーツが、トレーラーや護送車に載せられて輸送されていることも多いが、みなこの環境から逃げたくて仕方ないのである。ゲームには制限時間があり、出られなければそのまま終身刑となる。
このように、彼らは『ハンター』とは名ばかりの逃走者であり、過酷な環境から何人が逃走できるかをリアルタイムで映し出しているため、いつしか『逃走中』というタイトルになったのである。
ミッション・通達[編集]
ゲームの醍醐味でもある。 ハンター放出・賞金減額・エリア縮小など逃走者に不利になるものもあるが、逃走エリア拡大・逃走者復活・賞金単価アップなど有利になるものもある。 ハンター放出阻止・エリア拡大などのミッションではレバーを2人同時に下げるなど面倒臭い設定が施されている場合もある。
逃走中における伝説[編集]
まあお金のために逃げるわけなのだが、時には逃げるために手段を選ばないヤツが多数いる。そのせいでいくつもの伝説が誕生した。
たとえば
- 木に登って逃げ切った
- ヘリに向かって「命」のポーズをするという「命」知らずな行為をした
- 通報しようとした忍者を窒息させた
- 1歩も動かずに15分で自首した
- ハンターに自首しようとした(うち1人成功)
- ハンターに戦闘を仕掛けた(だが実際戦いを挑んだのはハンターの方である)
- 牢の鍵が開いているのを見て脱獄した
- 生贄を使いハンターから逃げた
- ハンターを気絶させ衣装を奪った
- ハンターがスタートした位置に行った
- ハンター02NNに抱き着いた。
- ゴミ箱に隠れて見つからないようにした。(結局確保された)
などあるのだが、ハンターのほうがよほど伝説を打ち立てていたりする。