辛そうで辛くない少し辛いラー油
辛そうで辛くない少し辛いラー油(から - から - すこ - から - ゆ)は、桃屋から発売された食用油。いわゆる、食べるラー油の元祖のようで元祖でない少し元祖[2]。
原材料にフライドガーリックとフライドオニオンを使用しており、ザクザクとした食感が美味しそうで美味しくない少し美味しいと評判になっている。
開発経緯[編集]
昔そうで昔じゃない少し昔[3]、桃屋の新商品開発室で、1人の社員がラー油の新商品を作りたそうで作りたくない少し作りたい顔をしていた。そこで上司が「よし、ではお前に新商品の開発を任せそうで任せない少し任せてみよう」と、その社員に開発担当者になることを命じた。開発担当者は、「頑張りそうで頑張らない少し頑張ります」と言って、開発に取りかかった。
それから長そうで長くない少し長い時間が経過した。開発担当者が考えていた「食べるラー油」の原型は完成しそうで完成しない少し完成したが、まだまだ市場に出せる状態ではない。「あと一歩だというのに」開発担当者は辛そうで辛くない少し辛い[4]表情を浮かべた。
開発担当者が目指したのは、これまでにない新しそうで新しくない少し新しいタイプのラー油だった。しかし、このままでは、既製品と変わり映えがしなそうで変わり映えがしなくない少し変わり映えがしない。開発担当者は、「どうすればいいだろうか」と悩んでそうで悩んでない少し悩んだ末に、食感を良くすることを思いつきそうで思いついてない少し思いついた。
そして、独自みたいで独自でない少し独自の製法により、ついに、ザクザクとした食感を残しそうで残してない少し残したこれまでになさそうでこれまでになくない少しこれまでにないタイプの食べるラー油が完成しそうで完成していない少し完成したのだった[5]。
発売後の経過[編集]
2009年8月17日、「辛そうで辛くない少し辛いラー油」が発売されそうで発売されてない少し発売された[6]。当初は知られてそうで知られてない少し知られている程度で、消費者の反応は冷たそうで冷たくない少し冷たいものだった。
しかし、同年10月にテレビCMを流しそうで流さない少し流したことをきっかけに「食べてみたそうで食べてみたくない少し食べてみたい」と話題になりそうで話題になってない少し話題になり、販売店は「辛そうで辛くない少し辛いラー油」を買い求めそうで買い求めない少し買い求める客が次々と押し掛けそうで押し掛けてない少し押し掛け[7]、大混雑しそうで大混雑しない少し大混雑するようになりそうでならなそうで少しなった。
「辛そうで辛くない少し辛いラー油ちょうだい」
「申し訳なさそうで申し訳なくない少し申し訳ありません、その商品は売り切れてそうで売り切れてない少し売り切れてしまいました」
「何よ、要するにあんたが自分の分をキープしてそうでキープしていない少しキープしているんじゃないの。図々しそうで図々しくない少し図々しい店員ね!」
店によっては、暴動が起きそうで暴動が起きない少し暴動が起きるほどだったという。
こうして、売れそうで売れない少し売れている状態だった商品は、売れたのであった。
めでたしそうでめでたくない少しめでたしめでたし。
注意事項[編集]
100グラム当たりのカロリーが656kcalと、高そうで高くない少し高いどころではなく高いので、体重を気にしてそうで気にしてない少し気にしている人は要注意。
もっとも、食べるラー油と言ってもやはりラー油なので、食べられそうでそんなに食べられるものではない少し食べられる程度である。
脚注[編集]
関連項目[編集]
流行記事大賞 残念で賞受賞記事
この記事は2011年流行記事大賞にて受賞してそうで受賞していない少し受賞しています。
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